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2013年12月19日

● リーガルハイ 2 最終話


ドラマ「リーガルハイ 2」の最終話を見た。




リーガル・ハイ


リーガル・ハイ


「堺雅人」


リーガル・ハイ


「新垣結衣」




最終回まで見終えて、「やっぱこのドラマ最高だ」と思った。


今シリーズの第1話から根幹に続いてきた小雪演ずる「安藤貴和」の裁判だが、最終的にどう展開していくのか? 私はそこに注目してきたのだが 最終話を見終えて私なりに「なるほどな」と納得させられただけでも私としては秀逸だったと評価したい


で、この最終話 たまたま自宅で嫁と次女と長女の旦那 それに私の四人で見ていて 見終えた後に次女が放った


「で、真実って何?」


その一言をキッカケに三人はそれぞれ独自の見解を披露し合っていた


長女の旦那「犯人は娘 それを本当の母親が庇った」


次女「事故だったんじゃないの?」


ウチの嫁「安藤貴和よ」


そのうち、「お父さんはどう思う?」そう聞かれるはずなので 私も私なりに考えてみたのだが、結論から先に言えば 昨夜の我が家のリビングで繰り広げられた「真実って何?」論争において 遂に私に意見を求められる事は無く、私はまるでサイドボードやマッサージチェア同様にしゃべる事無く、いや喋る機会を与えられず、いやいやタイミングすら与えられずに無視されたまま…


だから、泣きながらこの記事を記してる。




一度頭をリセットし、裁判官になったつもりで検証する事にしたのだが、まず判決を決めるにあたり最も重要な点は 問題の事件における死亡した父親の死因は毒であり、その毒を入手したのはネットを介して安藤貴和だという点である


第1話において


リーガル・ハイ


売人は安藤貴和に毒薬を売ったと証言している


仮に私が裁判官だったとしたら まず、その証言を採用すると同時に 単純に考えれば「安藤貴和=犯人」となる


そして第1話の中盤まで安藤貴和は無罪を主張していたが


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


突然、犯行を認め態度も変わる


何故、彼女は態度が変わり、主張を変えたのであろう?


ドラマの展開としては その理由として『実は娘が犯人』という「真実(?)」が顔を出し、『実の母親である安藤貴和はその娘を庇った』という展開を垣間見せるし、このドラマを見終えた現在


リーガル・ハイ


『なるほど、実は娘が犯人だったのかぁ…」


と理解している視聴者も相当数いるだろう ウチの長女の旦那の様に。


でもね、もし娘が犯人なのだとしたら毒薬をどうやって入手したのであろう?


「そもそも娘も同じ毒薬を何らかの手段で入手していた」とか「安藤貴和が入手した毒薬を娘が密かに盗んだ」とか「いや、実は娘こそが毒薬を入手した張本人で それすらも安藤貴和が庇っている」等々という推察もあり得るが いずれにせよ信憑性が乏しく感じてしまい素直に納得出来ない私がいる。


リーガル・ハイ


で、ドラマでは「実は事故だった」説があたかも黛の「新たな真実を作り出す」という結果のように浮上し、娘は咎めを受けず、安藤貴和も殺人罪は無罪となる


しかしながら、この「実は事故だった」説も 私には納得しがたい部分がひとつあり、それは 同じ物を食べた大人である父親が死亡し、娘は重体ながらも助かった…という点


全部が全部では無いけれど、人間と薬物の関係においては一般的に体重を目安にする様に大人と子供で薬物の量と効き目に違いがあり、大人が死亡する量ならば子供はそれ以上に危険に作用するんじゃないの?…と疑問を私は抱くのだ


もちろん、体質の違いとか 鍋の中で毒物の濃いところと薄いところみたいなムラがあったとか、そういった要因も否定できないんだけどね


ちなみに、「父親が娘を巻き添えにして心中を図った」説ってのも この「実は事故だった」説同様「娘は助かった」という結果から疑問を抱かざるを得ず…


ただね、上述した「大人が死亡する量ならば子供はそれ以上に危険に作用するんじゃないの?」…という疑問はよく考えれば「安藤貴和が毒薬を鍋に入れた」場合であっても「娘は助かった」という結果に疑問を招くんだよね


だから、話を簡単にまとめると「娘が毒を飲んだのに助かるパターン」って「娘が自分自身で毒の量を調整した」に限定され その結果、「毒を入れたのは娘」という方向にリードされてしまうんだ


でもね、もう一度言うが「もし(当時小学生の)娘が犯人なのだとしたら毒薬をどうやって入手したのであろう?」 真実が「娘が犯人」なのだとしたらそこに説得力がある説明が無い限り私は容認できないのだ。


で、ふと違う視点で言うと 裁判は「事故死」という決着


リーガル・ハイ


これって、黛が口走った「新しい真実を作りあげる」という結果なんだよね?


リーガル・ハイ


上のシーンで弁論を終えた黛は「私、汚れました」と呟いている事から これは本当の「真実」ではない


でもね、安藤貴和の殺人罪は無罪となり、娘も疑惑にすら巻き込まれずに済むという まさにWinWinな結果であり、WinWinを追い求めていたゆとりの国の王子に対して実に皮肉な結果 この辺に脚本・設定の妙を感じる 見事だなぁ…と。


で、今回この記事を記すにあたって「リーガルハイ2」の第1話から最終話まで再見したところ 第2話から第8話までの間に時々見受けられた「みんなが幸せになる社会」で実に空々しいムズムズ感を与えられてきたのは 全部が第9話および第10話の伏線だったんだなと判った時 その設定の壮大さに近頃の民放ドラマが姑息に各話完結型ドラマで誤魔化す手法では太刀打ちできないティストを醸し出している事を高く評価すべきと心の底から実感した。


最後に、このドラマで


リーガル・ハイ


私の中の「黒木華」の評価が変わったが、私が以前第2話の感想記事の中で記した


彼女のコミカルな演技はとても好ましいんだけど 台詞廻しがTVドラマなのに「舞台演劇」調な事


最終話の終盤、一番盛り上がった法廷シーンでひとり舞台演劇という悪癖が直っていないんだなととても残念に感じている。


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コメント

はじめまして。堺雅人さんファンでこちらのブログにハマったこちゃえと申します。
昨年からHPはほぼ毎日拝見してましたが、コメントははじめてです。

リーガルハイ2期、もやもやイライラしながら楽しんでみてました。
今回は連続ドラマを意識したつくりで9・10話でやってくれた〜って感じでした。
1期のお決まり?ゼリフ(〜少しはましになるだろう)が 2期の最後の最後に出たのは嬉しかったです。
1期のハムスター、2期の羽生くんは古見門先生が好き はある意味分かりやすく何となく読めるオチと
安藤貴和事件の予想がつかないけど、うならせてくれるオチどころが最高にすきです。

ブタネコさんのブログをみて、たしかに納得できる真実が分からないな〜と感じました。
それもある意味ねらいかなとも感じました。

ただ制作側も悩みながら苦しみながらつくっていたようで、堺さんも公式ブックの古沢さんとの対談で
「僕としては、早く2期にけりをつけて3期をやりたいです」とか「今回は据わりが悪いですよね。ほんとにつらい。(笑)」言ってました。
でも「据わりの悪さが2期なんで。堺の迷走ぶりを楽しんでほしいですね。」と堺さん。
「古沢も迷走してるな、って思ってもらえれば。」と古沢さん。

その公式ブックのいのうえひでのりさんのインタビューで堺さんは「スイッチが入るとちょっと色っぽい、そこも魅力」という話に妙に納得しました。
古見門役が憎めない一つの理由になりました。
堺さんっていつも大分先のことを考えて生きている感じがします。だからインタビューとかで答える言葉が、私のような凡人からしたら、
突拍子もないことを言っているのですが後から考えたら、そうか〜って思えることが多い気がして、面白いひとだなぁ〜てますます好きになってしまいます。

★ こちゃえ さん

こちらこそはじめまして コメントありがとうございます。^^

>ブタネコさんのブログをみて、たしかに納得できる真実が分からないな〜と感じました。
>それもある意味ねらいかなとも感じました。

たしかにそれもそうですね

前期もそうだったんですが、このドラマに関して私は自分が感じた事を感想記事として文章化するのが
自分なりに巧く出来ていないと反省しているんです そのうち、時間のある時に頭をもう一度リセットして
再見し再考するつもりです


ブタネコさん、こんにちは。
やっぱりこのドラマは最高でしたね。

「空々しいムズムズ感」
実は、2が始まってからずっと感じていて、期待が大きかっただけに、正直失望さえしていました。
ブタネコさんが仰るように、すべては伏線だったんですね。
もう、すごいとしか言いようがありません。
これほどいろんなことを考えさせられるドラマはそうそうないですよね。
この感動をうまく表現できなくて、ほんと自分の文章力の無さが情けないです。

ブタネコさんの再考の文章を楽しみにしています。ぜひ、お願いします!

この一年もブタネコさんのブログに楽しませてもらいました。ありがとうございます。
良いお年をお迎えください。


★ hamako さん

hamakoさんの来年が良い年になりますようお祈り申し上げます。^^


なるほど! 何も考えてませんでしたが、深いですね。
改めて『リーガルハイ2』を見ようと思います。

★ さっちー さん

このドラマは 結構深いです。


【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。