« スマグラー | TOPページへ | 小栗旬 CM »

2012年04月08日

● 薄れゆく記憶の中で 再見


1992年公開の映画「薄れゆく記憶の中で」を再見した。




薄れゆく記憶の中で


数日前に かなり以前に掲示した記事『薄れゆく記憶の中で』に「ひろPOP」さんからコメントを頂戴した事を期に久しぶりにDVDを引っ張り出して再見してみた。


頂戴したコメント等を基に調べてみると 邦画にしては極めて珍しいぐらいDVDの値段にプレミアがついているのね


たしかに、この映画を名画と考える一人として 昔見た感動が忘れらず、もう一度見たいと願う気持ち、愛蔵版としてDVDを持ちたいという人の多さと それに対して、殆どのレンタル店ですらこのDVDを置いていないという需要と供給のバランスの結果なんだろうね


以前、記した記事に 私はこの映画はR-30指定だと述べた。


判りやすく言えば 30歳以下の年代には30歳以上の年代がこの映画を見て受ける感動みたいなものは理解出来ないだろうから この映画が公開された時には若くてそれが判らずに冗長でつまらない映画だと感じても致し方無いだろうなぁ…と思ったからだ。


万が一、この記事がキッカケで「薄れゆく記憶の中で」を見ようとする人の為に極力ネタバレ無しの記事にしたいと思うので詳細には触れずにおくが…


この映画が何故か記憶に焼き付いている最大の理由は 内容の如何に関わらず、幼かった頃、若かった頃の出来事で


「なんで、俺 あんな一言を言っちゃったんだろう?」


とか


「今なら あの時とは違うリアクションを取るのに、なんであの時あんな真似を…」


と、後悔にも近い思い出を一つや二つ誰もが持っていると思うのだが そこをこの映画は巧く突いている点にある。


また、この映画の終盤の様に 何かの理由で何処かの場所を巡って歩く事が好きな私としては そういった行く先々で見せる青年の表情や仕草にとても感情移入出来るところもこの映画を高く評価したいところでもある。


薄れゆく記憶の中で


また、たしかに後年の映画に影響を与えたのかもしれないシーンがあるが もし影響を与えたのであればそれだけこの映画が良作だった証と言えるのかもしれないけれど、私としては それが単なるパクリでは無く、それぞれのシーンがそれぞれの映画で意味を持ち効果を発揮したのならそれで良いんじゃないの?と思うだけ


というか、良くも悪しくも昨今の映画監督とやら達の中にはリスペクトなんて称して模倣する事を悪びれない輩が多すぎ、よくそんなんでクリエイターぶれるもんだと思う事もよくあるしね


で、今回再見してみて感じたのは 実は私は何度か岐阜周辺に行った事があるのだが、その最後に行った数年前の時に 偶然だが、この映画のロケ地になった場所を歩き回っていた事にDVDの特典を見て初めて気がついた。


薄れゆく記憶の中で


だから、数年前のその時に、全くその事に気付いてなかった事にも気づき惜しい事をしたなと後悔しているのだが、ま、そんな事はどうでもいい。


実は 数ヶ月前に昼のトーク番組に出演している「菊池麻衣子」の姿に 私が個人的に嫌う「オバチャンぶり」を感じガッカリしていただけに


薄れゆく記憶の中で


かつての姿に私も遠い目になった。


で、内容的な感想だが…


ラストシーンがハッピーエンドなのか否か?との問いかけに 私はそこをどう見るかがこの映画のミソでしょ?と思った。


つまり、ラストまで映画内で描かれた設定(裏事情)をどこまで知ってる(把握している)か否か、それぞれの視点でハッピーか否か両極端に別れるんじゃなかろうか?


思うに、ひろPOPさんが言われる「嬉しさと切なさが入り混じった泣き顔」に見えるのは裏事情を知っている男視点の見方であって 私も同様に感じていたわけで、そう見えた人には この映画は名作だと感じるんだと思うのね


これが、例えば「映画の途中寝ちゃった」とか「基本的に普段から人の話はあまり聞かない」みたいな人だと「未練がましい泣き」に見えるだろうし、特に主人公の男に感情移入出来た人であればあるほど先述した「嬉しさと切なさ」の特に「嬉しさ」という部分を強く感じるからこそ対比的に「切なさ」もつのるんじゃないか と。


で、私は特に この映画の様に、鑑賞後しばらくひとりで余韻に浸れる映画が好きなんだ。


なので、非公開コメントでお問い合わせを頂戴した方への返答をこの場を借りて記しておくと この映画に似た余韻を味わい「良い映画」だと感じたモノをいくつか私の個人的意見として挙げると


「うん、何?」「傘 君が遺した宝物」「赤い文化住宅の初子」「半分の月がのぼる空」


とりあえず、ふと思い浮かんだ上記4作品をもし未見であればお薦めするし 既に観ていて「つまんねぇ」と思っていたのであれば 私の言う事は信用しない事もお薦めする。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking 人気映画・TVBLOG blogram投票ボタン BlogPeople「自分のこと」部門にクリック BlogPeople「テレビ」部門にクリック BlogPeople「映画」部門にクリック

『菊池麻衣子』関連の記事

コメント

ブタネコ様

おはようございます。
「薄れゆく記憶のなかで」を再見して頂き、また取り上げて頂いて、誠に有難うございます。
興味深く拝読させて頂きました。

>邦画にしては極めて珍しいぐらいDVDの値段にプレミアがついているのね

確かに、プレミアがついていますよね。
知名度の低いインディーズ作品ながら、熱烈なファンの方が沢山いらっしゃいますからね。
でも、新品はともかく、中古品なら、一時期と比べると、お値段が、少し落ち着いて来ているのかなあ~って思っています。
邦画で、DVDにプレミアがついている作品だと、他に、「星空のむこうの国」や「東京上空いらっしゃいませ」なども、ありますね。「東京上空いらっしゃいませ」のDVDは、過去に、ショップで、お値段が、お安く売っているのを見つけたことがるのですが、買い損ねてしまったので、とても残念でした。

>「嬉しさと切なさが入り混じった泣き顔」に見えるのは裏事情を知っている男視点の見方であって

仰るとおりですね。
あのラストシーンの主人公の和彦の嬉しさと切なさが入り混じった泣き顔は、切ないんだけど、でもほっとしている安堵感からくるものなのかなあ~って思っています。
なので、泣きながら笑みを浮かべる複雑な表情になったんではないでしょうか。
この映画のラストシーンは、本当に、とても良いので、全編通して見るのは、もちろんですが、ラストシーンのみを、何度も、何度も、繰り返して、見たことがあります。

>「傘 君が遺した宝物」「赤い文化住宅の初子」

両作品共、知らなくて、未見なのですが、ブタネコ様のレビューを読んだり、インターネットで、調べてみたら、とても素敵な作品みたいなので、いつか機会があれば、DVDを探して、拝見させて頂きたいと思っています。それから、「半分の月がみえる空」は、映画観で、リアルタイムで、見ましたが、とても感動しました。あの大ドンデン返しのようなラストは、「最後そうきたか~」って言う感じで、意表を突かれてしまいました。映画を、観終わって、余韻に浸れる素敵な作品でしたよね。
「うん、何?」は、以前から、ずっと、気になっていたのですが、まだ見れていないので、いつか、拝見させて頂きたいと思っています。
素敵な作品を沢山ご紹介して下さって、本当に、有難うございます。

それから、「薄れゆく記憶のなかで」に似た余韻に浸れる作品で、邦画ではないのですが、イギリス映画で、「サマー・ストーリー」と言う映画があります。
こちらの作品も、主人公の男性が過去の若い頃の恋物語を回想する形式の映画で、ラストシーンのサプライズが、とても切ない泣ける作品で、隠れた名作だと思います。
もし未見でしたら、いつか機会がありましたら、是非!!
それ以外だと、昨年、映画館で、観た「見えないほどの遠くの空を」って言う作品も、凄く良くて、気に入っています。「薄れゆく記憶のなかで」とは、内容や設定は、違うのですが、グッとくるポイントに共通性を感じました。(個人的な意見ですが。)
そう感じたのは、まずタイトルの響きが、何となく似ていて、タイトルからして、心を鷲掴みにされて、ビビっときました。物凄く有名な俳優やアイドル、または、有名な歌手の音楽が使用されていない「フック」のないインディーズの青春映画であること、季節は、夏であること、劇中で、大きな木が出てくること、二転三転して、意外な結末を迎える内容であること、音楽や映像が美しいこと、映画を観終わって、感動の余韻に浸れることなどですね。こう言うタイプの作品をずっと、待っていたので、久しぶりに出会えて、とても嬉しく思いました。
それでは、失礼致します。
(長文失礼致しました。)

★ ひろPOP さん


>「東京上空いらっしゃいませ」

オンタイムで映画館で見ましたが、プレミアがつく程の出来とは私には思えないなぁ…^^;


>「星空のむこうの国」

未見です。


>「サマー・ストーリー」

大変申し訳ないのですが、洋画は余程気が向かないと見ないので御約束は出来ません。


>「見えないほどの遠くの空を」

これに関しては以前に虎馬さんのブログの記事を読んで以降見たいと思っているのですが、いかんせん映画館には理由があって簡単には行かせて貰えず、DVD化を待つばかりです。


「船を降りたら彼女の島」で検索すると貴殿のWebがヒット、お久しぶりです。
「薄れゆく記憶のなかで」は頂いたビデオで見ました。
「薄れゆく記憶」とは誰のどの記憶なのかと言うのがミソでした。
先ほどそのVHSテープの所在を確かめてきました。
また見たくなりましたがデッキが動くかどうか、10年以上動かしてないので・・・。

★ Shino さん

ビデオデッキって回転を伝える駆動部に輪ゴムを使用しているものが多く 長い期間使用しないでいると
ゴムが劣化してベタベタになったり 硬質化してボロボロに切れたりしてるんですよね

万が一、故障していても 中古屋でびっくりするほど安い値段で売ってたりしますから

「船を降りたら彼女の島」でヒットしましたか^^ へぇ…

【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。