2007年5月 6日

きょうのできごと


2003年に公開された「きょうのできごと」と そのメイキング「というできごと」について語ってみる。



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映画監督「行定勲」に関しては 私の中で賛否両論ある。^^;


あくまでも私の個人的見解で言えば 現在の「行定勲」は嫌いである。


けど、彼の初期の作品から「きょうのできごと」までは 彼を好きな「監督」だと評価していたわけで 今思えば、「きょうのできごと」は その分岐点にあたるんだな。^^


何故、現在、私が「行定勲」が嫌いなのかは 今までいくつかの記事で述べたので今更語るのは止め、「きょうのできごと」について語ろうと思う。^^




さて、この「きょうのできごと」という映画に対する私の評価は もちろん作品全部に対してでは無いけれども すこぶる高い。


それは


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「伊藤歩」と「田中麗奈」がツートップで魅力を全開にしているからだ。


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妻夫木の彼女という設定の「田中麗奈」と その友達であり妻夫木の幼馴染みという設定の「伊藤歩」 この二人が実に秀逸


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彼氏が運転する車の助手席は彼女の席


この暗黙のルールも 彼女とは仲良しで、彼氏の幼馴染みという女の子にとっては 無意識に忘れてしまう事で 後ろの席で彼女が寝込んでいると思い込んだ彼氏と幼馴染みは 彼女の知らない 彼氏と幼馴染みだけの話に夢中になり、彼女は寝たフリしながら それを聞く…

普通ならヤキモチを焼いたりするところなのだろうけど、高速のサービスエリアで寝ている彼女の分も缶コーヒー買ってくれた彼氏の気配りに…


まぁ、そんなあらすじは どうでも良い。^^


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とにかく「伊藤歩」と「田中麗奈」が良いんだ…


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ちょっと小悪魔な「田中麗奈」も良いし


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おそらく、私の知る限り 彼女の出演作の中では最も可愛いい「伊藤歩」が映像の中にいる。




それと、


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何気なくニュースを見ながらブツブツ言い合う仲間達…


こんなシーンが 妙にノスタルジィを感じさせてくれる魅力が この映画にはある。




さて、

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「きょうのできごと」のメイキング「というできごと」というDVDを見ると


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「津田寛治」の素が垣間見れる。


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映像内でも レスキュー隊の好漢を好演しているが メイキングでインタビューに応える様子からも好漢ぶりが伺える。^^




さてさて…


いくつかの映画サイトを見ると この映画の評価はわりと高低の差が激しい。


その理由は コメントを読んでいるとよく判るほど、良いと感じる部分の評価と 悪いと感じる部分への評は理解出来る。


で、最近 この映画に限らず いくつかの映画に関して、他のサイトではどうなんだろう?と考えて参考に意見を拝読しようと思って見回っていて ひとつ気づいた事があるので ついでに述べておこうと思う。


それは、私は自称「若手女優に方言で台詞を喋らせる会」の会員だが、それぐらい舞台設定における方言の重視を説いてきたつもりである。


が、役者が方言を喋っているつもりでも その言い回しのアクセントやイントネーションがネィティブ達から批判され 作品そのものの出来、不出来より 役者の方言が下手クソで…という理由で評価を下げられている作品が 時々、見受けられる。


その点については 私も同感に思う部分はある。


どんなに「北の国から」というドラマが 私の中で神ドラマでも、「北の国から」の中で演じられた「田中邦衛」や「岩城滉一」の喋り方が北海道弁か?と考えれば 時々、?と感じる部分は多々あり、それがゆえに「なんだかなぁ」と思った事が正直言ってある。


でも、それと 作品の出来の評価、特に ストーリーの評価は別だと思っているから、批判を述べた事は無い。


で、今回 申し述べたい事は いろんな映画サイトを見回っていて特に目がついたのは関西人による関西弁の批判の多さと、その批判に対する内容への疑問である。


と言うのはね、例えば この「きょうのできごと」という映画に登場する人物の殆どは関西弁(のつもりで?)を喋っている。


が、この映画の評を見ていると「田中麗奈」や妻夫木の喋る関西弁のアクセントが変という事だけを批判している評が案外多い。


しかしながら、道産子の私には 彼らの台詞は関西弁に聞こえているつもりだった。


で、何を言いたいかと言うと…


一口に「関西弁」と一般的に言うけれど よく考えれば兵庫方面、京都、河内方面など 関西圏の中でも地域別に違いがあり、それらがごちゃ混ぜになった言葉を使っている人は数え切れないぐらいにいる。


地元の いわゆるネィティブであれば それを聞き分ける事は可能であろうし、聞き分ける事が出来る人なら 元々、関西以外で生まれ育った役者が付け焼き刃のように喋る関西弁風の台詞など とても耳障りにもなるだろう。


でもね、関西圏以外 特に関東以北で生まれ育った人達には そんな微妙な聞き分けなど多くの人には出来無い。


ゆえに、方言のイントネーションやアクセントだけ限定して批判しても その評には説得力が備わらないという事に気づいた方が良い。


つまり、方言に拘った批評ばかりが増えるのは 結果的に、映画やテレビは標準語で作りましょう…という方向に向かうばかりで「若手女優に方言で台詞を喋らせる会」としては意味が無い というか、逆効果になりかねない…という事。


と、同時に「その関西弁はおかしい」と言葉に拘りを持つ関西人の姿勢はけっして悪い事とは思わないが、では 他府県の方言に対して アナタはどれだけ知識を持っているの?という点を 出来れば兼ね備えて頂きたいと切に願いつつ 映画評を述べるならば、台詞回しだけじゃなく 演出や構成、脚本 役者の技量などにも留意して総合的に述べないと ただ、関西弁への拘りだけをヒステリックに叫んでるだけにしか映らず、それは本意では無いでしょう?と進言したい。


私は 純粋に「きょうのできごと」という映画の評を読みたいと思い いろんなサイトを回ったのだが あまりにも言葉だけへの批判しか述べていない方が多いので残念に思ったのだ。


誤解されたくないので 最後に付け加えておくが 上述した事は関西人批判のつもりで述べたのでは無い。


例えば、青森に住んでいる人が 奇妙な津軽弁や下北弁を聞いたら? 鹿児島の人が妙な薩摩弁を聞いたら? それぞれにも同様に言えることなのである。


が、それらの中で「関西弁」とされるものに関しては 上述したようにひとまとめにされた総称であって 細かい違いが沢山ある複雑性すら度外視しての批判が多い事への注意…という意味のつもりである。



コメント(10)

私も前に観ました。
最近はお笑いブームで、ネイティブの関西弁をテレビで聞かない日はないので、
九州人の私でも、この映画の中の関西弁が、たぶんダメダメなんだろうなということは、
なんとなく分かりました。
でも、じゃぁ妻夫木君や麗奈ちゃんが、お笑い芸人なみの関西喋りをするのを聞きたいかというと、
あまり聞きたいとは思わないです。
私にとっては、あの位の関西弁モドキで充分ですけどね。^^;

やはり、ネイティブ大阪な私としては、
それだけで映画やドラマがどんなに内容がよくても
PV扱いになってしまいます。

こればっかりは、どうしようもないですね~。
関西弁モドキであれば、無理して話さない方が私はすんなり物語りに入っていけますね。

地方出身の女優さんには、是非ご出身の方言にてのセリフを期待したいものです。

まぁ、関西イントネーションに関しては、特に標準語圏の人が真似して中途半端な発音をすれば
大半の関西人(特に大阪人)はイライラすると思います。
これはもう、民族性だと想ってますので堪忍して下さい。

鹿児島弁に関しても、やはり同様の事が言えます。
逆を申さば、ドラマ等で出身でもないのに、その地方の方言を流暢に操っている俳優・女優さんを見ると、私はテンションが上がってしまいますね。

関西人(特に大阪人)って私含め気にしいが多いんです。

最後に、やっぱりやるならとことん追求してほしいし、
そこまでの努力をしないのなら、最初からしてくれるな・・・というのが私の本音です。

★ あかり さん

メイキングを見ると 一生懸命、方言指導者から教わっている役者達の場面がありましてね その指導者からは「良し」とされて でも、「駄目」と評す人がいる

どこがどのように?って部分も重要とは思うけど それだけを批判の対象とする評は如何なものかと思ったわけです^^

★ Wen さん


>関西弁モドキであれば、無理して話さない方が私はすんなり物語りに入っていけますね。


成程^^


>これはもう、民族性だと想ってますので堪忍して下さい。


成程^^;


>関西人(特に大阪人)って私含め気にしいが多いんです。


成程 orz


そんなWenさんが この「きょうのできごと」の「田中麗奈」と「伊藤歩」の台詞回しを どう判定するか、レポートを待ってます。^^

( ̄Λ ̄)ゞ はっ、判定をお待ち下さい。

というか、宜しくお願い致しますペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ

★ Wen さん

ほ~い^^

この映画、私も大好きです。
行定作品で、私の中では「ひまわり」「きょうのできごと」が2トップ。
メディアに迎合するようなキャスティングをしていないところもナイスですし。

関西出身の私には、やはり少々耳につく表現がありますが、
田中さん、妻夫木くんの2人は九州出身だし、九州と関西の言葉は違うといえど
関東の言葉よりは、似ている部分もあるし、この映画の中でも上手いほうではないでしょうか。
「パッチギ」の沢尻さんや塩谷くんの関西弁に比べたら、この出演者の皆さんの関西弁は
上手いし、私も映画の中を生きる人物としての演技はすばらしいといえると思います。
伊藤さんの、卵の話もかわいらしいですし♪

それに関西弁に違和感を感じる理由はイントネーションだけでなく、
ふだん、関西弁を話している田中麗奈、妻夫木聡、伊藤歩を見慣れていない。
というのがあるように思います。オダギリさんが映画で関西弁を
使っていたとき、関西ネイティブの彼の言葉に凄い違和感を覚えた経験もありますし。。。
(池脇さんのように、勢いよくスラスラ関西弁を話されたら、話は別ですけど、)
とにかく、この映画において、言葉に注目しすぎることには私も反対ですね。

★ 香織 さん

>ふだん、関西弁を話している田中麗奈、妻夫木聡、伊藤歩を見慣れていない。

たしかに それは一理ありますね。^^

ただ、今、自分でこの記事を読み返すと 私の思考の根底に 関西人の言葉に対する考え方への反感というのがあるんですよ。

あくまでも私の知る周囲に限っただけの話かもしれませんが 私の周囲にいる関西人の殆どは「共通語」を使おうとしないんです。

ハワイに行こうが、札幌であろうが 何も考えずに関西弁で話しまくる。

敬語を使えとまでは言わないけど、礼儀として 共通語を話すべきシチュエーションがあっても 何も気にせず関西弁と関西のノリを押し通されて ムカッときた経験が何度もありまして…

そのくせ、ドラマで誰かが下手くそに関西弁の台詞を喋ると 一斉にボロクソに罵り出す。^^

共通語をキチンと話せない連中が まるで関西弁を共通語だと思い込んでいる様な物言いにムカッ腹がたつんですね私は。^^

なんて言うか、地元の言葉に誇りを持つのは良い事だけれども 関西の感覚にはズレを感じる事が多いので つい、この記事の感想に述べた事に繋がったんだと思うんです。

最近この映画みた。
生まれも育ちも大阪の者です。

役者さんの関西弁ですが、僕は全員完璧だと思いました。
何一つ違和感がありません。
大阪にとけ込んでも大阪人と思うレベルです。

最初から最後まで完璧な関西弁で、
すごいプロ意識だと思いました。

あれだけ完璧なのに、
違和感を感じている大阪人がいるとするなら、
ただの器の小さい人間だと言う事です。

大阪人は気が小さい人が多いので
めんどくさいです。

生粋の大阪人の僕が
何の違和感も感じない関西弁です。

言葉がおかしいと批判している人が
理解できません。


そして作品はすごくノスタルジックな気分にさせてもらいました。

この作品の中に「あー、こんなことあったな〜。」
と誰もが酔い浸るシーンがあるのでは
ないのでしょうか。

まさにスローライフなさくひんですね。

★ m さん

コメントありがとうございました。

映画を見て感想を抱き、それを文章にまとめて(その時点ではまだ下書きですが)
いくつかの映画サイトをまわって 他の人はどんな感想なのか拝読してみる…

その時に、「え? 俺の感想と真逆じゃん」と感じる事が 私の場合多々あるんです。

で、私の感想と大きく異なる方の感想とで どこをどう評価が違うのか?という点に注目します

それが、あるシーンの解釈が違うとか 伏線に気づいているか否かとか そういう部分に
違いがあり、明らかに「あぁ、なるほどなぁ」と目から鱗の時は それはそれで楽しい
というか、鑑賞後の楽しみ方の一つとなるわけですね私の場合

しかしながら、そんないくつかの映画の場合において「関西弁がデタラメ」 ただそれだけで
ボロクソに評価されている映画が実はいくつかあり、その場合 内容の評価はほとんど
触れられていない事も多く この映画もそんなひとつでした。

まず、内容で全体を評価し 方言に関してはそこからの加減じゃないの?と思うんですが
関西系の方の中には 言葉だけに固執する傾向の強い人が多すぎると 北海道の
私は感じて仕方がなかったので この記事の感想となった次第です。

良い映画だと今でも感じてますよ 私は。

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