2015年4月12日

波の数だけ抱きしめて 2015再考


映画『波の数だけ抱きしめて』をどうしても再見したくなったので観た。





かなり以前に 何かの記事で



もし、ブタネコが 誰かに「邦画のベスト3を挙げよ」と言われたら ポッと思い浮かべるタイトルは


  『がんばっていきまっしょい』

  『Love Letter』

  『波の数だけ抱きしめて』


だったりする。


と記した事がある。


それからずいぶん月日が経過したけど 私の中のそのベスト3は大きく変わっていない。


...なんて事を 何故、今更記すのかというと つい先日、病院内でリハビリに励んでいた時に有線から流れてきた



上の曲を何年ぶりかに聴いたから。


私は特異体質なのかもしれないけど ある曲を聴いた途端にその曲にまつわる記憶が甦り激しく反応してしまう事が これまでの人生の中にいくつもあった。


そして、今回の松任谷由実の「心ほどいて」は まさに、そんな一曲なのだ。


で、激しく反応してしまった私は曲にまつわる記憶の大きな要因でもある映画「波の数だけ抱きしめて」を実に久しぶりにどうしても再見したくなったのだ。


海街diary


この映画の評価は見る人の年代によって大きく変わるし 見た人の生活環境などでも大きく変わる。


つまり、映画の時代設定が1982年であることから 少なくともその当時に、中学生上の世代と計算すれば現在で四十歳代後半以上と それ以下では時代の雰囲気とか匂いみたいな物にノスタルジィは伴わないであろうし 四十歳代後半以上でもバブルへと景気が急上昇していく中での大学生とか社会人経験みたいなものがあるか否かで違ってくるだろうし、中にはその当時の「湘南」に対する憧れみたいなものが強い人ならノスタルジィはさらに増すだろう...ってな感じの感想は この映画を語る多くの人に見られる共通の傾向なので 今回私は別の視点での感想を記しておきたいと思う。


と言うのは、私の持論のひとつに 


「心に残るような名作って ただ一度見たり、読んだりで大いに感動させられるだけでなく

 二度目に見直した時に 一度目の時には特に気にもなら無かった場面で泣かされたり、唸らされる」


というものがある。


この「波の数だけ抱きしめて」における私にとってのそれは


海街diary

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映画冒頭のモノクロシーンにおける松任谷由実の「心ほどいて」と織田裕二の表情の演技だ。


誤解の無いようにあえて記しておくが「織田裕二」のオールドファンの多くはドラマ「東京ラブストーリ-」に対する評価が高いのだけど 私は正直言ってそのドラマに対して何の感慨も無い(あるとすれば若干の懐かしさぐらいか)


このクソブログに織田裕二のカテゴリーがあるのは「踊る大捜査線」がらみだと思っている方がいるとするならばそれも間違い


私が織田裕二に対して結果的に現在でも最も高く評価している演技は この「波の数だけ抱きしめて」冒頭のモノクロシーンの表情の演技なんだ。


正直に言うと 私はそこに目がいったのは二度目に見た時では無く、三度目に見た時で 二度目に見た時は


海街diary


中山美穂と連れ立って歩く新郎役の男に題して「誰だコイツ?」「老けすぎじゃねぇ?」などと そっちにばかり目が行ってしまってたんだよね


でも、三度目に見た時に織田裕二の表情の変化と流れてる曲の歌詞に 気づいたら泣かされていたのだ。


時代背景とか時代感とかも 私の場合まさにピンポイントだからノスタルジィ感は半端じゃない


けれども、単に青春ドラマとして織田裕二が演じた男の気持ちがなんとなく判るような気になって切なくなるんだな


批判的な意見として


「九年後の彼女の結婚式の後に愚痴るぐらいなら それまでの間になんぼか努力してたのか?」


...なんて 私の主治医であり、中学からの悪友でもある奴は言うのだが、私に言わせれば それが青春の酸っぱいところなんじゃねぇか と。


まぁ、そう言った私に主治医である「二代目開業医」は


「オマエ(ブタネコ)、高校三年の時に 既に嫁と結婚前提のお付き合いだったわけだろ?

 恋愛のドロドロ感をまったく味わってないくせに 何が"酸っぱい"だコノヤロウ」


なんてツッコんできやがったので


「一途ってのも青春だろバカヤロウ? 一途は一途なりに酸っぱいんだよ

 わざとドロドロにしたがるオマエと一緒にすんじゃねぇよ」


と言い返したものだ。


ま、そんな事はともかく話を戻すと...


この「波の数だけ抱きしめて」は 一度通して本編を見た後に、あらためて二度目として冒頭のモノクロの織田を楽しむ... そういう見方をどうか一度お試し頂きたいとお薦めしたい... という事だ。


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