2006年7月 8日

ぶらり関西の旅


そもそも、何故 旅立ったかと言えば…



このブログの過去記事を読まれた方なら一目瞭然なのだが、基本的に私は 旅好き人間なのだ。


にも関わらず、ここ数年 札幌に引きこもり過ごしたのは 持病の心の あ、もとい 心臓の調子の悪化と とりあえず、贅沢しなけりゃなんとかなるぐらいに稼いだし、ぶらぶらしてる今でも 定期的に安定した固定収入を得られる目処もついたし…


社会人になって間もない頃から 密かに、そんな いくつかの状態を なんとか満たして 40歳過ぎぐらいからは まったりと別の生き方をしたいと夢を描き それを目標にしていたから だから、その結果が今なのだ。


で、故郷である札幌で 予定通り、まったりとしていたわけで 機会をみつけてはチョコチョコと旅に…と思っていたところが 気が緩んだのか ドカンと心臓までもが まったりとしてしまったため 旅行どころでは無くなったのだ (ToT)


ま、そんな経緯の中 TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」に出会い 松崎という地を知り、それが実は 横溝正史のドラマをTV化した際の何作かのロケ地だったのを知り、他にも「つぐみ」や「エデンの夏」や…


現在は名目上、経営者の肩書きで 固定収入をタカっている会社の部下どもに つい、なにげに


「松崎に 手頃な物件が無いもんかな?」


と、調べさせたら もう、待ってましたと言わんばかりの物件が とある銀行の不良債権で塩漬けになってたのを発見した。^^

(ホント、笑っちゃうぐらい 条件を満たしてた)


実は ウチの会社は そんなのを整理するのが得意な連中がおり、その結果、久しぶりに 大人的衝動買いの様に買ってしまった今日この頃


購入後、東京に長期滞在して仕事をしていた「一級建築士の資格を持つ詐欺師」と呼んでいる友に 物件のリフォーム等を任せ その作業の目処がついた報告も受けていたのだが、いかんせん 


「じゃぁ、早速 見に行くか」


と言える 心臓の状態ではなく、悶々としてたところに 南東北のアホが「松崎でアジサイ見てきたお」等と能天気な事を言う。


「このクソバカ野郎… いいなぁ…」


本当に羨ましかった。




そんな時である。


主治医である「二代目開業医」が


「おう、松崎行くぞ オマエも付き合え」


と言う。


彼にも 彼が そう言うだけの理由があるが、その理由は彼により「書くな」と言われているので書かないが、彼としては 自分の理由として旅に出たいのではなく、あくまでも「ブタネコの付き添いとして 仕方なく…」という大義名分的口実が欲しかったのに過ぎない^^;


が、まぁ そんな事は どうでもいい。


私も 旅に出たかったんだもん。


なので、さも「登別まで 二代目と一緒に温泉に入りに行ってくる」ってな感じで嫁に言い とっとと旅立ったのだ。^^




久しぶりの旅は実に良い。


しかも、念願の「松崎」だけに ホント良い。^^


けど、「一級建築士の資格を持つ詐欺師」は やっぱ「詐欺師」だった。(ToT)


ちゃんと、それも絶対に しっかりやっとけと言っておいた筈の「ネット回線」が無い。(ToT)


でもね、久しぶりに ネットから離れた原始的生活も まぁ、それはそれで面白かったが…


病院を実弟や優秀なスタッフに任せ放しにして 私と共に まったりしている「二代目」と 東京での仕事が殆ど終了した、「一級建築士の資格を持つ詐欺師」と3人で釣りをしたり 庭でサザエや肉を焼いて食べたり…


人間って 人生の中で 何度かは 一時的にまったりと過ごす時間を持つべきだなぁ…


と、あらためて思った。


まぁ、こういうと


「そんな余裕なんか無ぇ」


と、怒る人もいるだろうけど どうか、ちょっとだけ冷静に受け止めていただきたい。


「余裕が無い」


と、あくせくしている時点で 文字通り、ゆとりが無くなっているのに気づいたほうがいい。


その「ゆとり」とは「金銭的なゆとり」では無い。


「心のゆとり」まで 無くしてるぞ


そう、警告したいのだ。


「心のゆとり」を失ってしまうと ただただ、疲れるだけで それが原因で いろんな事が悪くなるばかりで 良い方向には殆ど向かない


だから、ちょっと一服して 心のゆとりを回復した方が良いよ… そう申し上げたいのです私は。




さて、そんなわけで 松崎でまったり過ごしながら ホントに久しぶりに「二代目開業医」と学生の頃からの昔話に花を咲かせていたところ…


『喫茶「職安」の話』として書き記した記事の中の 「口入屋のS」さんの話の中で記した


「愛知県 某所に寄付した公園の一角にある桜の古木のもとにS氏の遺灰を撒いた」


その公園や桜が 現在、どうなってるかが気になりはじめ…


「どうせ ここまで来たんだから 見に行くか?」


という話になり、3人で そこに行ってみた。




季節は もう桜の時期では無いけれど 行ってみると 記憶以上に堂々とした立派な桜になっていた。


札幌の「気の弱い弁護士」に事前に電話して 宅配で送ってもらった Sさんが好きだった北の地酒「北の誉」を 桜の根元に撒き やはり愛飲していた缶ピースを線香代わりに供え…


ふと見ると たまたま 犬の散歩に訪れた… そんな近所の老人がいたので


「この桜 時期には見事に咲きましたか?」


そう聞いてみたら


「この桜は もう、この辺じゃ名物でね そりゃ、もう見事に咲くんだわ」


と応えが返ってきた。


「Sさん 相変わらず 意気盛んなんだな…」


誰ともなしに そう言うと ちょっとだけ泣けた。


「今度は その桜を見に また、会いに来るよ」


桜に そう言って その場を離れた私達だった。




で、そのまま名古屋駅に行き 本当なら松崎に戻るはずだったのだが…


「ここまで来たら 大阪行って 本場の”たこ焼き”と”お好み”食いたいな」


誰ともなしに そんな話になり…


それが その後、延々と続く ぶらり関西以西の旅となる。


                                    続く (たぶん)



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