2007年10月 1日

2007年秋の旅(松崎編その2)


「松崎よ 私は還ってきた!!!」



機動戦士ガンダム・シリーズの「0083 スターダスト・メモリー」に登場するアナベル・ガトーが戦友達の眠るソロモン宙域に戻った時の如く 思わず私は心の中で叫んでいた。^^

(注:私はガトーよりデラーズのファンです)


松崎は そんな私を小雨交じりに冷たく迎え入れてくれた(ToT)

(ホント、寒かった^^;)


学校祭を見終えた私は まず、その日の宿泊先であるホテルへと向かう…


と、述べると このブログをずっと以前から呼んで下さっている方々なら「あれ?」と思われるであろうから 少し説明しておくと


私は 松崎に家を所有している。


生意気覚悟で言えば「別荘」としてだ。


それを購入する際、軒続きの家を 私の友であり、主治医である「二代目開業医」に購入を持ちかけたところ 一つ返事で「買う」というので全体の購入費用を誤魔化し、彼の負担額を大きくして購入した。


というのは 理由がいくつかある。


一つには 買ったはいいけれど、私も二代目開業医も 札幌が本拠地であり、松崎の家を使用するのは年間に数日しかない。


ゆえに、二代目開業医の病院に勤める看護師や技師、事務職達の福利厚生施設 同時に私の会社の社員達の福利厚生施設としても使用し、さらには 二代目開業医の病院に通う札幌の金持ち連中に対して「2・3日療養してきたら?」と貸して 使用料をボッたくり、その松崎の家の維持経費に充てる事にしたのだ。




家を購入して以降、このシステムはとても上手く作用し 実は黒字収支になっている。


だが、今回 このシステムの大きな欠点が露呈した。


それは 今回の私のように ふと、気が向いて松崎に来ちゃった場合 タイミングを間違えると その家は誰かが既に使用していて持ち主本人が使用できない…という事だ。^^;


二代目開業医に対して


「てめぇ どうなってんだよ?

 俺が俺の家に寝れない…って どういうことよ?」


と、やんわりと抗議したのだが


「仕方無いだろ、今 使っているじいさん そこ気に入っちゃってて

 ”ここで死ぬのも良いかも”

 とか、言っちゃってるんだもん」


「どこの馬鹿野郎だ? そいつは」


「XX建設の社長の奥さんの親父さん」


「あの金持ちの?」


「そう」


「だったら、もう一軒買えるぐらいボッとけよ使用料」


と、まぁ、そんな関係もあって 今回はホテルを予約したわけだ。




松崎

ホテルにチェックインをして部屋に入ると その部屋からは松崎港が見渡せる。


一服しながら そんな港、特に 


松崎

あの防波堤を眺めていたら…


その日が学校祭だと知ってか知らずか おそらくは休日を利用してやってきたのであろう「セカチュー・ヲタ」と思える人が 次々と防波堤に現れる。


なぜ、「セカチュー・ヲタ」と私が決めつけるか そこにはいくつかの典型的な特徴があるからだ。


1.第5話でサクが夢島で倒れた亜紀をおんぶして走った岸壁のあたりに車を止める。

2.車から降りたら その場で防波堤、海、旧:松崎プリンス(現:松崎伊藤園ホテル)…
  という風に時計回りで ぐるっと360度周囲をゆっくり見回す。

3.そして再び あの防波堤の先端部分を ややしばらく眺める(かなりの確率で涙ぐむ)

4.ようやく意を決したように 防波堤の上に上がる。


松崎

5.防波堤に上がると目に入る あの紅い灯台に目を奪われる。

6.しばし灯台を眺めた後、また ぐるっと周囲360度を見回して我にかえる。


松崎

7.やがて、一歩一歩、踏みしめる感触を味わうかのように ゆっくりと先端部に向かうが
  先端部の4・5m手前で 一度立ち止まり、先端部横のテトラポッド付近を呆けた様に見つめる。

8.防波堤の先端にようやく辿り着くと やはり呆けた様に海を長い時間見つめてしまう。

  (中には iPOD、ウォークマン等で DVD-BOX特典テープやサントラCDの音源を聞き入る猛者もいる)

9.上空を舞うトンビのピーヒョロロという鳴き声にトドメを刺されて涙ぐむ


という様な上記1~9の行動を 殆どの者が順番通りに行う様が見てとれるからだ。


尚、この1~9という行為を私は責めたり馬鹿にしているのではない。


だって、これは私が初めて松崎の あの防波堤に来た時に行った行動であり、私の場合「涙ぐむ」ではなく、滂沱の涙を流したもんね。


だから、ホテルの窓から そんなセカチュー症候群患者を見ると、その人達の気持ちが痛いほど判るわけで 無意識のうちにウンウンと頷く私なのだ。


でね、そんな風景を見ていて どうでも良い話だけど、先日テレビで観た「HERO SP版」で 滝田が犯行を犯した動機


HERO SP

「あの海に タバコを捨てたんです」


というのが とても説得力のあるものだという事を実感した。


というのは、あの防波堤の上で 単なる観光客風のバカップルの男の方が ポイと吸っていたタバコを投げ捨てるのを見た瞬間、私は愛煙家を自称するヘビースモーカーであるけれども、本当に その大馬鹿野郎に殺意を抱いたからだ。


HERO SP

「あれは 許せなかった…」


泣きながら述懐する滝田の姿が脳裏に浮かび もし、新しい陪審制度で私が陪審員だったなら、私は断固として無罪を主張すると確信した瞬間でもあったからだ。




ま、そんな話しはさておき…


防波堤に参拝(?)する「セカチュー症候群」達を見ていて ふと、私は そろそろ南東北のアホに電話をしようかな…と、思った。


実は、南東北のアホは この時点まで私が松崎に来ている事を知らない。


そう、孫子の兵法じゃないけれど 機先を制した方が戦いは有利になる。


だから、教えて無かったのだ。


私は携帯をとり、南東北のアホに電話をした。


「プルルル、プルルル、プルルル…」


普段ならツー・コールで電話に出る男が スリー・コールどころか、フォー・コールでも出ない


私も意地になって そのまま呼び続けたら、ずいぶん経って ようやく電話に出た南東北のアホだったが…


「ごめんね、今 学校祭に来てて 校庭の あのサクと谷田部先生が並んで腰を下ろした
 
 とこにいるのよ だから、後でかけ直すから、切るね」


南東北のアホは松崎高校の学校祭の中で 独りで別のお祭り状態になっており、そんなヤツの耳には、他人の言葉を聞く回路がショートしていたらしい。 orz


私の話など聞こうとせず、一方的に それだけ言って電話を切りやがった orz


逆に機先を制せられ 耳の奥に「ツーツーツー」という電話が切れた後の音がこだましながら 私はプルプルと怒りに震えながら携帯を握り潰しそうになっていた。


                                   (続く)

コメントする

『旅行記』関連の記事