2007年10月 1日

2007年秋の旅(松崎編その1)


最終便で東京に着いた私は 札幌から千歳に向かうタクシーの中から携帯電話で予約を入れておいた馴染みのホテルに宿泊した。



と、述べると


「なんて贅沢な奴なんだ」


と、思われる方も多いだろうから 説得力の乏しい言い訳を述べておくと…


試しにネットの乗り換え案内のをサポートしてくれるソフトで 出発地:札幌 到着地:伊豆急下田 で、検索してみるといい。


現在、千歳から羽田への全日空の1番機は7時半


それに乗るためには 車で千歳に向かうのなら我が家を6時前に出なければならず、JR利用で千歳に向かうのなら5時に出なければならない。


で、その便で羽田に着き 乗り換えがスムーズに行けば東京駅を10時丁度に出る「踊り子107号」に乗る事ができ、それだと伊豆急下田駅に1時少し前に到着する。


つまり、朝一番ではなく 最終便で前日に東京に入れば 同じ「踊り子107号」に乗るためには場所にもよるけど、ホテルで9時過ぎまでまったりできる。


つまり、この朝の4時間が貴重なのだ。


ま、医者の見解にもよるのだが、心臓が壊れた人間は 無理して起きる…というのが身体に一番負担がかかるようで、だらだらと療養生活を過ごしている私の場合 何かの事情で起こされた日と、自然に目が覚めて起きた日とでは 明らかに体調が違う。


実際には6時過ぎには目覚めてたので とっとと支度を調えてもっと早い「踊り子」に乗ったわけで…


下田に着いてみたら… というか、東京を出た時点で天候はずっと曇天で小雨


しかも、前夜の札幌の方が暖かいんじゃないの?って思うほど寒い。^^;


下田でレンタカーを借り、一路 松崎へと向かうと30分もかからずに到着したわけで 途中、松崎高校の近辺に沢山の路駐車両を発見し学校祭が既に始まり開放されているのが伺えたので 車を置き、歩いて学校へと向かったわけだが…


今回、松崎の町中を歩いて感じた事をまとめておくと…


まず感じた事は 町中に漂う香り。


例えば、私は日本全国 いろんなところを巡り歩いたが、どんな所でも「漁港」の町を歩くと「漁港」独特で共通の匂いを感じるのだが、松崎では その匂いが希薄で それよりもある種の香りの方が強い


伊藤園など海岸沿いの旅館やホテルがかたまった地区だと 温泉の硫黄の匂いが時々漂い、防波堤など海に面した付近を歩くと磯の香りがほのかに漂う


けど、商店街を抜けて松崎高校のある内陸の方へと歩を進めていくと なんと言えば良いかなぁ… そう、高級な線香の香りに似ている香り そんな香りが鼻腔をくすぐるのだ。


これって、考えてみると 街中の漂う香りがリラクゼーションを誘う効果を発揮しているというか、それも松崎が聖地として癒された気持ちになれる理由の一つなんじゃないか?という事だ。


まず、嗅覚という目に見えない部分から 松崎効果を浴び、商店街を抜けて松崎高校へと歩を進めていくと「セカチュー症候群」を患っているヲタには 何度も繰り返して観たDVDで背景に見慣れた建物や橋や小道が次々と視覚を襲い始め その結果、幻聴が聞こえ始める。


防波堤に行けば 鳶のピーヒョロロという鳴き声が聞こえ(これは幻聴ではない^^;) それがキッカケとなって「松本君」と呼びかける亜紀の声、橋を渡れば「あれ? 大木君じゃない?」という亜紀の声…


今回は シチュエーション的に小雨の中をビニール傘をさして高校の側の水田を横切る道を歩いていたら シーンの場所では無いのを知っているけど、雰囲気がとても似ていた事もあるのだろう


第1話

いつしかこんなシーンでの亜紀の台詞が聞こえてくるわけで 気づけば道の真ん中でボケーッと立ち止まってしまう自分に気づく。


これじゃぁ、癒しなんだか 病状をさらに悪化させにきてるんだか判ったモンじゃないけれど、それが私にとっては とても心地良いものである事に違いは無い。^^;


松崎

校門をくぐり、校内に入ると そこは学校祭真っ盛りの世界^^


学校とは何の縁もない私が 学校祭というドサクサに紛れて その校内を歩かせてもらった事に関して、関係者の方々には深くお詫びと感謝を申し上げたい。


そして、どうしても併せて明記しておきたい事は 校内で擦れ違う生徒の多くが


「こんにちは」


と、明るく元気な大声をかけてくれた事。


これは とても素晴らしい。


たった一言の挨拶で こんな清々しい気持ちにさせてもらえる… それを思い出したのは 実に久しぶりの事だった。


                                                       (続く)

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