2008年2月 5日

第59回さっぽろ雪祭り


今日から「さっぽろ雪祭り」が開催される。




昔から、札幌の原住民の間では「雪祭りを見に行くなら開催日の前日に行け」というのが鉄則となっている。


その理由は簡単で、まだ観光客が多くないから人混みが少ない...という理由もあるのだが、何よりも最大の理由は

「雪像が出来立てで綺麗だから」


その昔、雪祭りの興行収入で大きな割合を占めていたグッズに「絵葉書」がある。


その年の雪像の写真を撮ったものを10枚セットみたいにして売っていた。


そのためか否かは不明だが、今ならばともかく 一昔以上前では 開催日の前々日ぐらいに雪像を完成させ、それを写真に納めて開催初日までに大急ぎで絵葉書を作った...なんて逸話が実際にある。


それと、毎年恒例の様に開催期間中に一度は大雪に見舞われたり 今は禁止となったスパイクタイヤの粉塵などによって雪像が汚れたり、ここ数年は温暖化の影響で 開催期間中に大雪ならぬ 土砂降りの雨に見舞われる事もあるから、せっかくの雪像を愛でるなら開催初日の前日に行け...となる。


まぁ、そんな話はともかく...


ここしばらく 微熱が出て下がらず、千歳に写真を撮りに行くのを主治医である二代目開業医からドクター・ストップを通告され


「なんで、微熱が下がらないのかしらね?」


と言う嫁に


「そりゃ、オマエに俺が"お熱"だからさ」


と、言い慣れないオノロケをカマしたところ...


「何それ? 私に対して"微熱"なわけ?

 私に対して熱を上げるなら 軽く40度超えるぐらいの熱を出しなさいよ」


と、軽く一蹴されてしまい 家で、いじけた生活を過ごす私だったのだが...


たまには ちょっとだけ気晴らしに 次女を伴って散歩代わりに雪像を撮りに出かけてきた。

(筆者注:この記事は開催日の前日である2月4日に書いてます)


雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り

雪祭り


こんな感じの市民参加の雪像が建ち並ぶ中、札幌オリンピック以降、国際色が豊かな祭りになった事もあって...、


雪祭り

雪祭り

雪祭り

こんな施設も並んでいる。


メインとなる大雪像は

【大通4丁目】


雪祭り

雪祭り

さすが自衛隊の作だけあって


雪祭り

中央の「自由の女神」が素晴らしい。^^




雪祭り

雪祭り


【大通5丁目】


雪祭り

【大通7丁目】


雪祭り


【大通8丁目】


雪祭り

雪祭り

さすが自衛隊の作だけあって


雪祭り

細工が細かい。^^




さて...、私が最後に雪祭りを見に行ったのは 当時、小学校の6年生だった娘達が「雪祭り」をテーマに絵を描かなきゃならない...という事で、一緒に行った時で、それ以降の10年以上、まともに雪祭りを見に行った事が無い。


で、久しぶりに雪祭りの大通会場を見て歩いたが 心なしか、私の知っている頃に比べて雪像の規模や祭りの雰囲気がセコくなった感がしてならない。


それは札幌市の財政悪化や 街の景気云々...というのが大きな理由なのではあろうけど、最大の要因は 雪祭りに協力する自衛隊の関わり方の問題だ。


かつて市民団体のひとつとして 自衛隊員達が市民や街との融和としてボランティア参加し、その組織力や自衛隊風に言えば「冬季野戦築城訓練」という名目で 演習場で雪原の中に塹壕を掘る事を思えば 大規模な雪像を制作して雪祭りが盛り上がり、市民に喜んでもらえるなら...という思いが いつしか、大雪像の制作や大通りへの雪運びなど その殆どを自衛隊に依存しながらも 労働組合や革新団体、それに自衛隊嫌いのマスコミなどから日陰扱いをしてきた事実がある。


で、2001年 自衛隊のイラク派遣に各地の自治体が反対決議を繰り広げる中、札幌市長の上田は イラク派遣反対にかこつけて自分の自衛隊嫌いを前面に押し出す発言を繰り広げ、自衛隊幹部の出席する交流会をボイコットし、「市民参加の雪祭りという あるべき姿に戻す」として自衛隊の雪祭り参加を断る旨の発言まで飛び出した。


表向きは それが理由とされず、テロ特措法の成立による海外派遣や 当該部隊である11師団が将来的に部隊規模を旅団へと縮小される事など 人員の確保が大きな理由として子供達の遊び場であった真駒内会場は廃止となり、自衛隊が協力して大通りで制作される大雪像の数や規模も減った。


市長の上田が何を考えての発言だったかは想像の域を出ないが 自衛官の息子として生まれ育った私には この時の上田の発言は「自衛官(及び、その家族や関係者)は札幌市民じゃ無ぇ」と言われたに等しいと受け止めている。


が、そんなのはあくまでもキッカケにすぎず、それよりももっと前から 一生懸命に雪像を作っている自衛隊に対して 多くの札幌市民が「当たり前」みたいにふんぞり返る雰囲気が 私などは気に入らず、感謝までしろとは言わないが「ありがとう」ぐらい言え...なんて子供心に思っていたから、上田が起こした騒動時は 珍しく、強気で不快感を示した陸上自衛隊北部方面総監部の幹部自衛官達に 大いにエールを送ったものだ。


元々、あくまでも私の知る範囲で言えば 札幌育ちの人々で 雪祭りを見物に出かける...という人はけっして多くない。


札幌オリンピック以降、いつのまにか「雪祭り」は観光客目当てのイベントでしか無く、市民のお祭り...という雰囲気は薄く 札幌市民の多くが今朝の新聞やニュースで


「あ? 雪祭り、今日からなのか...」


なんて他人事の様に言ってる始末なのだ。


でね、今回 大通りを歩いて そんな感が益々、強まったのは...


雪祭り

この上の写真は 大通公園内にある「開拓記念碑」


北海道には「開拓記念碑」という名目の石碑はいろんなところにあるから ある意味、目新しいモノでは無いのだが、雪祭りの大通会場で、しかも運営本部の横にある石碑が とりあえずの雪除け場として雪に埋もれ 看板や除雪ダンプの置き場と化している。


   先人に対しての記念碑に こんな真似をして 何が市民の祭りなんだろうね?




さて...


カメラを持って出かけたついでと言ってはナンだが、北海道出身で 現在、道外で暮らしている諸氏から このブログの記事の中に 時々、懐かしい北海道の匂いを感じる...というメールやコメントを頂戴しているので その御愛顧に感謝して いくつかの写真をプレゼントしようと思う。


雪祭り

まず、上の画は1月26日の大雪後、とある札幌市内の路地風景


雪祭り

上の画は かつての「北海道拓殖銀行」の本店があった場所。


雪祭り

上の画は大通公園から札幌駅に向かって写したもの


今更ながら、大通りから札幌駅までの新地下街を建設している。


雪祭り

上の画は 題して「札幌が都会の様に見える角度」


撮影場所は南21条橋の豊平区側 真駒内方面に少しよったところにある雪捨て場


そして、

雪祭り

上の画は 同じ場所から見た「藻岩山」


以上、道産子諸君の健闘を祈る。


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