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2014年01月06日

● 雑感(1月6日)


正月も三日ともなると、ウチの嫁の付き合い先の関係者が次々と我が家に年賀の挨拶に現れ始めた事もあり





「アナタが顔を合わすと無用のトラブルが起きかねないから 病院の病室に帰ってくれる?」


と嫁に言われ 逆らうと私にとって最高に面倒な事態になること必死なので 素直に病室に来たが、落ち着いて考えてみると「病室に帰って」と私が稼いだ金で建てた自宅から追い出されるのってどういう事なんだろう?と 新年早々悩んだ。


が、そんな事はどうでもいい。


こんな時は大好きなミカンを食べて気分転換だ… そう考えてサイドテーブルの上のかごに山盛りからミカンをひとつ取り、食べようと思って 皮を剥こうと左手の親指をミカンにグッと差し込んだところ なんか変な感じ、微妙な痛みが親指に走ったのでミカンから抜いてよく見てみたら 爪が3mmほどはがれていた。


変な剥き方をしたわけでもなく、我が人生でこれまで通りの剥き方だったはずなのに今回に限ってそんな事故が起きたのは何故か?… と思っているウチにじわっと血が滲んでキリキリと刺す様な痛みが増してきた


なので、枕元のナースコールを押し 返事が聞こえた天井のインターホンに向かって


「お~い 救急車呼んでくれ!」


と叫んだら


「どうしました?」


と、のんびりしたナースの声に


「ミカンを食おうとしたら爪がはがれた」


と、叫んだところ


「ここ病院ですからね 救急車は必要ありませんよ」


と、とぼけたインターホンの声


まぁ、そりゃそうだ。


ナースコールで「救急車を呼べ」とか「ちゃんとした医者に来いと言え」と叫ぶのは 私にしてみればお約束の常套句なのだが、あらためてボケ老人相手みたいな台詞を返されるとこっちが言葉に詰まる




それにしても…


ナースコールで叫んで以後、10分以上過ぎているのに誰も来ない。


微妙な痛みもあってイライラしてきた私は「いや、ここはひとつ大人の対応で…」と自分を落ち着かせようと 病室の片隅に設置されている大昔の簡易無菌室装備であるビニールで囲まれた空間(現在は私が病室でタバコを吸う為の専用喫煙コーナーになっている)に入ってタバコを吸うが 1本、2本と吸い終わってもまだ誰も来ない


ゆえに、仕方無ぇなと自分から病室を出てナースステーションに行ってみると 今まで見た事の無い看護師が一人だけ


「おい、今 ここのナースステーションにいるナースって君だけか?」


と、その子に聞くと


「はい、他の皆さんは それぞれ別の場所に行ってます」


「じゃ、さっきのナースコールを受けたのは君か?」


そう私が聞くと


「ええ、面白いジョークですね 病院で”救急車を呼べ”って 今度、ネタに使わせて貰います」


と、ニッコリ笑ってる


「いや、そうじゃなくて 爪がはがれた…って言ったのを聞いてなかったの?」


「あ!」


「あ!、じゃなくて ほれ、これ見てみろ」


私が左手の親指をその子に差し出す様に見せると いい加減時間が経っているから部分的に乾いたところもあるけど 結構な出血。


「どうしたんですか? それ」


「だから、言ったべ ミカン剥こうとしたらはがれたんだよ」


するとそのナース キャキャキャキャと笑い出して


「いませんよそんな人、ミカン剥こうとして爪はがす人なんて キャキャキャキャ」


奇妙な奇声をあげながら笑い続けている


「おい、笑い事じゃ無いんだって 痛いんだってば!」


私がそう言っても


「ミ・ミカンで キャキャ つ・爪ぇ キャキャキャ あ~、超笑えるぅ」


そう笑い転げるナースを 心の底から鈍器で撲殺したくなった私。


ナースステーションから離れて エレベーターで一階に降り、さすがに受診を待つ外来患者を押しのけて診察室に入るわけにもいかないので 受付の事務室に入って、事務長に血まみれの親指を見せながら


「おぅ、悪ぃけど 手の空いてるナースに手当てしてくれるように言ってくれ」


と、指示すると 事務長は何処かにインターホンで連絡し、間もなく現れた総看護師長によって 空いてた治療室で手当をして貰い、そのまま自分の病室に戻ってDVDを聞きながら(ながら見では無い)本を読んでいると…


しばらくして、緊急オペを終えた院長こと二代目開業医が まさにTVに出てくる凄腕外科医の様な(※注 カッコだけ)姿で病室にやってきて


「爪はがしたって? どら、見せてみろ」


と、せっかくそう看護師長が巻いてくれた絆創膏をはがして傷口を眺めながら


「CTとったのか?」


と、大真面目な顔で言う


「どこの世界の病院に 爪はがしただけでCTとる病院があんだ?」


私も負けじと大真面目な顔で言い返すと


「いや、悪い菌が入ったり どこかに病巣が転移してるかも…」


まだ、真面目な顔でそういう二代目開業医


「いらねぇよ CTなんか」


私が呆れて言い返すと


「オマエ(私)は医者じゃ無いんだから、勝手に自己診断しちゃ駄目だ

 まぁ、たいした事無ければ良いんだがな…」


なんてぬかすので


「たいした事にならないようにするのが医者の仕事だろうが!」


ビシッと私が言うと


「爪がはがれたぐらいじゃ保険点数稼げ無いんだバカヤロウ!

 せめて2・3針縫わせるとか、カタログ見直さないと思い出せない様な名前の薬を使わせるとか

 させろよコノヤロウ!」


急に化けの皮を自らはがした二代目開業医


私のベッドのサイドテーブルに常備してあるウチの嫁お手製のコーヒーを 何故か私の病室に置いてある二代目開業医の愛用マグカップに注ぎ 何の断りもなしにそのコーヒーを飲み始めると


「俺の車 もうすぐ車検なんだよ…」


窓の外を見ながら 突然、そんな事を口走る二代目開業医


そんな奴の後ろ姿を眺めていたら


「俺、病院変わった方がいいのかなぁ…」


って気が少し芽生えた 今年の1月3日だった。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

初めまして。
初めて投稿させていただきます。
KENと申します。

何の気なしに、読み始めて最後は大笑いさせて頂きました。

「急に化けの皮を自らはがした二代目開業医」のフレーズは最高です。

これからのブログも楽しみにしています。

★ KEN さん

こちらこそはじめまして お楽しみ頂けた様で幸いです。^^


【※注意!!】

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