2015年3月22日

森高千里の日


WOWOWの企画で「森高千里の日」として4本の番組が放送されたのを観た。





森高千里の日




1本目『森高千里 Music Video Collection』

森高千里の日


森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日


[曲目]


 ・Don't Stop The Music feat. 森高千里

 ・風に吹かれて

 ・Let's Go!

 ・素敵な誕生日

 ・海まで5分

 ・ザ・ストレス[ストレス中近東ヴァージョン]

 ・ハエ男

 ・だいて(ラスベガス・ヴァージョン)
 
 ・休みの午後

 ・渡良瀬橋

 ・夏の日

 ・17才

 ・ザ・バスターズ・ブルース

 ・見つけたサイフ

 ・私がオバさんになっても

 ・ロックン・オムレツ

 ・勉強の歌

 ・The BLUE BLUES

 ・tofubeats - Don't Stop The Music feat. 森高千里

 ・東京ラッシュ

 ・夜の煙突

 ・ミラクルライト

 ・二人は恋人

 ・ララ サンシャイン

 ・気分爽快

 ・私の夏

 ・冷たい月

 ・SWEET CANDY

 ・八月の恋

 ・Drums on "気分爽快"

 ・ジン ジン ジングルベル 2013

 ・銀色の夢

 ・SNOW AGAIN

 ・NEW SEASON

 ・OVERHEAT.NIGHT

 ・GET SMILE

 ・ザ・ミーハー

 ・ALONE

 ・道(千里姫の冒険)

 ・臭いものにはフタをしろ!!

 ・ROCK ALIVE

 ・雨

 ・SO BLUE

 ・電話

 ・まひるの星

 ・私のように




2本目『森高千里 Live History』


森高千里の日


森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

[曲目]


 ・渡良瀬橋

 ・気分爽快

 ・海まで5分

 ・だいて(ラスベガス・ヴァージョン)

 ・ララ サンシャイン

 ・夏はパラレイロン(ララ サンシャインPart2)

 ・私の夏

 ・これっきりバイバイ

 ・17才

 ・臭いものにはフタをしろ!!

 ・マイ・アニバーサリー

 ・雨(ロック・ヴァージョン)

 ・休みの午後

 ・この街

 ・薹が立つ

 ・ザ・ストレス

 ・地味な女

 ・夜の煙突

 ・ハエ男

 ・道

 ・気分爽快 森高千里 with tofubeats

 ・Don't Stop The Music feat. 森高千里

 ・The BLUE BLUES

 ・ミラクルライト

 ・風に吹かれて

 ・オー・シャンゼリゼ(LES CHAMPS ELYSEES)

 ・渡良瀬橋.

 ・ロックンロール県庁所在地

 ・私がオバさんになっても

 ・NEW SEASON

 ・私はおんち

 ・SNOW AGAIN

 ・テリヤキ・バーガー

 ・コンサートの夜




3本目『tofubeats with 森高千里 at WOMB LIVE Special Program』


森高千里の日


森高千里の日


[曲目]


 ・No.1

 ・No.1 remix

 ・framed moments

 ・untitled 115

 ・手をたたこう(tofubeats edit)

 ・ララサンシャイン(tofubeats edit)

 ・気分爽快(tofubeats remix)

 ・勉強のうた(tofubeats MAJI-BENKYO remix)

 ・ディスコの神様

 ・私がオバさんになっても2014

 ・ストレス(tofubeats remix)

 ・ジンジンジングルベル(tofubeats remix)

 ・水星

 ・朝が来るまで終わる事の無いダンスを

 ・Don't Stop The Music




4本目『森高千里 Special Live In Blue Note TOKYO』


森高千里の日


森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日


[曲目]


 ・林檎酒のルール

 ・星に願いを

 ・GIN GIN GIN

 ・ザ・バスターズ・ブルース

 ・銀色の夢

 ・片思い

 ・まひるの星

 ・ミーハー

 ・Don't Stop The Music

 ・渡良瀬橋

 ・雨

 ・ALONE

 ・ララ サンシャイン

 ・私のように

 ・道




森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日

森高千里の日


良い意味で褒め言葉として言いたいのだが、「いい歳のとり方してるなぁ」と全編を通して見終えて心の底から思った。


かなり以前にこのクソブログに記したはずの記事で 何かのトラブルで消えてしまった記事のひとつに 森高千里の「雨」という曲に関して記した記事があったのだが、その中でたしか記した事なのだが 私は森高千里の初期の頃、彼女の事が好きでは無かった。


その最も大きな理由が 彼女が「17才」を歌っている姿を見て 南沙織が大好きで「17才」を歌っているのをオンタイムで知っている者として どうしても森高千里の「17才」を受け入れる事が出来なかったからだ。


しかしながら、茨城県北部の高萩という町の現場から倒産整理・債権回収の話し合いをした帰り たしか常磐道の東海PAだったと思うんだけど、そこで運転手がトイレに行ってるのを車の中で待っていた時に ラジオから流れる森高千里の「雨」という曲を聴き何とも言えない感動に襲われて軽く涙ぐんだのがキッカケで 私の森高千里に対する評価は180度変わったんだ。


が、そんな話はどうでもいい。


数年前、東北大震災の折に被災したある友人に「救援物資を送ってやるから欲しいものを言え」と言ったところ


「ウォークマンに Perfumeのアルバムを全部ブチ込んで
 車のシガーライターから電源を取れる充電アダプター付きで送ってくれ
 俺の自慢のPerfumeコレクション(CDやDVD) 全部、太平洋の藻くずと化しちまってよ」


と、言われ その数ヶ月後に


「頼む、今度は森高千里を送ってくれ で、『この街』って曲だけは絶対に外すなよ

 それが入ってなければ、ルーが入っていないカレーと同じだからな」


と頼まれて送った時の事の話を『森高千里 再考』という記事で このクソブログに掲示したわけだが...


私事なのでこのクソブログには記さずにいたのだが、実は、このPerfumeと森高を送った友人は 震災から2年も経たぬ頃に膵臓癌で急逝していたのだ。


元々、膵臓癌は進行が早いくせに 初期段階ではなかなか自覚症状の判りにくい癌なので 運良く健康診断などで早期発見されない限り、判った時には手遅れになるケースが高いのだが、震災後の復興に身体の不具合など疲れだと我慢していたんだろうね 気づいた時にはもうどうしようもなかったそうで そんな彼が余命宣告を受けて間もない まだ身動き出来る段階の時に


「震災の時に世話になった御礼を直接言いに来た」


と、突然 札幌の私のところにやってきた彼からその話を聞いた時に


「...って言っても 来るのがやっとで何の手土産も無いんだけどよぉ」


と、前回に会った時からは想像が出来ないほどゲッソリとやつれた苦笑いの彼に 私は胸がいっぱいで


「バカヤロウ、その気持ちだけで充分だ」


私は それ以上、何も言えなくなった。


「いろんな奴が気を使って いろんな物を送ってくれたけどよ

 オマエが送ってくれたPerfumeと森高が一番だったぞ

 あれ、何回も 今でも繰り返し聴いてるんだけど ほんと元気が沸いたよ

 あんまり元気が沸いちゃったから 膵臓癌の末期まで気づかなかったさ」


「そうか、そりゃ悪い事したな...」


私が泣きながら詫びると 彼は優しい口調で


「いや、なんもだ... オマエのせいじゃないから気にすんな

 ただな、この期に及んでオマエにいくつか頼みたい事もあってさ それもあって来たんだ...」


要するに彼は 私がかって倒産整理・債権回収や再建管理で飛び回っていた事を知っており、気は弱いけど腹蔵なく付き合える弁護士の友人がいる事も知っていたから 彼が復興再建の途中の彼の会社の行く末を案じ協力を求めに来たのだ。


その日の晩遅くまで語り合い、翌日の早朝


「札幌に来たついでに 千歳から飛行機に乗って大阪で乗り継いで

 徳島のXX(私と彼の共通の友人)に礼を言いに行くんだ

 奴にも震災の支援物資でホント世話になったからよぉ」


うちの次女の婿に運転させた車で新千歳に送ると 彼は車から降りたところで


「オマエも病人なんだから見送りはここでいいよ

 間違っても、この先まで見送りについてくるんじゃねぇぞ 俺、泣いちゃうからよ」


そう言って、片手にクラッチバックひとつだけの軽装で


「じゃ、次にオマエと会うのは"あの世"だな 先に行って待ってっけど、別に直ぐ来なくていいからな」


たぶん、彼の事だから 札幌に来る前から最後に言う台詞を用意していたのだろう


「街の外れの空港で オマエに見送られたのは♪ ...ってか」


森高千里の「この街」を替え歌にしたのを口ずさみながら こちらに背を向けたまま歩いて行く... そんな彼の後ろ姿とカッコのつけ方になんかイラッときた私は


「よぉ、三途の川に間違って落っこちて溺れんじゃねぇぞ」


と、声をかけてやったのだが すると、彼は歩き続けたまま凄い勢いで振り返り


「なめんじゃねぇぞバカヤロウ!、俺はあの震災の津波を立ち泳ぎだけでいなした男だぞ」


そう怒鳴り返して またすぐにこちらに背を向けて上り階段の入り口に消えていった。


私はその時にハッキリと見た。


周りの人がギョッとすくむような怒鳴り方だったが 彼は笑顔で、ズブズブに泣いていたのを




千歳から札幌に戻る車の中 運転しながら次女の婿が私に


「あの人、何の仕事をしている人なんですか?」


と聞くので


「元々はヤクザだよ、まぁ、ヤクザと言っても"テキヤ"って連中の親分で

 昔は中島公園の夜店に露天を出しに来てたりもしたんだ

 法律や条令の改正や 奴の所の上部団体の内輪揉めとかで嫌気がさして

 カタギになって海産物の工場建てて軌道にのったところで 震災の津波で全部流されて...」


と少しだけ説明してやると


「凄い気迫でしたね、それと、去り際の台詞が映画みたいで凄い格好良かったっス」


...なんて言ってるので、


「昔は あんな感じで何か言われたら小粋な台詞で返すのがカッコイイって奴がいたんだよ

 今みたいに何でもかんでもメールだラインだツィッターで 直接会話をしようとしない小僧共には

 理解出来ないだろうけどな」




数ヶ月後、彼の名前で私宛に宅配便が届いた。


箱を開けると再建途中の彼の会社の工場で試作された商品と封筒が入っており、封筒の中身は昔ながらのヤクザの回状形式で 達筆な筆字で「今般、XXX儀に関しましては 渡世の義理を尽くし終え...」と 要するに彼が亡くなり、既に葬儀も終わっている事、生前の付き合いへの感謝の言葉などが書かれていた。


なので、直ぐに彼の自宅に電話をかけ 奥さんに宅配が届いた事と葬儀に何も出来なかった事を詫びたのだが...


「そちらにお届けしたのは 実は故人本人が生前に自分で墨をすって認めたんですよ

 もう、殆ど動けないぐらいに弱っていたんですけど そちらとXXXさん(徳島の友人)にだけは

 自分で書くんだ...って その気持ちだけはどうか汲んでやっていただけませんか?」


カタギになったはずなのに、彼も そして彼の奥さんも最後はヤクザのままだった。




さて、余談が長くなってしまい恐縮だが...


森高千里の「この街」を私が聴くのは そんな彼と新千歳空港でこの世のお別れをして以来の事。


なので、何とも言えない気持ちになった。


そして、ひとつ思い出した。


彼が亡くなった時に送ってきた宅配便の中に 震災直後の何もかも流されてしまった彼の自宅兼工場があった場所の写真と 宅配を送る少し前の再建途中の彼の自宅兼工場の写真がそれぞれ同封されており、それにはメモ書きで


「2・3年後には震災以前よりも もっと立派になってるからオマエ(私)死ぬ前に絶対に一度は見に来いよ」


と。


そうだ、その約束を果たさなければ 俺も死ねないな...とも。



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