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2014年08月15日

● 永遠の0 DVD再見


2013年公開の映画「永遠の0」のDVDを入手したので観た。




永遠の0


実は、このDVDは発売されるとほぼ同時に私の手元に届いていた。


映画館の上映を観た時に DVD化されたものをじっくりと腰を据えて観るんだと楽しみにしていたにも関わらず、ずっと開封出来ずにいた。


それは、この映画を観る時には誰にも邪魔されずに かつ、間違いなく鑑賞中にはズブズブに泣き濡れて 鑑賞後はしばらく呆ける事が判っていたから、それだけの時間的余裕のある時にしか見るわけにいかないな… そもそも、私がそう考えていた事から 毎年恒例の7月末から8月初旬の航空祭が終了するまでは当然のごとく開封出来ず、祭りが終わって落ち着きが取り戻せてからは 何故か心の準備がままならず、結局


「今年の終戦記念日は これを観て過ごそう」


そう自分自身を納得させて今日に至る。




さて…


永遠の0

永遠の0

永遠の0

永遠の0

永遠の0

永遠の0


マニア泣かせなCGについてはさることながら…




永遠の0

永遠の0


井崎のシーンに井崎の孫が存在しないのが残念


永遠の0

永遠の0


武田のシーンの記者とのやりとりが、コンパに置き換えられ陳腐化してるのがとても残念


永遠の0

永遠の0

永遠の0


景浦のシーンは昔今の両俳優の好演もあって涙がとまらないんだけど、やっぱり終戦直後の景浦のエピソードを何故カットしたのか不可解至極。


劇場上映を観た時に、個人的にDVD化の際に再編集なり特典映像として封入なりを密かに希望していたのだがそれらが叶わず少々ガッカリしたが、まぁ、それも仕方が無い。


で、今回感想記事を記すにあたり いろいろとネット上を検索していたところ Wikiにちょっと腹立たしい記述を見つけたので引用し私見を記しておきたい


2013年に公開された『風立ちぬ』で話題を呼んでいた映画監督宮崎駿は、インタビューにおいて日本の航空戦史や元零戦パイロットの証言に反対を唱え、「ある零戦の映画企画」を引き合いに出し次のように批判した。「今、零戦の映画企画があるらしいですけど、それは嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしてるんです。神話の捏造をまだ続けようとしている。『零戦で誇りを持とう』とかね。それが僕は頭にきてたんです。子供の頃からずーっと!」「相変わらずバカがいっぱい出てきて、零戦がどうのこうのって幻影を撒き散らしたりね。戦艦大和もそうです。負けた戦争なのに」。これは作品を見ての発言ではないものの、時期などから言及された企画は明らかに『永遠の0』のことであると予測され報じられた。

(wikiより引用)


上の記述がどこまで正確なのかは不明なので あくまでも事実と仮定して私見を記すと…


一言に集約すると


「宮崎駿は腐ったな」


そう実感した。


たぶん、「永遠の0」というタイトルから この映画が零戦映画と決めつけてるのやもしれないが、この映画(原作も含めて)の中に零戦を美化した部分というのが私には見当たらず、上記引用の宮崎発言に関して「このジジイ何を言ってんだ?」と。


『これは作品を見ての発言ではないものの、時期などから言及された企画は明らかに『永遠の0』のことであると予測され報じられた。』


とも記述されているので 上記引用はあくまでも宮崎駿が思い込みだけで物を言ったんだと解釈しつつ、もし見たのであれば 見た後の感想を聞いてみたいとも思う反面、


『嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしてる』


という部分に関して 宮崎の「風立ちぬ」を見たけれど そちらの方こそ零戦と堀越二郎と堀辰雄をごちゃ混ぜにして いったい何を描きたかったのか?と問い詰めたい。


映画監督の井筒和幸は、自身のラジオ番組で「見たことを記憶から消したくなる映画」と述べ、主人公の人物像についても「そんなわけない」と主張した。ストーリーや登場人物が実在しないのに、有り得ない内容で特攻隊を美化していると非難している

(wikiより引用)


なるほど、であれば 私は「パッチギ」を見た事を私の記憶から消す事にする。


その他、amazonのレビユーや いろんな方のブログの記事やコメントも眺めて感じた事を記しておくと…


この映画、原作は 第二次大戦中の特攻隊員を基本的な主人公に据え、主人公がどういう人物だったのかを主人公の孫が調べ、主人公を直接知る老人達に話を聞いて回り、その結果 主人公がどういう風に亡くなっていったのかを知る… というのがストーリー全体の柱


これって、戦争とか特攻隊といった部分を なんらかの事故や事件に置き換えて描いていたとしたら たぶん、今風の言葉で言えば「家族の絆」みたいなものを描いたと誰もが受け止めるんじゃなかろうか?


ところが、事件や事故ではなく戦争や特攻隊となると 途端に完全否定で批判する輩が出てくるのが私には不思議でならないんだな


仮に宮崎駿が妄想で批判したように 零戦や特攻隊を賛美するだけの内容だったら、私も間違いなく批判する側にまわる。


でもね、「永遠の0」では どこにも零戦や特攻隊を賛美すると感じる描写は無く、むしろ主人公自身や景浦や武田といった登場人物達に 特攻がいかに愚かな作戦だったのかを言わせてすらいるのにね。


でね、ちょっと冷静に考えてみて貰いたいのは 上述したように戦争とか特攻隊といった部分を なんらかの事故や事件に置き換えて描いたストーリーだったとしたら、その上で、孫が その生前や人となりを知らない祖父を知ろうとするのって 私は「慰霊」に繋がる基本中の基本じゃないの?と感じるんだな


例えば、もしかしたら祖父はとても卑怯だったり、極悪人だったのかもしれない。


けれども、その祖父の存在があって自分までの系譜がある。


仮に「この世に産まれた事を感謝」とか「御先祖様を敬え」と言うのであれば、それぞれの人々が自分の御先祖様、家系を考える時に 例えば、自分の祖父の若かりし頃や経歴を知ろうとし、それをさらに自分達の子孫に語り伝える事は誰からも責められる事では無く むしろ、「慰霊」に繋がっていくんじゃないのかな?


ゆえに、私は今までこのクソブログにおいて 邦画の戦争映画には その「慰霊」という気持ちが全く無いものばかりである事を嘆いてきたんだ。


それとね、全く別の視点の私見を記すと…


しつこいようだけど、原作において武田が記者を罵倒するシーンが映画版で陳腐化された部分に私がこだわってしまうのは その罵倒の中で戦後から今日に至るまで、特攻隊をちゃんと知り、ちゃんと記事に記そうとせず、その多くが蔑むような論調の記事を垂れ流してきた事に対する批判


つまり、その多くは戦没者(死者)に対する冒涜と感じる事を数えきれず行ってきた事への 戦没者に成り代わっての反論と私は受け止められたからなのだ。


そう、死者が言いたくても言えない反論を代わりにしてあげる事も形を変えた「慰霊」のひとつだと私は感じたからこそ このシーンだけはそのまま描いて欲しかった。




さて、最後に…


私は この原作の著者である百田尚樹が好きではない。


それは、トーク番組などでの彼の話は テレ隠しなのかもしれないが、時々どうにも商業主義を強く感じてしまうからだ。


しかしながら、結果的にこの書によって読者が啓蒙されたり 己の思考を見直すキッカケに少なからず至った事は私は感謝したいと感じてる。


永遠の0


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コメント

文庫初版で原作読んだ時はホントに泣けたんですが…大新聞が制作委員会に名を連ね、不良の孫が消され、記者罵倒シーンが消され、戦後の抜刀殴り込みが消され、挙句に今どきの若者をバカにするようなエピソードを代わりに挿入したこの映画を昨年末に観終えた瞬間、原作者は金の亡者に堕ちたのだと確信しました。しこたま印税が入るは、某国営放送の委員さんまで拝命するはで、完全にのぼせてしまったのだろうと。
岡田浜田の熱演や、クオリティ高いCG、慰霊と反戦の想いを込めたストーリーで、出来の良い映画なのはわかっているのですが、その後の原作者の度重なるしょうもない振舞いもあいまって、たいへんガッカリしているのが正直なところです。
もともと優れた筆致で読者を引き込めるようなタイプではない原作者にしてみれば、素材と考証とミステリー風味をブレンドして素直に書き上げてみたら、ジワジワと売り伸ばし(当初はたいした売れ行きではなかったハズ)、数年かけて予想外の大ヒットとなり、周りからチヤホヤされるようになったわけで、そういう経緯から鑑みるに、昨今の彼の振舞いや発言に見られる先人への崇敬や、畏敬の念といった主張に関しては、どうも後付けのような気がしてならない、というのが、今の私の原作者に対する評価です。

★ ネコまんま さん

現時点における 私の著者に対する評価も実は殆ど同じで 新作本に対しての評価も割り引いて受け止めています

ただ、永遠の0に関しては まだ著者が腐る手前のものと信じ祈っております。


ブタネコさんへ
大変ご無沙汰して失礼しています、年だなーと言うことを痛感している今日この頃です、でもこの話題だと一言。昨今のニュース解説での反日左巻きコメンテーターの多いこと、反日で稼がれるより少なくとも親日であることは確かなので僕としては許せます。彼ほどの知名度は貴重です、これからも大いに発信してもらいたいと思っています。それにしてもマスコミの反日度は異常ですね、やっと8月15日が過ぎましたがどこから探してくるのか日本兵が残虐、日本人が悪い等と自虐ネタ満載の番組だらけてスイッチを入れる気もしませんでした。ちなみに僕はこの映画未見です、本で十分満喫したので期待を裏切られるのは嫌なのです。それと彼の作品はもう一つ’影法師’を読んだのですが、これも泣けました。

★ ボース さん

まだそちらは暑いですか? こちらはここ数日すっかり冷えてきております。

この映画を見ないちうのももひとつの選択肢だと思います。^^

ちなみに、テレビ東京で数回に分けたSPドラマ化が進んでるそうですが、そちらはキャストを見た瞬間に
ダメだ見る価値も無ぇ と、私は思いましたもの

【※注意!!】

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