2010年6月 5日

ゼロの焦点


映画「ゼロの焦点」のDVDを入手したので見た。



ゼロの焦点


番宣によるとミステリーの大作で、日本アカデミー賞でいくつも賞を取り パッと見には傑作とか名作のつもりらしいのだが...


そういった「ハク付け」と中身のギャップの大きさは 近年稀に見るほどだと感じた。


この手のミステリーとは 殺人が起こり、誰が犯人で、動機は何?って事が根本的な大原則


しかしながら、いつのまにか犯人が判り、いつのまにか動機も判り、いつのまにかエンドロール...


こんなものをミステリーと呼ぶのは無礼千万にも程がある。


まぁ、こういうと「ゼロの焦点」なんてキーワードで検索に引っ掛かってこの記事を読み、このクソブログの他の記事をロクに読みもしないで


「上から目線のクソ評価」


と、文句を言ってくるアホが少なからずいるので ひとつだけ指摘しておくと


ゼロの焦点


広末涼子が演じた女が 木村多江が演じた女の英語が「パンパンしか使わないようなスラング」なんて台詞を吐く。


それまで母子家庭ながらも世間知らずのお嬢様...みたいな演出だった広末涼子が演じている女の台詞にしては「え?」って違和感を覚えずにはいられない。


ましてや、落ち着いて全体を眺めまわしてみると、結局これが事件を紐解く鍵になってんだわ。^^;




ただね、ミステリーを度外視して この映画を違った視点で見た時、この映画は実に興味深い映画だと感じる事が出来る。


つまり、


ゼロの焦点

「広末涼子」


ゼロの焦点

「中谷美紀」


ゼロの焦点

「木村多江」


提灯ワイドショーなら間違い無く


「今をときめくアカデミー大女優」


なんて銘打っちゃう3人の「演技比べ」って視点で見れば 3者の実力の差がこれぐらい歴然と見せてくれた映画は他には無い。


「広末涼子」に対して 何故、私がときめかなかったのか?...


この映画における彼女のモノローグの稚拙さで納得した。


「中谷美紀」に対して 悪くないと思いつつも私がのめり込めなかったのは?...


彼女の演技が 時に勝手に一人で盛り上がって自己満足で終わっちゃうテンションに馴染めなかったんだな(特に、彼女の額の血管が盛り上がったら その傾向が顕著なんだ)


そして、「木村多江」に私がときめかされるのは どんな状況であっても彼女の声を聞いた瞬間に和まされるからなんだ。


ま、それらを確認出来たって事で これ以上、この映画に関して語るのはやめようと思う。

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