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2012年03月26日

● アンフェア the answer


2011年公開の映画「アンフェア the answer」のDVDを入手したので見た。





※注意!! 記事の冒頭にあたり、この記事内には映画「アンフェア the answer」のネタバレ表記が混じっている事をお断りしておきます。


アンフェア the answer


アンフェア the answer

「寺島進」


アンフェア the answer

「大森南朋」


アンフェア the answer

「山田孝之」


アンフェア the answer

「福井博章」


アンフェア the answer

「吹越満」など




「アンフェア」というドラマシリーズが思いの外面白かった事は認める。


だから、続編的なSPドラマを制作するのも非難するつもりは無い。


ただ、重要な事は「TVドラマ」と「映画」では決定的に違う点として映画館で「入場料」を取る点 つまり、支払う金額に見合う以上の「感動」なり、「面白かった…」みたいな満足なりが無ければ「クソ映画」とこき下ろされても文句は言えない


この「アンフェア the answer」に関して言えば TVシリーズやその後に制作・放送されたSPドラマ、そして「アンフェア the movie」として公開された映画などにより


「このシリーズ面白いから続きが見たいよね」


という考えで待ち望んでいた人もいるんだろうけど、その多くは


「今度こそ、残された謎がどういうものか判るんだろうね」


と、引っ張り続けられている事にいい加減ピリオドを打って欲しいと願って見に行った人の方が多いんじゃなかろうか?


と、述べると「あぁ、ブタネコのいつも批判が始まった…」と感じた人も多かろう。


なので、その御期待に応えるべく私見を述べると…


あくまでも個人的意見だが「踊る大捜査線」のシリーズの様に「物語が面白く、その続きが見たい」というニーズが高く制作されるのであれば歓迎するのだが、この「アンフェア」のシリーズに関してはSPドラマや映画の終わりに言い様の無い食い足りなさみたいな謎をわざと残し、意図的に続編への可能性を残しておきながら 新たに制作された続編ではその謎を意味不明で辻褄の合わない屁理屈で納得させる事に失敗し… つまり、視聴者のニーズよりも フジテレビ系列、特に制作の関西テレビあたりが純粋に面白いドラマの提供よりも単に「作ればそこそこ稼げる」的営業優先の作り方が鼻につく


で、今回の「アンフェア the answer」だが、主人公である雪平の父親の死の真相から続いている裏金だの機密文書だの…といったテーマで引っ張るのもいいけれど 今までのこのシリーズで面白かったところ、お約束と言えば「主要キャスト」による「裏切り」


でもね、


・山路(寺島進)

・三上(加藤雅也)

・小久保(阿部サダヲ)


シリーズ冒頭からのキャストで生き残っているのって この3人しかいないわけで パターンからいけばこの中から新たな裏切り者が発生するんだろうけど、「謎解き」という部分で言えば これまでのシリーズ作の中で描かれてきた3人の人物像を考えるとどれも当たり前すぎて物足りない。


また、このシリーズ 特に後半のSPドラマや映画においては「新たに登場した人物は裏切る」のが御約束なので「佐藤浩市」や「山田孝之」が演じる男達がどれだけ真面目そうであったり、信頼出来そうに最初は見えても結局は…なんだな。


そう、結局 今となっては「アンフェア」は関西テレビお得意の

「俳優のキャスティングで どんな展開になるかが5分もかからずに透けてしまう」

クソドラマでしか無い。


…というわけで DVDを見終えた感想を述べると


「予想通り、と言うか予想以上に手抜きな御約束映画でしかなかった。」





※注意!! 以下の記述内には映画「アンフェア the answer」のネタバレが混じっています。




さて…


ただ、「クソ」呼ばわりするのは無礼と思うので映画内の1シーンについて私見を述べてみる。


その1シーンとは


アンフェア the answer

アンフェア the answer

アンフェア the answer


ラスト前のUSBメモリーが爆発するシーン


「携帯の着信音で起爆…なんて凄すぎるだろ」


…なんて批判を単純に述べるつもりは無い。


誰が考えたか知らないが、このシーンを盛り込む事でストーリーが劇的になるだろう… そう考えたアホに いかにも「アンフェア」らしい安直さの象徴こそがこのシーンだと指摘しておきたいだけだ。


なので、ブタネコ的個人感で述べさせて頂くと…


そもそも、このUSBメモリーが映像内に登場した時点から この映画のストーリーは破綻しているのだ。


アンフェア the answer

アンフェア the answer

アンフェア the answer


雪平が佐藤からUSBメモリーとノートPCを受け取る。


まぁ、視聴者的にはUSBメモリーに機密データが入っているとミスリードされているから気付きにくいかもしれないが、ここを「機密データを取り戻そうとしている者」の視点で見たら…


車内の様子を完全に覗けていたならば「USBメモリー」だけを追いかけるのかもしれないが、「機密データを取り戻そうとしている者」の視点で見たら


「何故、ノートPCを奪おうとしないの?」


大いに疑問を抱く。


それと、雪平はUSBメモリーを


アンフェア the answer

アンフェア the answer

アンフェア the answer


佐藤の死体発見現場の廃船の底に隠してあったかの描写があるが… これって、いつ、何故ここに隠したのだろう? と言うか、「機密データを取り戻そうとしている者」が本当にここで佐藤と雪平の行動を監視していたのであれば 受け取って直ぐに雪平が隠そうとしたならばその様子を見てるはず。

よしんば、雪平が後からあらためて隠したのだと考えようとすると…


アンフェア the answer

アンフェア the answer

アンフェア the answer


受け取った後、雪平は自宅に戻り翌朝逮捕されているわけで 時間的に不可思議だし、何よりも


アンフェア the answer


佐藤から車内でUSBメモリーとノートPCを受け取った場所こそが


アンフェア the answer


佐藤の死体発見現場なのだから 雪平があらためて隠しに行ったとするならば、一歩間違えると死体を運んできた犯人と遭遇したかもしれないし、遺棄された死体を発見したかもしれない…なんて可能性すらあるわけだが、そもそもなんでそんな廃船の底に隠してたのか? 意味が判らない。


さらに言えば、


アンフェア the answer


雪平が佐藤からUSBメモリーとノートPCを受け取った日の夜と思われるシーンで 雪平の部屋のテーブルの上に開かれた状態のノートPCが置かれており、


アンフェア the answer


上の画面は雪平が逮捕される直前のカットで 雪平の室内の状態に注目して欲しい。


そして、


アンフェア the answer


上の画面は ラスト前にUSBメモリーがセットされた事で、雪平が預かったノートPCにデータが転送されてくる時のシーンだが、なんか変じゃないか?


そう、私がまず疑問に感じる事は佐藤浩市が演じた一条が確保された後 雪平は北海道の部屋に一度は戻ったのか?…という点。


判りやすく指摘すると、ベッド周りに脱ぎ散らかした服などが散乱している状態で雪平は寝起きに逮捕され、脱走して東京に行ったのだから、特にベッド周りが綺麗に片付いているのは不思議だよね?


で、さらに疑問として 殺人容疑で逮捕されれば、普通は家宅捜索が入り、家宅捜査の後と言えば 下手すると足の踏み場も無いぐらいに部屋中にいろんなモノが散らばっているはず。


けれども、雪平の部屋に家宅捜索が入った形跡は見られず 逆に、整頓までされている。


で、さらに言えば 家宅捜索が入ったならば、佐藤から預かったノートPCが押収されずに放置されているはずが無く、ここでも機密データを取り戻そうとしている連中もノートPCには全く関心を示してないのが不思議でならない


で、心理から考えればUSBメモリーを回収した者は できるだけ速やかに中身の確認を図るよね?


だとすれば、一条の確保からUSBメモリーの起爆までそんなに日数がかかるのは不自然だから、起爆した時は 少なくとも一条の確保から百歩譲ってもせいぜい数日のはずなのだが…


アンフェア the answer


上の画面の記事内で注目すべき点は「拘置所で」 正式な法的手続きはさておき、この国の現状では 起訴されるまでは「留置」されるのが殆どで、留置所から拘置所に移送されるまでには最低でも20日以上 つまり、一条が拘置所で自殺したというのならタイミング的に逮捕から20日以上が過ぎていると推測されるわけで 機密データを取り戻そうとしている連中がUSBメモリーの中身の確認にそこまで間を空けるのは不自然なんだな


…というわけで、この映画の制作者達が「機密データの入ったUSBメモリー」に何故こだわりたかったのかは知らないが、こだわってしまったが故に いろんな不自然や矛盾が生じており、こういったドラマのクォリティや雰囲気を下げるのは そういった不自然や矛盾の多さであり、大きさでもある


つまり、あらためて言うと 雪平から(もしくは、佐藤から)「機密データ」を取り戻そうとしている者が 最初から「USBメモリー」だけを狙い、ノートPCに目を向けなかったのがあまりにも不自然であり、同時に 佐藤がその「USBメモリー」に起爆なんて小細工を仕掛ける暇と能力があるならば わざわざ転送せずともコピーをとって隠しておかなった事の方も大いに不自然なのに そう描かなかったのは制作者達がそうする事で映画が劇的な内容になると勘違いしていたマヌケさの表れだと思えてならないのだ。


あ、そうそう…


アンフェア the answer


このシーンのロケ地は

紋別市弁天町1丁目 (Sorry, this address cannot be resolved.)

上の地図の場所 参考までに貼っておく。


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コメント

>ただ、「クソ」呼ばわりするのは無礼

いいえ、無礼じゃございません。

こんなにもあきれるほどクソ映画があったでしょうか、しかもあんなに宣伝しておいて。


最近の刑事モノ、「ストロベリーナイト」は見てないので分かりませんが、警察内部と犯罪組織の裏での繋がり、というのばかりですよね、ほぼ例外無く。

それ無しで魅せることが出来ないんですかね。無理か。大金使ってこんなしょーもないモノしか作れないんじゃ。

>意図的に続編への可能性

今回もそんな感じでしたよね。

もうあの人しか残って無いと思うんだけど、裏切る人。

★ うごるあ さん

大層お怒りのようで…^^

>続編

なんかね、嫌らしさしか感じませんでしたね


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