2007年12月27日

撮影の思い出 with オリオン座


早いモノで 1眼レフのデジカメにハマりだして3ヶ月、千歳空港に写真を撮りに出かける様になって1ヶ月以上になる。




思えば、この3ヶ月の間に色々あった。


ずいぶんと昔、そう15年前ぐらいに 一度、写真にハマりCanonのカメラとレンズを数本買った時期がある。


その頃はフィルム全盛で 今のデジカメみたいに写したその場で出来上がりを確認する事など出来ず、撮ってきたフィルムを写真屋に持って行き、現像が上がるのを待つ... 今思えば フィルム代や現像代がバカにならず、現像が上がるまでに結構時間がかかり それを待つのがまた億劫で...


出来上がる画と写した時の私のイメージを近づける為に 一枚写真を撮ってはデータをこまめにメモして 現像された写真を見ながら露出やシャッタースピードのバランスを頭の中で調整し、次に撮影する時にはそれを参考に調整して...


そんな繰り返しを最初は楽しんでいたのだが、仕事が忙しくなったり、他の事に夢中になっているウチに基本データを忘れてしまい...


「もう全自動モードでいいや」


なんていい加減になっているうちに カメラへのハマりは忘れてしまってた。^^;


今回、1眼レフのデジカメを買ったのは 松崎の旅の思い出を綺麗に残したかったからなのだが、旅先で いろんなモノを写しているうちに どんどん楽しくなって今に至るわけだが、振り返ってみると 自分の撮った写真の記事も 気づけば随分、たまったなぁ...^^;

Photoアルバム・カテゴリ-




さて...


そんな僅かな期間とはいえ、いろんな場所でカメラを構えて撮影している時に遭遇した出来事を二つ記しておこうと思う。


(1)『札幌の夜景』にて


札幌の街を見下ろせる藻岩山の山頂に行き、展望台に三脚とカメラをセットして 私は日が暮れるの待っていた。


その日は秋晴れで天気は良かったのだが、いわゆる放射冷却現象でとても肌寒く日が沈むしたがって少しづつ風が強く吹き始め 一層、寒さが増していたのだが、何故か 展望台には人が一杯。


「やけに人が多いなぁ...」


と、思って眺めていたら これ、台湾からの団体観光客で 大型のバス四台に分乗した団体だった。


近年、台湾や中国、韓国、それにオーストラリアで北海道観光が流行しているそうで 年々、これらの国からの団体観光が増えているのは聞いていたが、目の当たりにするのは初めてだった。


で、この日は台湾からの団体と遭遇したわけだが、ハッキリ言って この時の連中は非常にマナーの悪い集団で 例えば、展望台の売店ではお土産のお菓子を売る際に 味見用のお菓子を小さく切り分けたのを皿に入れて置いてあるのだが 彼らはそれを見つけると 早い者勝ちで一人か二人で その皿のお菓子を全て食べてしまい(もちろん、そのお菓子は買わない)

後から来た他の同じ台湾観光客は 売店の店員さんに「味見用のが無い」と頼むではなく「怒る」のである。

で、店員が 味見用に開けておいた箱から新しいのを出すと また、それを皆で分けるのでは無く、店員が小分けしようとするのを横からさらって一人で食べてしまう。^^;

結局、その繰り返しの挙げ句 誰もお菓子を買っていかず、酷いのになると 食べかけの味見用のお菓子を その場(通路)に落とし、捨てていく。


「ひでぇ連中だな^^;」


と、店員に私が言うと 店員は苦笑い状態で


「台湾のお客さんは いつもこうなんです。

 来ると判ってれば、味見の皿を片付けておくんですけどね 今日はイキナリだから」


で、日が暮れて 夜景を撮影するのに良い具合となり 私は三脚にセットしたカメラの調整を始めたところ 背後からポンポンと私の肩を叩く人がいる。


なんだろう?と思って振り返ると 若いカップルが中国語で何やら私に話しかける。


津軽弁や博多弁ならヒヤリング出来るけど、中国語は聞いただけで虫酸が走る三国人嫌いの私である。


「日本語か せめて、英語じゃないと何言ってるか判らんぞ」


と、日本語で応えると 彼らにそれが通じたのか、今度は英語で


「ハネムーンの記念なので 私達を写して下さい」


と言う。


いくら三国人嫌いの私と言えども鬼じゃ無い。


それぐらいの交際親善なら 気持ちよくしてやろうと思ったのだが、よく見ると彼らはカメラを持っていない。


「写してあげるから カメラを貸して」


と、私が言うと カップルは怪訝な顔で


「オマエは写真屋だろ その、オマエのカメラで写してくれよ」


と言う。


苦笑いの私は


「俺は写真屋じゃない。

 このカメラは これから夜景を写すの」


すると、カップルの男の方が 中国語で何やら言い捨て、ムッとした顔を露わに彼女の手を引いて立ち去り際 私の三脚を蹴飛ばしたので 彼のジャケットの襟を後ろから掴んで引き寄せ


「調子にのんなよ小僧」


と、笑顔で言ってあげたら 日本人の添乗員が走ってきて慌てて間に入る。


カップルがキー・キーと中国語で甲高く喚くのを別の添乗員がなだめる横で 日本人の添乗員に事情を説明し、


「気に入らないんなら これから殴り合いでも良いし、とことんヤリ合うか?」


と言うと、添乗員は


「すいません、あの人達は台湾の人達なんで 日本とはマナーが違うんです。

 すぐ、よそに連れて行きますから どうか気を悪くなさらず...」


と、困りきっている。


「アンタも大変だな が、別に怪我したわけじゃないから 俺の方はこれで良いよ」


...ってな感じで その場は収まったのだが、後日 商工会議所のちょっとした会合で聞いた所に寄ると 土産物店やホテルでは「マナーが違う」という理由で 相当、いろんなトラブルに見舞われており、営業的なメリットは大きくないそうだ。


にも関わらず、北海道庁では

「今後も海外からの観光客の増加を見込まれ 道民への経済効果の付与を...」

なんて 呑気に喜んでいるそうだ。^^;




(2)千歳空港にて


千歳空港に通って写真を撮っていると いろんな人に出会った。


ほぼ1ヶ月、眺めて判った事は


  ・ただ、飛行機を眺めるのが好きな人

  ・ただ、飛行機の写真を撮るのが好きな人

  ・目的をもって 飛行機の写真を撮っている人


大きく分けると 上記3パターンに分けられる。


で、「・ただ、飛行機を眺めるのが好きな人」には 文字通り、一人でボーッと飛行機が離着陸するのを眺めている人の他に 受信機から航空無線を聞きながら離着陸を眺めるのが好きな人もいるし、休日の午後などは 父親が子供を車に乗せて連れてきて 子供と一緒に眺めている人もいるし、平日の夜は アベックで車に乗りながら離着陸を眺めている...という人達もいる。


で、「・ただ、飛行機の写真を撮るのが好きな人」は その延長線とも言えるわけで 多くは飛行機にカメラを向けて パシャパシャと撮りまくっているが、そのての人達は日暮れ前には帰宅してしまい 夕刻から夜には殆どいない。


で、「・目的をもって 飛行機の写真を撮っている人」は 各々、「俺はこんな写真が撮りたいんだ」という目的をハッキリ持っている人達


その多くは ただ、飛行機を写すだけでは無く、背景に月が入ってなきゃ...とか、四季と旅客機...なんてテーマで飛行機を含んだ風景写真を撮りたい人なのだが...


そういう人の多くは空港や航空会社やマニア雑誌が主宰するフォトコンテストに応募し、なんらかの賞を取るのが夢...って人が少なく無い。


が、例えば、ある人は「いろんな塗装や機種の写真を撮って集めたい」というコレクター的要素の強い人で 俗に「テクラン」と呼ばれる長距離飛行の途中に休憩と給油の為に千歳に降りてきた定期便以外の機体の撮影を趣味にしている人もいれば、別のある人は「国内線の旅客機を 必ず真横から機体を写す人」というのがいて その理由は「機体番号」をコンプリートしたいから...なんて人もいる。^^


俗に「類は友を呼ぶ」という言葉があるが、この「・目的をもって 飛行機の写真を撮っている人」というのは ある意味「マニア」であり、マニア共通の同好意識が働き いつしか会話が弾み、友となるケースが多い。


で、そういう人達を眺めていて興味深いのは 横で写真を撮っている人を初めて見た時に 瞬間的に横の人がどんなカメラとレンズを使用しているかを見極め その位置からの画角や雰囲気から相手の技量を測る傾向が強い。


自分と同等、もしくは自分より上と見測れば丁寧口調で


「今日は風が強いから参りますねぇ...」


なんて天気ネタで会話を振るが、自分より技量が下と見測れば 早速、斜め上から下口調で


「オタク、ここ初めて? あまり見た事無いよね?」


なんて具合に話しかける。^^;


私は御存じの通り、偏屈者でへそ曲がりだから 独りで自分だけの世界に浸かりきりたいので、相手がどんなに良い人でも そう言う場ではほっといて欲しいと願う。


けど、そんな洗礼を何度か浴びた。^^


まぁ、私の場合は「見るからに初心者」だから 殆どの場合、


「今日は風が強いから参りますねぇ...」


だったのだが、それに対して私は


「え? そうなんですか? ここ慣れてないんでそれすらも判らない新参者なんですよ」


なんて応えていたのだが、この様に話しかけてくる人の多くは「人懐こい人」が多く、放っておくと どんどん話しかけてくるし、それに対して応えれば応える程 ますます話しかけてくる。


離着陸の合間の空白時間で タバコを吸ってる時ならいくらでも応じてあげるのだが、


「お? そろそろ狙いの位置に機体がくる...」


なんて時に


「あれ? アンタ、ジャンボ狙いだったんかい」


と、どうでも良い事を言われると


「ほっとけ、ボケ」


と、心の中で悪態をつく事もしばしばだ。^^;


が、どうせ二度と会う事の無い人だと思うと 心良い人には こちらも心良い人でありたいと思う私もおり、撮影ポイントの情報交換をしたり、

「夕べ、@@@航空なんてヨーロッパのレアな機体が降りてきてさぁ...」

なんて会話を交わしたりもする。


で、さすがに1ヶ月近く通うと お馴染みさんみたいな感じの人とは2度、3度と出会う事が重なる様になり


「あれ? また来てるんだ 頑張るね」


なんて会話になる。


まぁ、それだけなら別に どうでも良い話だし、ある意味、よくある話だとは思うが...


出会いが2度目、3度目となってくると 中には


「この調子なら きっとまた会うでしょうから、何かの御縁って事で...」


なんて言いながら、自分の名刺を私に差し出す人がおり


「あ、私 名刺なんか持ってきてないんですけど...」


なんて言いながら ありがたく差し出された名刺を頂戴すると


「その名刺の下に URL刷り込んでありますけど、それ 私のホームページなんですわ

 お暇な時にでも覗いて 良ければBBSに気軽に書き込みなんかして下さいよ」


と言うのを聞いて 私は背筋に冷たいモノが流れた。


そうなんだよなぁ...


このてのマニア達は 自分の写真の発表の場としてサイトやブログをやってるんだよね... すっかり、忘れてた。^^;


「そんな人達に 私も実はブログやってるんですよ...」


なんて言って このブログのURLを教える勇気が 私には無い。^^;


もちろん、自分の名刺に"ブタネコのトラウマ http://buta-neko.net/blog/ 見てね♪"なんて刷り込む度胸など全く無い。^^;


思わず、


「あ~、私 パソコンなんかよく判らないから使ってないんですよねぇ」


なんて口から出任せを言い、言っちゃった後で


( 1眼レフのデジカメ弄っててPC使ってないなんて嘘丸出しだよなぁ... )


と、直ぐに気づいても後の祭り。^^;


やっぱり、他人とは あまり仲良くしないでおこう...と思い今日に至る。^^;


さて、最後に...


その日の撮影に満足して そろそろ帰ろうかな...と思って、とりあえず煙草に火を付け周囲を眺め回したら 雲ひとつ無い夜空に満天の星


唯一、直ぐに判別出来るオリオン座がクッキリしていたので 星座撮影に挑戦してみようと思った。


で、私の持っている機材では 三脚を使って、長時間シャッターを開放して撮影しないと思った写真が撮影出来ない。


なので、セッティングして シャッターは15秒開放状態で写したのが下の写真


オリオン座

写真の左下に写っているオレンジの直線と白の点線は 運が良いのか悪いのか、シャッター開放15秒の間に ファインダー内に離陸したジャンボが写り込んだせいである。


これも御愛敬かとお許し願いたい。^^


コメントする

『Photoアルバム』関連の記事