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2013年09月28日

● あまちゃん 最終週


「あまちゃん」最終週を観た。




あまちゃん

あまちゃん


最終話まで見終えて 感想を述べようとしたら、言いたい事は山ほどある。


「あまちゃん」の製作発表で脚本が「宮藤官九郎」と知った時、これまでの「宮藤官九郎」の脚本作品は これまでの朝ドラの物語とはずいぶんとかけ離れている様に感じ、どんな朝ドラになるのか楽しみに思ったものだ。


結論から言えば、この時期 何かと「復興支援」とか「被災地の境遇をもっと知って貰う」なんてお題目で いろんな番組が製作されているが、殆どが東京からの上から目線製作ばかりで 東北以外の人間が見れば「可哀相」なんて感じられるのかもしれないが、当の被災者や関係者から見たら ともすれば有り難迷惑なんじゃないか?とさえ感じるモノも少なくない。


ゆえに、東北出身の宮藤官九郎に東北目線で彼独特のコメディタッチによる ともすれば言いたい放題な台詞は いろんな意味で画期的だったとさえ感じる脚本だったと思う。


あまちゃん

あまちゃん


「あまちゃん」の製作発表と「能年玲奈」がヒロインに決定したと知ったのは 私が個人的に映画「カラスの親指」と「グッモーエビアン」で彼女に注目した直後の事で その2本の映画以前の彼女は率直に言って暗い役どころのそんなに目立たない役ばかりだった事もあってもの凄く意外に感じていたのだが、結論から言って これほど化けるとは思ってもいなかった。


あまちゃん

あまちゃん

あまちゃん


「橋本愛」に関しては一般的には映画「桐島、部活やめるってよ」あたりで急速に起用が増えたけど やはり、彼女のそれ以前の出演作を思うとミステリアスな役どころが多く、残念なホラー物ばかりが目についたものだが


あまちゃん


この子がこんな柔らかい笑顔の持ち主だと ようやくこの「あまちゃん」で見せて貰えた。


それと、


あまちゃん

あまちゃん


このドラマで最も化けたのは「有村架純」だと思う。


あまちゃん


最終週に見せた上の画の「泣き」は たぶん私は一生忘れない。


そして


あまちゃん

あまちゃん

「古田新太」も とうとうヤラかしてくれたなぁ…と感無量。


元々、個性的な演技で脇として素晴らしい破壊力を発揮していたんだけど、この「あまちゃん」の終盤で何度、彼に気持ちよく泣かされた事か 感謝してもしきり足りない。


あまちゃん

「松尾スズキ」や


あまちゃん

「渡辺えり」「美保純」「木野花」といったところも 充分に脇で輝いていたし、


あまちゃん


「尾美としのり」も実に良い味を出していたが 何と言っても最高の脇だったのは


あまちゃん

あまちゃん


ネコだ。




さて…


あまちゃん


いろんな人達が色々と評価している「潮騒のメモリ-」の歌詞の一部「三途の川のマーメイド」がラストで「三代前からマーメイド」に替え歌となった件だが…


それが最初から宮藤官九郎によって張られた伏線だったのか、物語進行していく過程でのヒラメキだったのか? …という件に関して私は些末な問題というか、考察するならもっとそれ以前の部分にあると感じている。


あまちゃん

あまちゃん

あまちゃん


それは薬師丸ひろ子が演じた「鈴鹿ひろみ」が「この歌詞って被災者の方々に…」とか、違う場面では


あまちゃん


「もちろん出たい、ありがたいと思う だけど、東北の方々に申し訳ないと思う…」


あまちゃん


「東北の人間が働けって言ってるんです。」


私は小泉今日子と薬師丸ひろ子の上の画の掛け合いの台詞にこそ大きな意味があると感じている。


つまり、怒られる事を覚悟の上でブタネコ流のひねくれた解釈を記せば


「”東北の方々に…”って気持ちはありがたいけど 気持ちだけじゃ何も変わらない」


もっと、極論的に言えば


「気を使うより、金を使え」


にも聞こえるわけで、もちろんこれは悪い意味に解釈するのでは無く、復興支援とお題目ばかり唱えていないで、現実に即した行動をもっと適切に迅速にやってくれという意味であり これって被災地側からはなかなか「あれをしてくれ、こうしてくれ」とは言い難い状況とか 逆に、言ってもなかなか認めたり動いてくれないもどかしさみたいなものを被災地側の言葉の代弁として描いた様に私は感じたからだ。


で、ついでに言えば「あまちゃん」と同じ様に復興支援みたいなものを因果に含めた様な番宣をしてきた大河ドラマ「八重の桜」と 私にはとても対照的に映るんだな


たしかに、会津出身のハンサムウーマンとやらをヒロインに据えて 中盤までは会津が舞台だったのはいいけれど、中盤過ぎて京都に学校を建て…なんて物語が展開されて以降、「復興支援」というお題目はただのアイテム扱いか?なんて感じる事が多すぎる


まぁ、ロケ地巡りの観光客増加や 明治維新前後における会津の歴史を学ぶ機会を得た…なんてのは大いに良い事だったとは思うけどね。




さてさて…


あまちゃん

あまちゃん


「あまちゃん」の上のラストの映像とナレーションは 心に響いたし、間違いなくこれからも心に焼き付いて残っていく。


朝ドラ云々は置いておいて ひとつのドラマとしてこれほど楽しませて貰い、大いに泣かされたのは久しぶりの大傑作だったと思う。


本当にありがとう


お駄賃

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コメント

>「気を使うより、金を使え」

夏ばっぱも

「金持ちは金出せ。そしたらオラたちは元気だすから」

って言ってましたもんね。

東京オリンピックで与えられる元気もあるでしょうけど、もうその元気は「あまちゃん」がくれたんだから、その金を復興支援に回すわけにはいかないんだろうかと疑問に思うばかりです。

被災地の方々は東京オリンピックに湧く東京の人をどう見てらっしゃるのか、と思うと、とてもじゃないが私は浮かれる気にはなれない、今からでも良いからイスタンブールでもマドリードでも譲ったらどうだ、と思ってます。


ドラマの方は、ホント、感想は山ほどですね。

でもこの「あまちゃん」以前の能年玲奈を扱ったブログってどれだけありますかね?

そういう意味ではブタネコさん、もっと威張って良いですよ!・・って多分そうなさらないでしょうけど。

今は皆でこぞって能年玲奈の今後を心配していますが、まあ、それだけ皆彼女が好きになったんでしょうね。

きらっきらしてましたもんね。こんなに「きらきらしてる」という言葉が似合う人もいない。

他にも・・・・もう沢山ありすぎて書ききれません。

私はこのドラマに関して「80年代を知る世代で良かった。知らなくても楽しめるだろうけど多分知っているのと知らないのじゃ感じ方が違うはず」って思ってました。”あの”ドラマもそうですね。

でも、街中を歩いていてどこかの店からか「あまちゃん」のオープニング曲が流れれば小さい子が「あ、あまちゃんだ!」とうれしそうに叫んだり、新宿や渋谷のCD店に入れば必ず「潮騒のメモリー」が流れて、明らかに10代20代の子らも「あまちゃん特設コーナー」で立ち止まって見ているのを見ると、まあ80年代を知っている方が楽しめるのは確かだろうけど、そんな事はどうでもよくなり、「あまちゃん」が国民的ドラマになったのが関係者でもないのにうれしくてしょうがないです。

一つのドラマに対してこんなにも「面白かった」「感動した」だけではなく「ありがとう」という言葉が聞けるドラマは無かったんじゃないでしょうか。

「あまちゃん」、本当にありがとう。

ブタネコ様 はじめまして。
小栗旬くんがらみでこちらを覗くようになってかなりたちますが、コメントは初めてします。
そんな見方もあるかとニヤリとしたり、私の知らない世界を紹介されていたりと、毎日覗くのはもう日課です。
ブタネコさんから、大傑作と。しかも「東北の人間が働けって言ってるんです」
これを取り上げて下さっていたので思わず出てきてしまいました。
まったくひねくれた解釈なんかじゃないと思います。
私はこの台詞を使いたくてこれまで書いてきたのではないかと勝手に思っていました。
主人の実家が岩手沿岸部にあり、見事に流されました。
幸いにも誰も亡くならなかったし、既に新居を建てて暮らしていますから全くもって運がいい恵まれたほうです。
とは言っても、職場も自宅も再建する為に、兄は莫大な借金を背負い暮らしていかねばなりません。
帰省する度見聞きする現状を知る立場としては「絆」なんて言葉白々しくてかないません。
この作品は仰る通り大傑作。複雑な想いを抱える東北の方たちを傷つけることなく楽しませ、
寄り添い、少し背中を押してくれたのではないかと、宮藤官九郎氏にしか描けなかったと思っています。
主人と最初はこんなに早くあの日の事が描かれるのを驚き、心配していましたが、
今では逆に今で良かったのだと話してました。


★ うごるあ さん

ドラマの中で台詞として言わせる事に妙があると思います

>東京オリンピック

私見ですが、例えば「原発をいつまでにどうするか?」とか、「被災地の復興をいつ
までを目処にするのか?」とかもさることながら、景気回復や年金問題など いつま
で経って先送りばかりで目処が立っていない事柄に「東京オリンピックまでに」とい
う ひとつの目処をつける意味では招致賛成だったんですけど、なんとなく他の問題
からオリンピックに目を向けさせるだけの手段の様に思えてなりません

>能年玲奈

化けましたねぇ ホント、ビックリです。^^

>「ありがとう」

ホント、ありがとうです


★ ままりん さん


こちらこそ初めまして コメントありがとうございます。


>私はこの台詞を使いたくてこれまで書いてきたのではないかと勝手に思っていました。

そうですね、もしそうだったならば「よくやった、よく言った」と拍手したいです

>複雑な想いを抱える東北の方たちを傷つけることなく楽しませ、寄り添い、少し背中を押してくれた

ですよね、そうであってこそ「復興支援」のドラマですよね? と、私は思うんです。


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