2005年5月 4日

JR西日本の事故に思った事


5月1日は「メ-デ-」である。

日本では「メ-デ-」とは「労働者の日」と認識している人が多い。



これは 1880年代にアメリカで「労働時間を1日8時間に統一せよ」という運動が盛んになり、ゼネストを行った…というのが起源であり 1890年に 5月1日をアメリカの労働者と連帯し世界中の労働者が一斉に労働者の国際的連帯行動の日として「メーデー」を定義した…と 昔の教科書で学んだ記憶がある。


しかし、最近になって 永いこと英国勤務で暮らしていたが、理由あって帰国した友人から聞いたところによると「メ-デ-」という言葉じたいの語源は もっと古く 古代ローマの女神フローラを祀った儀式の日という説もあれば、ケルト人達によるベルテンの祭りが起源だという説もあり、いずれにしても 昔のヨ-ロッパでは メ-デ-とは 春の訪れを祝う祭りの日と言う意味で「May Day」 つまり、「5月の日」と言う事で「春の祭典」というのが本当なんだそうだ。 


さて、私は毎年 この時期にメ-デ-の集会で「~と語られた」という内容の記事を新聞で見る度に かねがね疑問を抱いている事がある。


昨今は 私が学生だった昔ほど 組合活動…というものが盛んでは無い、と耳にする。


私は 基本的に「組合活動」が「悪」とは間違っても思っていない。


「労働者の正当な権利を確保する」為の組織及び行動…というのは 基本的な部分に同意するし尊重もする。


しかし、全体という意味では無く、多くの「組合活動」と称する活動の局所的な部分に


「なんだ? それ?」


と、疑問を抱く活動が多く それらについては同意もしないし、むしろ醜悪な物と受け止めている。


例えば、某大手自動車会社の労働組合書記長という人物と会った事がある。


で、会った時に その姿を見て腰が抜ける程 驚いた。


でっぷりと太り、にも関わらず 特注のアルマ-ニのス-ツを着て、腕にはパティック・フリップの数百万の時計をはめ、運転手付のベンツで移動していたのだ。


だから、会って数分もせずに 単刀直入に聞いてみた


「その時計やス-ツや車は どうやって手に入れたんですか?」と。


本当は 他の人達も一緒に食事をする予定だったのだが、その質問が 余程、お気に召さなかったらしく、10分で書記長氏は席を立って帰って行かれた。


ちなみに、その日の会合で話し合われる内容は その自動車会社の従業員が大量リストラされるに伴い、自動車会社の組合が 再就職先として我々に受け入れ先となって欲しい…という話の場になるはずだった。


にも関わらず、理由も明確にせずに書記長氏は立ち去り、当然 我々はその後、転職者を受け入れなかった。


本当は200名前後なら受け入れても良い… 当初、我々は そう考えていたにも関わらずである。


「賃金を上げろ」


「少しでも多くの賞与を寄越せ」


これは 労働者が雇用者に対し常に思い抱く考えである事は否定出来ない。


春闘が花盛りだった頃は「~労連は ~%アップを勝ち取った」とか「~労連は妥協した」という記事が飛び交い、「~労連は 交渉が決裂に至り、時限ストに突入した~」なんて事も多く、そのストライキのおかげで バスや電車が運休し おかげで学校が休みになって嬉しかった…なんて記憶もある。


歳を重ねて 労使交渉の場を目の当たりに見る機会を得た時に 現実の場面を初めて見た私には 思いっきりショックだった。


たとえば、ある労使交渉では 組合員が廊下に大勢座り込んでいる中、壁一枚挟んだ会議室の中では 組合幹部と会社の幹部がニコニコ談笑しながらお茶を飲み


組合幹部「簡単に 外に出ちゃうわけには行かないんですよ、組合員の手前 ギリギリまで粘ったフリしないとね」


会社幹部「我々もさ 上(役員)から怒られるからね 互いにギリギリまで…って事で」


そんな会話をしていたのである。


たとえば、


「我々は 独自に~円のコストダウン化のプランを考えた。 ついては そのプランでダウン出来たコストの半分を 夏期賞与で従業員に還元して欲しい」


とか、


「一律 ~%の賃金ダウンをのむ代わりに、リストラ予定の人員数をせめて半分にして欲しい…」


なんて提案が 組合側から出る事なんて皆無に近いんだね。


ただ、「寄越せ~」「嫌だ~」「反対~」ばかりで 建設的意見の応酬なんて場面が無いのである。


で、ある私鉄労連の幹部と話した時の事だが まぁ話の端々で既に喧嘩腰だったこともあるのだが、もの凄く 不愉快に感じた事は その幹部の話は全部、組合員の要求ばかりで その要求を考えるにあたって会社の経営状態や 今後の営業に対する将来的なビジョンや そして何よりも私鉄という 半公共交通としての安全管理という部分や、顧客の利便性、イメ-ジなどを全く考えていなかった事である。


で、つい先日の JR福知山線の事故に関し… 


「世論はJR西日本の体質に大きな疑問を抱いている」


という報道姿勢をマスコミが取っており、その中でひとつのエピソ-ドとして 「いじめ」の様な懲罰を行う会社の姿勢…を問題視している。


それも確かに問題と思うけど 私は そんな報道の中でTV画面に登場したJR西日本労組の幹部という人物のコメントに「え?」と疑問を抱く。


たとえば その「懲罰」は かなり以前から社内で行われていた…と組合幹部は証言する。


私は その事を さも他人事のようにインタビュ-で応える組合幹部に最大の疑問を抱く


「だったら なんで、もっと以前に大きく問題として提言しなかったんだ?」と。


そういう事をするのが 本来の組合活動なんじゃないのか?と。


一般世論に同調して「JR西日本という会社はオカシイ」 そう語る組合幹部対し 私は問いたい


「オマエもJR西日本の人間だろ?」と。


世論と一緒になって会社批判するだけじゃなく、会社と一緒になって反省もしろ!と言いたいのだ。


「JR西日本という会社はオカシイ」という言葉の中には「JR西日本の社員」「JR西日本の組合員」も含まれているんだぞ…という事が その幹部が自覚出来て無い事が


一番オカシイ


と、言っておきたい。



コメント(16)

何かあれですな、堀江社長の時に
「金さえあれば、という考えはどうもね」
などとのたまう政治家に通じるものがありますな。
そんなに金儲けする人が嫌いなら資本主義社会を変えれば良いのに、何て思っちゃってました。
ついでに言うと「日本の教育の仕方の問題かね」と言っていた森前総理は文部大臣してませんでしたっけ?

私の通勤圏は東京なので西じゃなくて東日本ですが
どっちにしても国鉄からJRに変わって事故が多くなった気がします。
しかも人身事故ならともかく、機械のトラブルという、点検をきちんとしていれば未然に防げる事故で何度も電車が止まって遅延証明をもらう、という事がJRになってから多すぎると思います。
ま、国鉄時代は私自身は働いてなかったのでそう思うだけかもしれませんが。

>うごるあ さん


「会社」が悪い…と言うけれど「会社」って社員の集合体だったり
する事を 忘れちゃっている人がいると思うのです。

「会社員」という自覚すら欠けているような社員のいる会社なんだ
から、誰の目から見てもおかしな会社なんです

多くの人々は それに気づき、そこを指摘しているのに気づけ
無い人がいるから いつまでたっても繰り返す… 悲しい話です。

僕も同意します。
組合も組合員も結局はJR-Wの人間、当事者である訳で、その彼らが他人事なのが気に入りません。所詮は親方日の丸のままなんでしょうか。

凄惨で、被害が詳細になるにつれ、悲惨な事故になってしまいました。

不運にもGWを前に亡くなられた乗客の方々、運転士の方、どうか現世に執着せず、安らかにお眠りください。

事故後の批判世論、突然愛する身内を失った遺族の悲しみ・怒り。
会社側の戸惑い、苦悩、善処しないといけないと焦る気持ち・・・
こちらも、悲劇としか形容できませんね。

第3者的機関である、マスメディアの偏った報道、そこに人を思いやる気持ちが一体、どれほどあるのでしょうか?
テレビ的に、おいしいと思われる箇所ばかりの映像の数々、まぁ彼らも仕事なんでしょうから、責める気持ちは露ほどもありません。

何か失敗したら、こうも社会から批判されて、袋叩きにあってしまう世の中。
これじゃ~怖くて縮こまった人間しか、輩出されないと思います。

それと後から原因はああだこうだと、評論家と呼ばれる方達が頻繁に登場します。
あれが悪かった、これが悪かった、ここをこうしとけば事故を未然に防げたのに・・・
後からだったら、なんぼでも言えますよね。

今回の事故は、最近の日本社会のマイナス部分の縮図だと感じました。
時間に左右され、目に見えない何かに怯え、いつも満足感を味わえず、あえくの果てに何をしていいのかさえわからなくなってしまう。
頑張ってる人が馬鹿を見る、そういう社会であっていいはずがないと思います。

やはり関係者はもちろんでしょうが、私達も自分の事のように考えなければならない、今後の問題なんだと思いました。

昨日も、静岡でヘリの墜落事故がありましたね~。
所詮人間ですもの、完璧などある訳なく。
どれもこれも人間の為す事ですから、人間が解決出来ないはずはないと信じましょうね。

結局、私は何が書きたかったのか?
想いが大きくなってしまいました。

>mac さん

TBさせていただきました すいません^^;


>Wen さん

うん マスコミにミスリ-ドされるのも気を付けないといけませんね

被害者家族を引っ張り出して お涙頂戴シ-ンに持っていく
悲しい話である事には間違いは無いけれど マスコミの脚色
までは必要ない。

なにか大事なものが置き去りにされている様な気がします。

この事故に居合わせたものの救助活動に参加せず、そのまま出社した2人のJR運転士がいたそうですね。
彼らの神経がこの会社の体質を象徴しているように感じました。

・目の前で起きたことをひとごとのように捉える当事者意識の欠如。
・定刻どおりの勤務だけをひたすら優先する、ロボットのように硬直した判断基準。

なんとこの電車に居合わせた車掌とやり取りした上司(管制官?)は事故の報告を受けときに周囲の列車の停止措置を取らなかったとか。

結局、近くの踏み切りの事故防止装置が感知して対抗線の特急列車の運転士が事故に気づき、停止措置を行ったそうで、ここでも「何かの装置」でもないと事故を防ぐことすらできない体質が露呈。

JR西日本は事故のおきた区間が新型ATSの早期導入を必要としている危険区間だったと把握していたにもかかわらず、この区間だけでも予定を前倒しするような融通を利かせることもしなかったそうで。
事故後も国土交通省大臣の横槍があって初めて新型ATSの即日設置に動いたとか…。なーんだ動けるんじゃないの。

予算の必要な仕事とはいえ、担当者の電話一本で済むような対応を、予定にないなどといって放っておく。
まさに、変な意味で動かざること山の如し。

一見すると、忠実に定刻どおり・予定通りの勤務を優先しているようですが、
「何も考えていない」が当事者の実相では…。

時間がないから、
考える→答えを出す→動く、という人間にしかできない仕事を怠る体質。

これは、JR西日本だけの話ではなく、鉄道業界だけの話でもなく、日本全体のこれからの課題なんじゃないでしょうかね。

●ちょっと話が脱線しますが、
考えている人というのは、傍から見ると止まっているようにしか見えませんw、でなければ怒っているように見えるかもしれません。

相手がぼーっとしてるようだ。
→話しかけたら、考え事の邪魔するなと怒鳴られた。
→この人気難しいなあと思った。
なんてことないですか?

これは、しっかりした考え方を持っている人に多い一面です。

能率や勤勉さを優先するあまり、周りが「サボるな!」と考え事の邪魔をする。
相手がちょっと待ち合わせに遅れたくらいで腹を立てる。

つまり相手を待ってあげることができない日本人の体質に今回の事故の本質があるように思うのです。

外国では時間管理の面はとてもルーズだったり、時間厳守をしないかわりに全体がとてもリズミカルでハイペースだったりという違いがあり、日本人も少し見習うべきなんじゃないかと思います。

>Jail さん

事故車両に乗り合わせていたJR職員の話に関しては
呆れ果てて何も言えません。

でね、実は 前々から ひとつ疑問に思って居るんですが…

今回の事故が発生した直後、JR西日本は 被害者救助、
負傷者はもちろん、幸い負傷は無かったものの乗り合わせて
いた乗客へのフォロ-、車両が飛び込んだマンションの住人へ
の対応…等々 どれだけのJR職員が どれだけのスピ-ドで
現場に急行したんでしょうね?

マスコミが盛んに 批判を浴びせている話って表面化した事象に
関してのみなんですよね…

最寄りの駅や保線区要員に 緊急動員をかけて迅速に現場に
向かわせたんでしょうか? なんとなくなんですが、救助は
全て消防や 近隣の有志任せで…みたいな感じがしてならない
のです。

現場から離れた2人の運転士については その倫理観に疑問
を抱きますが、その2人の運転士から連絡を受けた それぞれの
上司は救助を指示しなかったと言うし、脱線事故を知りながら
ボ-リング大会を催し、酒まで飲んでいた連中がいると言うし…

どうも その二人だけの問題じゃ無いですよね これって

そうですよね。
事故に居合わせながら、そのまま勤務地へ出向したこの二人の行動原理が、JR西日本全体の社風を反映したものなのではないか?
もしも居合わせたのが、別のJR職員であっても同じように救助活動を手伝わなかったかもしれないと感じられますね。

JR西日本の会社側が事故当初、置石や、自家用車の線路上放置が脱線の原因だなどの怪情報を流したのも、
労働組合側が、事故の責任をすべて経営側に擦り付けるような発言をするのも、
社員が事故直後にボーリング大会に興じるのも全部、

判断力と当事者意識の欠如、
「遅れず、休まず、働かず」という無気力な行動原理

から来ているように思えてなりません。

事故直後、管理マニュアルにある、人身事故や旅客に被害のあった場合の非常召集もかけなかったようですし、

「鉄道事故の中では戦後最大の惨事」というマスコミのキャッチが流れるまでは、普段どおり勤務し、遊んだ。

というのが彼らの実態のようですね。

遺族に対するJR西日本の対応はまだまだ誠意あるものとはいえないようです。
遠く離れたわれわれにできることは、まず鉄道事故関連のニュース番組を優先的に視聴することで、より多くのマスコミに監視役を続けてもらうことでしょう。

まぁ、偏屈な物の見方…と 思われるかもしれませんが…
このところのJR西日本に関するマスコミの報道内容も如何な物か…
と思う事が多くなりつつあるように思えるのです。

批判をするにしても 被害者や遺族への同情を誘うだけの論調では
なく、もっと安全面や危機意識に関する部分を建設的な方向に批判する
論調が多くあるべきなんじゃないか?と。

鉄道が必要である事、過密ダイヤや運行時間の正確性は利用客が
望んでいる事でもあるわけで 批判を覚悟で申し上げれば、問題の
現場を離れた二人の運転士の件は その二人が その後に
運行する予定だった列車や 他の運転士の配置状況によっては
もしかしたら どうしてもその二人を勤務に向かわせる必要があった
のかもしれない…と 個人的には思う部分があったりもするのです。

ただね、もし そうだったとすれば 急病で乗務が不可能になる
場合だって往々にあるわけだから バックアップは どうなって
いたんだ?って事にもなるし…

結局は危機意識と管理面が まともじゃ無かった…って事だけ
は間違いないわけだから その辺を検証すべきなんじゃないか?
なんて思うのです マスコミに対してもね。

ニュ-スがワイドショ-化する事は 必ずしも良い事とは思えないんです。

上の私のコメントは視聴者の意識の持ち方の話でして、ニュースの質については言及を避けたいと思います。(以前のブタネコさんのコラムで、NHKの受信料の件でコメントしたのがニュース番組についての私の意見です)
すぐにこの関連の視聴率が落ちてしまえば、つまり世論が冷めてしまえば、JR西日本は体質改善にいたらないかもと思ったまでです。

反論になりますが事故に遭遇した二人の運転士がそのまま出勤したのは、代わりを勤める運転士がいなかったから、なんて言い訳ありですか?

近くの工場の人たちはラインを完全に止めてまで全社をあげて救助に当たっています。彼らの顧客だって予定通りの納品を期待してますよ。でも非常事態でしょ。

定刻どおりの運行がいくら大事とはいえ、事故が起きた時点で、予定はすでに狂っているのではありませんか?
人手がたりなきゃ定刻どおりの運行なんて土台無理ですよ。

非番の運転士が控えているかどうか知りませんが、それをどうにか手配するのが非常事態における上司の勤めでしょ。
徐行運転前提な話になっちゃいますが、私鉄やJR東日本から運転士をちょっと借りたっていいじゃないですか。日本には電話があるんだから。


jailさん 申し訳ありません 言葉が足りませんでした。


まず、ニュ-スに関する件は jailさんの考えを支持しますよ私は

私の述べた事は jailさんのコメントに対する反論では無いつもりです。


>反論になりますが事故に遭遇した二人の運転士がそのまま出勤したのは、
代わりを勤める運転士がいなかったから、なんて言い訳ありですか?


この部分は 私のコメントから触発されたものと受け止めてるんですが…


例えば、この二人が 事故のあった路線とは全く違う路線の運転士だった場合、脱線事故で不通になっている路線でなければ その別の路線の電車が 仮に急遽、運休になったりした場合 その電車を利用する予定だった客は怒るんですよね 今の日本では。


つまり私が申し上げたかったのは 今回の様な事故が発生した場合、JR西日本全線が一時的にでも 全面ストップしても誰も文句を言わない…というコンセンサスが一般の利用客にも無い…という事を申し上げたかったのです。


ダイヤが何かの理由で遅れれば 出来るだけ目的地には定刻通りに着く事を期待するのが一般感情になってないでしょうか?


今回、オ-バ-ランにより 遅れを取り戻そうとした運転士がスピ-ドを出しすぎたのが事故の原因…説が有力視されつつありますが、その原因は イジメの様な日勤教育嫌さに…だけなのだろうか?と ほんの少し疑問を抱きます。


利用した路線が不通であれば それが故に遅刻をするのは ある意味、仕方ないと認めて貰えますが、関係の無い路線を利用していた者には言い訳にならないのが 現状の日本の一般感覚。


詳細は判らないので 判りやすく、勝手な例え話にしますと、仮に 運転士の一人が新幹線の運転士だとして その者が乗務する予定の新幹線を代わりに運転できる者がいなかったら?…という意味合いで考えていただけるとありがたい。


今回の事故は 私は個人的には一時的に全面運休してもいいレベルの緊急事態だと思います。 だから、新幹線に遅れや運休が出ても仕方無いと受け止めます。


しかし、一般利用客の意識って そうじゃ無い方が強いと思いませんか?


「福知山線が脱線で不通は仕方が無い、けど なんで新幹線が遅れたり 運休したりするんだ?」


ともすれば、そう言って怒る人が沢山出ませんか?… と思う気持ちが生じたのです。


別の例えを挙げれば 利用しようと予定した飛行機が、空港に着陸後の点検で不備が見つかったので 折り返しの便が欠航となる… (これは よく遭遇した経験があります)


すると必ず、血相を変えて カウンタ-で怒鳴ったり喚いたりする客がいます。


厳密なタイムスケジュ-ルで動いている人にとっては 大変、困った事で 事情は察しますが、これはあくまでも安全管理という事を考えれば仕方の無い事。


でも、その仕方の無い事にですら 延々と文句を言うのが一般的な日本人だったりする風潮…


私の記憶が違っていれば 大変恐縮なのですが、電車の運転士の運転資格は たしか、車両の型式別に限定されていたと思います。

たとえば 今回事故を起こしたのは207系と呼ばれる形式の電車車両ですが、駆動の違いだけでも蒸気、電気、ディーゼルでは それぞれ別だし、電車にも0系から700系(885系ってのもありますが)まで 異なるタイプが多く、同じ様に 路線も複雑なので簡単に免許持ってるから…と 連れてくれば済む話では無かったと思います。

なので、その現場を離れた運転士に 仮に「交代要員がいなかった」のが 現場を離れた理由なのだとしたら… 倫理的に許せない面もありながら、潜在する問題は他にもあるんじゃないのか? と、私には思える部分がある…という事を申し上げたかったのです。


単純に「許す」「許さない」という意味での発言じゃないので、「なんて言い訳ありですか?」という 怒ったような問は どうか御容赦願います。


>近くの工場の人たちはラインを完全に止めてまで全社をあげて救助に当たっています。彼らの顧客だって予定通りの納品を期待してますよ。でも非常事態でしょ。


そう、その通り。


だからこそ、現場を離れた2人の運転士だけに言及するのでは無く、JR西日本の 最寄りの社員達は 事態の対処に どれだけの人数が どれだけのスピ-ドで動いたのか?と局所的な話よりも 大局的な部分を問いたいのです。


「休みの日だから ボ-リングしてました」


なんていうのは論外です。


職務柄が違うと言えばそれまでですが 警察、消防、自衛隊、海上保安庁… そういった所では休日であろうが 夜中であろうが 一斉に非常呼集がかかります。


それが危機管理であり、日頃の危機意識ですから。


と言うわけで、先の私のコメントは jailさんのコメントへの反論という意味合いは 全く含んだつもりは無いのです。

ブタネコさん、失礼な書き方をしたならあやまります。

私は二人の運転士の問題について、
二人の運転士が自分の判断でそのまま勤務に向かったからダメだとか、
二人をつるし上げろと申し上げているわけではなく、
組織全体の方針が予定厳守にかたくな過ぎたことと
当事者意識の欠如を批判しているのです。

誰が勤務優先を判断したにしろ、安全管理上、運転士の代わりがいないというのは言い訳に過ぎないと考えざるを得ません。

その運転士たちも凄惨な事故現場にいあわせ、以後の乗務で平常心を保てるか疑わしいところです。
にもかかわらず、検診もさせずにいつもどおり勤務させることには合理性など感じられません。

車種によって異なるライセンスの都合で人員の融通は利かない、というのも残念ながら言い訳に過ぎないと思いますよ。
複数のライセンスを併せ持つ方もおられるでしょうし、さっきまで勤務されていた運転士を呼び戻すことだって、その後の勤務に回る予定の運転士をたたき起こすことだってこんな事態ではしかたないはず。
つまり非常召集は業務マニュアルにあったようです。

たしかに非常召集は簡単な手続きではないでしょうが、
100人あまりも死者が出る事態において、それを手配しないのは怠慢以外の何なのか問うべきです。

まとめると、私はほかの区間の運行予定を狂わせることなく、当該運転士たちを救助に当たらせることや、休ませることができないところに、組織的怠慢があるのではないかといっているわけです。

>ブタネコさん、失礼な書き方をしたならあやまります。


いえいえ 私は逆に jailさんの気を悪くさせてしまったんじゃないかと危惧してました


>私は二人の運転士の問題について、…

(中略)

>誰が勤務優先を判断したにしろ、安全管理上、運転士の代わりがいないというのは言い訳に過ぎないと考えざるを得ません。


ええ そこは同感。


>その運転士たちも凄惨な事故現場にいあわせ、以後の乗務で平常心を保てるか疑わしいところです。
>にもかかわらず、検診もさせずにいつもどおり勤務させることには合理性など感じられません。


なるほど そこは私は考えが抜けてました。


>車種によって異なるライセンスの都合で人員の融通は利かない、というのも残念ながら言い訳に過ぎないと思いますよ。
>複数のライセンスを併せ持つ方もおられるでしょうし、さっきまで勤務されていた運転士を呼び戻すことだって、その後の勤務に回る予定の運転士をたたき起こすことだってこんな事態ではしかたないはず。
>つまり非常召集は業務マニュアルにあったようです。


そう だから、私は 他の路線であっても運休もアリだと思ってます。

指摘したかったのは その時に それを一般利用客が文句を言わずに容認しきれるのか?という部分を JRより、むしろ一般利用客に問いたいのです。 その部分だけはです。


>たしかに非常召集は簡単な手続きではないでしょうが、100人あまりも死者が出る事態において、それを手配しないのは怠慢以外の何なのか問うべきです。


そこなんですよ 最大の問題点は。

非常招集がきちんとなされていなかったから ゴルフや宴会してるアホがいる。


>まとめると、私はほかの区間の運行予定を狂わせることなく、当該運転士たちを救助に当たらせることや、休ませることができないところに、組織的怠慢があるのではないかといっているわけです。


同感です。 危機意識がなるで無かったって事ですからね。

日本人旅客の資質ですかあ。結構深刻な課題かもしれませんね。
乗客が予定の遅れに厳しく文句をつけるのは日本人の特徴らしいですね。

時間に終われて仕事をしているのは資本主義の先進国ならどこでも当たり前。
所要時間、そこに採算性が絡んでいるので
経済を知る者なら常識ですね。

しかし欧米人はそれほど文句を言わず、日本人だけが列車運行の遅れに文句を言う。
これは予定外の遅れを容認できないほどに、余裕のない怠惰な仕事の進め方をしている面があるように感じます。
なぜなら、ふだんからきちんと仕事をしている人なら遅れを容認する時間的余裕があるはずだからです。

これには日本人特有の粘り強さ、裏を返せばあきらめが悪い面も影響しているかもしれません。
能力の不足→遅れが生じるが粘る→能力の向上の余裕がない
という悪循環を習慣的に繰り返し、しかしなぜか強靭な精神力でギブアップをせず、逆にいえば再起できない。
こんなタイプの人たちは常に余裕がないので、予想外の事情で遅れることが容認できないのではないかと思うのです。

そうでも考えなきゃ、2~3分の遅れでビジネスが致命的なダメージを受けるなんてありえないですよ。
電車に限らず、車移動でも予定より遅れることを想定して早めに出発するのは当たり前ですし、待つほうも相手がすこし遅れたくらいで心象を悪くするのは大名商売もいいところ。なに様だって話です。

「お客さま」、「お客さま」と持ち上げられて舞い上がり、鉄道を含む各種サービスはロボットではなく人間が運行していることを忘れているのかもしれませんね。

気象条件や乗客の急病、喧嘩や乗降トラブルなど、現実の世界で暮らしていれば必ず起こるトラブルが想定・容認できないなんて。
シミュレーションゲームじゃないよって話ですね。

つまり、遅れを容認しないのは自分に甘く他人に厳しいダメ人間ってことになるかもしれません。これ深刻な課題ですよね。

あと蛇足の蛇足ですが、観光地にゴミを投げ棄てていくのも日本人客が極端に多いとか。
そしてチップを払う習慣もない。

温厚な日本のイメージとは正反対の意外なセリフかも知れませんが、先進国の中で日本人客は最も冷たく、マナーが悪いのかもしれません。

>Jail さん

マスコミは 視聴者の代表 もしくは 視聴者の代わりに…と 意気込んで取材と言う名の罵声をJRに浴びせる。

でも、それは 多くの視聴者の問いたい事では無い事が多く…

むしろ、多くの視聴者は マスコミに踊らされてるだけだったりで…

JRは マスコミ対策ばかり躍起になっていって 本来の視聴者(利用客)の事は 二の次に…

なんか そんな悪循環になりかけつつあるような…

なんてね^^;

JR西日本は、昔から隠蔽体質であることが警察でも言われているようです。
以前の事故で同社の捜査に入ったところそんな印象を持ったと。当時の報告書にははっきり同社は隠蔽体質だと書かれていたそうです。

したがって同社に不利な決定や発言はなかなか引き出せないでしょう。遺族への補償問題は長引くに違いないです。

マスコミが騒いでくれれば、たとえ交渉上無駄な作業が増えても、旅客の印象を変えることができるし、世間やマスコミが同社の誠意を問わなければ、この問題はすぐに埋もれて消えてしまいますよ。いや同社がもみ消してしまいますよ。

それに私はよくよく各番組を見ると、大筋ではそんなに的外れとは言えないという印象をもっています。

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