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2013年12月24日

● 永遠の0


映画「永遠の0」を映画館まで行って観てきた。




いやぁ、泣かされた。


映画館で映画を観ながらあそこまで号泣したのはいつ以来だろう…


岡田准一良いねぇ、ジャニ系にしておくのはもったいないぐらいに素晴らしかった。


特に、鹿屋基地に移動してからの宮部を演じるために かなり減量したんじゃないかな、鬼気迫るって感じが実に良く描かれていて原作の宮部久蔵そのままと感じた。


個人的に恐れていた三浦春馬のオーバー過ぎる泣き演技もほどほどに押さえられていたし、終盤ウンザリさせられそうだった場面はBGMだけで音声を絞ってくれた演出・編集に助かった


それともうひとつ恐れていた吹石一恵だが 予想以上に出演時間が短く、少なく これまた助かったと思いつつ、原作にあった姉の彼氏と武田のエピソードをコンパに置き換えるのならば 吹石一恵が演じた姉ごと削っちゃえばいいのにと思った。(これについては後述する)


そして、最も良かったのは「田中泯」とその若い頃を演じた「新井浩文」 素晴らしかった。


マニアックな事を言えば 映画のわりと最初の方、宮部と井崎が空母「赤城」の艦上で語らうシーンの前後 今まで私が見てきた邦画の戦争映画でこういうシーンは飛行甲板の上とか片隅ばかりだったのだが この映画では赤城の艦首付近になっており、それも含めて赤城の艦首付近や甲板を俯瞰で眺めるシーンが なんとも言えないぐらい軍艦マニアの心をくすぐり、ミッドウェーで攻撃を受け燃え上がる赤城の姿にはそれだけで泣かされた


私は原作の中で最も肝心な部分は 井崎の病床の語りとそれを一緒に聞く井崎の孫、武田がシャーナリストと称する姉の彼氏を罵倒するところ、そして景浦のエピソード(特に戦後)の3つのエピソードだと思っている


で、この映画の映像には井崎の病床の語りに孫は登場せず、武田のエピソードもシャーナリストと称する姉の彼氏が登場せず、唯一景浦のエピソードだけは 肝心な戦後の部分がボカされてしまっていたが それでも号泣させられたのは 原作の最大の魅力である「慰霊」の精神が根底にながれていたからだろう。


けどね、やっぱり武田の罵倒と 日本刀をぶら下げて松乃を救い出した景浦は映像として見たかったなぁ…


武田の罵倒は無理だとしても 景浦の戦後のエピソードが実は撮影していて映画本編ではカットされたが DVD化の際に特典映像で入ってます…なんて仕様ならいいのにと夢見る。


最後に、この映画が「夏八木勲」の遺作となったそうだが この祖父役は夏八木勲しか演ずる事が出来なかったであろう事は間違いなく この映画の出演も含めて心から感謝と哀悼の意を表したい。


お駄賃

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コメント

ブタネコさんへ
ご無沙汰しています、毎日毎日寒い日が続きますがご自愛ください。さてこの映画、実を言うとブタネコさんの講評を.待って見に行くかどうか決めようと思っていました、今までこの手の映画にさんざん期待を裏切られてきましたから。この小説の肝は武田がジャーナリストの姉の彼氏に意見するところだと思っていまして、その場面が有るか否かが行くかどうかの決め手だと思い込んでいました。その場面がないとなると正直言って迷っています。あの台詞、どうしてカットするかな、いい機会なのに。
今年一年毎日楽しませてくれてありがとうございました、では良いお年をお迎えください。

★ ボース さん

いやぁ、なんか今年は寒いです。^^

>その場面が有るか否かが行くかどうかの決め手

ですよね、もの凄く判ります 私も心残りですから

ただ、下世話な言い方ですが 入場料以上の満足は味わえたと感じています

来年も御贔屓の程を…^^


私も
是非見に行きたいと初日第一回目の上映に行ってきました
あの本の『尺』からどの部分を繋げ、割愛するのか気にしながら観ておりました
私も終戦後の日本刀をぶら下げて松乃を救い出した景浦を見たかった一人です
でもまぁ仕方ないなと…
『赤城』のディテールの細かさにも唸りました。
甲板上で風向きを確認するための蒸気の筋やラッタル、煙突から出る水蒸気交じりの煙
それに他のチョイ役で出る
水偵の着水やムスタングの廃莢シーン、ライトニング諸々
あの大戦で近接信管のいとも簡単に餌食になった数多くの航空機の描写が
心痛く感じました。
なにより、『あと数十年もしないうちに大戦を語る者がいなくなる』
喉元に刃が当たっているような感覚に陥りました。

いろんな事があった本年もあと数日です
お互い(といっては失礼でしょうが^^;)身体を労わりつつも酷使して今年も終わろうとしております。
また来年もどうぞよろしくお願いします。

お身体ご自愛くださいませ


snow431拝

★ snow431 さん

>赤城の煙突の排気、水偵の着水、ムスタングの廃莢シーン

たしかに、唸りました

でも、その反面 ドーントレスやアベンジャーが妙に手抜き感が気になりましたけどね。^^;


今年もいろいろとありがとうございました

私もまだまだま意地を張る所存です 来年もよろしくお願いします。


どうも~Wenです。大変永らくのご無沙汰でございました^^;

さて、本日劇場鑑賞してきました。
開始1分以内で泣いてました。
夏八木勲に涙し、赤城の菊花紋章でブルブルっと涙し
最終的には顔がくしゃくしゃになり、ハンカチもぐっしゃりとなってしまいました。
武田のシーン描写もものすごく残念ですが、私は最後にタイコンデロガのエースパイロットと艦長のシーンも入れてほしかった次第であります。


田中泯、新井浩文、素晴らしかった。・・・すごくわかります^^

田中泯が話の最後に抱きついて「若い男が好きでなぁ~」のあの一連のシーン、今思い出してもあきません・゚・(ノД`;)・゚・

私が同映画でむせび泣きをしている頃に、安倍総理がやっと思い腰を上げたとのこと。
なんか万感胸にせまるものがありますね。
原作から映画になると聞き、そのキャストに不満がややあったものの、いい意味で見事に裏切られました。
日本人なら必ず見なければいけない映画だと思います。

さて、ちと早いですが、来年もどうかお体ご自愛下さり、憎まれっ子世に憚ってくださいね^^

追伸:帰りも泣きながら運転してました^^;

★ Wen さん

>帰りも泣きながら運転してました^^;

貴君ならそうだろうね 想像できるし、想像したら貰い泣きしました。

来年も憚るつもりです よろしくね^^


私もブタネコさんのブログを読んで見てきました。
見る前は零戦を作った人の話かと思っていたくらいです。

私が一番泣いたのは田中泯が「敵機に体当たりしてでも俺が守る」って言った場面です。


若い名前もよくわからない俳優たちが皆良かったですね。
ブタネコさんの危惧した通り、三浦と吹石は終始危なっかしい演技でした。
岡田准一もよかったし、爺さんたちがみんな良かった。
やっぱ、年寄りは国の宝だと思いました。
風吹ジュンもワンパターンな演技をしてしまったけど、立派になった~。
ヘイグのカレンダー欲しかったなぁ。
石川ひとみのカレンダーならどっかに残っているはずですが・・・


日本のCGではあれが限界なんでしょうけど、よく頑張ってました。
最後、幻の零戦が三浦の上を掠めて飛ぶシーン。
合成もまずいけど、岡田の背後の零戦の右翼が異様に大きく見えて、
あれは私が見た幻だったのか・・・・

役所の山本五十六はなんか的が絞れてなかったけど、
こちらは主人公を周囲の人たち話からうまく描いていたと思いました。
「家族のために死にたくない」と主人公が思うように至ったきっかけが
映画では語られていません。なんでやめてしまったのでしょう。

血刀をふるって主人公の妻を救う場面はラストの回想シーンにもちらっとでも入れてほしかったです。
田中泯よかったなぁ。

★ 支店長 さん

そうですか、御覧になられましたか

実は 私はもう一回、劇場公開中に見に行きたくてウズウズしてます


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