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2012年05月09日

● リーガル・ハイ 第4回


「リーガル・ハイ」第4回の録画を見た。




リーガル・ハイ


第4話を見終えて…


リーガル・ハイリーガル・ハイ

リーガル・ハイリーガル・ハイ

リーガル・ハイリーガル・ハイ


「新垣結衣」


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


「堺雅人」


今回の脚本は秀逸だ。


営利主義のゼネコンとマンション建設反対の住民、それぞれの代理人である拝金弁護士と人権弁護士


基本的には人権弁護士の努力で住民達が勝ち、悪徳業者やその代理人は糾弾されるのが殆どのドラマにおける流れの中、コミカルタッチとは言え 逆の結果を描いた構成に私はスタンディングオベイションを贈る。


以前、このクソブログのいくつかの記事で述べた様に 私が現実において知る限り弁護士というのは依頼人の意向によって主張を平気で180度変える者が殆どだ。


例えば、このドラマの様に民事訴訟の場合 どちらの言い分が正しいかは時に水掛け論に終始してしまう事が少なくないから、どちらが正義なのかは第三者的に見た場合と当事者とでは意見が異なる事も不思議では無い事は誰もが承知している事。


基本的にこのドラマの場合に限って言えば建築確認が通り、条例にも適っている以上、業者は必ずしも悪とは言えず、むしろ 確認申請を受理した役所のあやふやさこそ問題視されるべきと私は個人的に思うが、根本的に役所批判で製作されたモノで無い限りゼネコンが悪として描かれるのが一般的なドラマの通例


でもね、民事ではなく刑事事件を考えると 弁護士というのは加害者の味方であって、被害者の代理人とも呼べるのは検察官なんだな。


例えば、ある殺人事件の加害者が自分の罪を認めていたとするならば その事件の裁判では加害者の代理人である弁護士は いかに量刑を下げるか、つまり情状酌量をどれだけ認めさせるか?となるわけで その場合、加害者である被告が本当に自分の罪を反省し悔いているか、もしかは、本当は反省も悔いもしていないけど 少しでも早く刑務所から出る為に反省し悔いている演技をしているのか? 私の知る限り、殆どの弁護士は演技か本音かなどは実は「どうでもいい」とさえ思っており 重要な点は「依頼人である被告がどう主張しているか?」の一点


言い方を変えると、どう考えても「死刑判決が出て当然」という状況であっても 被告が無実を主張する限り その代理人である弁護士が「被告は無実って言ってますけど、私は多少の罪は認めるべきと思っております」と法廷で主張する事は無い。


これをドラマでは「弁護士は依頼人の利益を守るのが義務」として描く。


でも、現実では少し違う。


「どうやらこの事件は被告に死刑判決が出そうだ」


と、想定される場合に いずこからともなく「手弁当で良いから弁護させてくれ」と弁護士が現れ 単に死刑判決を免れる手法として「被告は事件当時心神を喪失しており…」と主張して情状酌量どころか無罪を主張するケースが多いのが現実。

で、この場合に見受けられがちな点は 事件そのものの内容がどうこうなのではなく、「死刑執行は殺人行為と同じ」という様な論拠に基づいた「死刑廃止」を訴える事の方がそういった弁護士の第一義であって事件そのもので亡くなった被害者達の苦しみや、遺された被害者遺族など関係者の苦痛などは「死刑廃止」の為にはどうでもいい…みたいな横暴ささえ感じさせられる矛盾を平気で感じさせる。


よく、政治屋などが被告となった際に


「法廷で真実を明らかにする」


と、言う。


でも、私の知る限り現実の法廷は「真実を明らかにする」場になった事は殆ど無く、刑事事件であれば「被告の自己主張をどれだけ認めるか?」の場であり、民事であれば「自己主張を言い合う」場であって判決が出て負けが確定しても負けた側はそれを事実と認めようとする事は無いに等しい。


で、話をこのドラマに戻すと…


私の知る現実において、人権派と呼ばれる弁護士の中には心から尊敬すべき弁護士が少なからず存在する事は紛れもない事実だが、人権派と言いながら実際には私同様にねじ曲がった人間性で何が正義か?を一般論とは違うところに価値観を抱いている輩も少なくない。


その例が、このドラマの中で大和田伸也が演じた人権派弁護士の設定の中に垣間見えた事に このドラマの脚本・構成を高く評したいと感じたんだな。


判りやすく言うと、ドラマの中で反対住民の代理弁護士は「悪徳業者に賠償金をより高く払わせる事が社会正義だ」と主張する。


本来、問われるべきは 既にその地域に居住している人達に日照権の侵害という不利益を被らない様に行動する事が社会正義じゃないのか?


しかしながら、堺雅人が演ずる拝金弁護士が言う様に 確認申請等条例に適っている以上、業者は必ずしも悪とは言えず、補償を支払わせる事で和解するのが通例である事は反対住民の代理弁護士がいくら人権派と言えども承知してるんだよね


これは現実に置き換えても「よくあるケース」


なので、私に言わせれば重要な点は「補償を少しでも多く支払わせる」のが人権派の様に現実でも表される事に違和感を覚えている…という点だ。


ゆえに


リーガル・ハイ

リーガル・ハイ


上の二つのシーンでの堺雅人が演じる拝金弁護士のそれぞれの主張はメチャクチャな言い分の様に受け取られがちだが 私にはむしろ現実に即した台詞だと感じたのだ。


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コメント

ブタネコさん、お久しぶりです。いつも楽しく読ませてもらっています。
不思議なもので、ブタネコさんのブログを読み始めた頃はコワいもの知らず(?)で、頻繁にコメントできたのに、読み込んでいくうちにだんだんと気軽にコメントできなくなってしまいました。
だけども、こんなふうにドラマを見て思ったことが一緒だったりするとやっぱりコメントしたくなります。
人権、人権と声高々に叫ぶ人達にいつも違和感を感じる私も、やはりひねくれ者なのでしょうね。
そうそう、昨日「宇宙兄弟」を観てきましたが、なかなか良かったですよ。ほんとはこれが一番言いたかったりして(笑)。


★ hamako さん

お久しぶりです。^^

>だんだんと気軽にコメントできなくなってしまいました。

このクソブログではよくあるケースです

なにせ「敷居が高い」と評判ですから

>人権、人権と声高々に叫ぶ人達にいつも違和感

こういう人達の主張で私がいつも疑問に思うのは 権利の主張ばかりで権利に対する義務には全く無関心なところです。

例えば、刑法の量刑から死刑を廃止する事が人権に適うのだとしたら 罪も無い人を意識的に殺し
た者が受けるべき「罰」という名の義務は?という風に

>「宇宙兄弟」

見たい気持ちが半分、「なんだかなぁ」感がいまのところ半分です

【※注意!!】

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