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2012年06月13日

● リーガル・ハイ 第9回


「リーガル・ハイ」第9回を観た。




リーガル・ハイ


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


「新垣結衣」


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


「堺雅人」


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


今回の新垣結衣が 前々回の「犬神家の一族」の「スケキヨ」へのオマージュかどうかは知らない


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


堺雅人が演ずる男が発した「ぺったんこ」がどういう意味なのか どうでもいい。


リーガル・ハイ


重要な事は


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


見たまえ彼らの満足そうなこの表情を…

ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃないか 黛君よく覚えておきたまえ、これがこの国の”馴れ合い”という文化の根深さだ 人間は長い年月飼い馴らされるとかくもダニのような生き物になるのだよ

他に誰かいますか? 自覚すらないとは本当にうらやましい。

コケにされているのも気づかないまま墓に入れるなんて幸せな人生だ

倍も生きていらっしゃるのにご自分のこともわかっていらっしゃらないようなので教えて差し上げているんです。

いいですか。皆さんは国に見捨てられた民、棄民なんです。

国の発展の為には年金を貪るだけの老人なんて無価値ですから、ちりとりで集めてはじっこに寄せて、羊羹を食わせて黙らせているんです 大企業に寄生する心優しいダニそれが皆さんだ

かつてこの地は、一面に桑畑が広がっていたそうですよ?

どの家でも蚕を飼っていたからだ。それはそれは美しい絹を紡いだそうです。

それを讃えて人々は、いつしかこの地を絹美と呼ぶようになりました。

養蚕業が衰退してからは稲作に転じました。日本酒に適した素晴らしい米を作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退した。

その後はこれといった産業もなく、過疎化の一途を辿りました。

市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。五年前に化学工場がやってきましたねえ…

反対運動をしてみたらお小遣いが貰えた。 多くは農業すら放棄した。

ふれあいセンターなどという中身の無い立派な箱物も建ててもらえた。

使いもしない光ファイバーも引いてもらえた。 ありがたいですねぇ?

絹美という古臭い名前を捨てたら南モンブラン市というファッショナブルな名前になりました なんてナウでヤングでトレンディなんでしょう。

そして今、土を汚され、水を汚され、病に冒され、この土地にも最早住めない可能性だってあるけれど、でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた

ありがたいことです、本当によかったよかった。

これで土地も水も甦るんでしょう? 病気も治るんでしょう? 工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれど、きっともう問題は起こらないんでしょう?

だって絆があるから!!

だから何だってんだ!

だから労わってほしいんですか? だから慰めてほしいんですか? だから優しくされたらすぐに嬉しくなってしまうんですか?

先人たちに申し訳ないと、子々孫々に恥ずかしいと思わないですか?

何が南モンブランだ、絹美村は本物のモンブランより遥かに美しいとどうして思わないんですか?!

誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていければ楽でしょう… しかしもし、誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない。

深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない 戦うということはそういうことだ、愚痴なら墓場で言えばいい!

金が全てではない? 金なんですよ、貴方方が相手に一矢報い、意気地を見せ付ける方法は、奪われたものと踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ち取る事だけなんだ、それ以外にないんだ!

(中略)

敗戦のどん底から、この国の最繁栄期を築き上げたあなた方なら、その魂をきっとどこかに残してる!… はずだと期待した私が愚かでした。

いいですか、二度と老後の暇つぶしに私を巻き込まないでいただきたい。

心優しいダニ同士お互い傷を舐めあいながら穏やかに健やかにどうぞくたばっていってください それでは皆さん、さようなら!


なんと胸のすくような風刺にとんだ素晴らしい台詞であろう…


全体的にはコミカルさからコメディに受け止められがちだけど その実、ところどころに良い台詞が散りばめられている


演出もさることながら、やっぱこれはきっと脚本の素晴らしさなんだろうね?


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コメント

これが10ページに渡る長台詞ですね(笑
ホント、リーガルハイしか見てない今クール。

ブタネコ様

このシーンは感動的でした。
いろいろな意味で。

現代の、「すべての日本人へのメッセージ」と受け取りました。
(もちろん、私自身も含めてです)

シナリオの大部分が、エリン・ブロコビッチのパクリであるのは、
きっと、作家の「意図的な遊び」に違いありませんが、
そのすべては、
このシーンへと続く、単なるイントロに過ぎないのでしょう。

出演者も、シナリオも、実に良い、完成度の高い作品で、
間違いなく、今クールのベストドラマだと思います。
エンディングがどうであろうと、このシーンだけで満足です。

★ やじ さん

どれもこれもアレですからね。^^;


★ よしりん さん

>現代の、「すべての日本人へのメッセージ」と受け取りました。

そうですね、いろんな意味を含めていると思いました

>シナリオの大部分が、エリン・ブロコビッチのパクリ

へぇ、そうなんですか それは知りませんでした。

ブタネコさま

中身はもちろんですが、堺オタとしては非常に感謝です。
だって、第1話の時にブタネコさんが書かれていたように、あのattractiveなキャラクターを演じるものだけの評価では嫌でしたから。このような際物の役で評価されるのは(実際にあちこちの雑誌はそういう書き方が多いのですが)、過小評価ですね。

それが5話あたりから本来の役者の引き出しを次から次へと開けて見せてもらっている状態。その極めつけが今回の長セリフではないかと思います。きちんと芝居がなされているから言葉が、すっと入ってくる、これはこの人の本領発揮です。

振り返ってみれば、それまでの回にもここまでに至るための様々な芝居が埋め込まれているのは、脚本家の方が当初からある程度見通した台本を用意されている(準備稿が8話くらいまであったらしい)点にあると思いますす。それが上にこのキャラクタを作り出している堺さんもすごいのですが、過剰にならないように演出の方が抑えられている部分もあるとお聞きしました。本当にここまで堺魅力を引き出して、堪能させていただき大感謝です。

役者を含めて、この作り手の方々はある意味奇跡的な集積なのかなと思いました。怪物の弁護士じゃなくて怪物の番組を作り上げてしまったようですね。

★ いかづち さん

「篤姫」における堺雅人の演技は秀逸でしたから その辺から多くの人がファンになったのも頷けます。

が、私はそんな方々に「もっと前から彼のポテンシャルはキラキラしてたんだぞ」と言いたいわけで

この「リーガル・ハイ」で初めて輝いたわけじゃないんだし、もっと輝く役者だと信じてもいますしね。


私が暮らす市は、合併当時何かと世間を騒がせた(?)【南○○○○市】です。
市の名称にカタカナが用いられることに、何度も何度も違和感を感じました。
でも、合併して9年も経過すれば、市の名前に違和感を感じなくなりました。

私が暮らしていた村は合併前は人口8000人の小さな村でした。
村ですが、コンビニもドラックストアもありました。
(市になった現在、コンビニやドラックストアは更に増えました)
暮らすには不便を感じませんでした。
様々な馴れ合いの中で暮らしてのかな?


話は変わりますが、
堺雅人さんのあの長台詞の言い回しは圧巻でした。
リーガルハイと比べてしまうせいか、現在放送中の大奥では堺さんは好きにれないです。
(勿論、堺さん自身は大好きですよ)

★ かおりん さん

ふと「住めば都」なんて言葉を思い出しましたが それが適切か不適切かは別として

時々、思うんですが「豊かな暮らし」って どういうものか? と。

たかがドラマの一場面なんでしょうけど この回はそこに一石を投じた様に感じました


【※注意!!】

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