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2011年12月12日

● 坂の上の雲 第十一回


「坂の上の雲」の第十一回を録画で見た。




坂の上の雲坂の上の雲


今回の「坂の上の雲」は泣けた。


これは、道産子の末裔の一人として泣かずにはいられなかったからだ。


203高地攻略に際して攻撃に参加した第3軍の中の第7師団とは北海道で編成された部隊


最近の自衛隊に詳しい方なら「第7師団って千歳でしょ?」と思われがちだが、この頃は旭川にあって北海道の鎮台的存在の部隊だったから その殆どが道内から集まった兵


坂の上の雲

坂の上の雲


児玉源太郎(高橋英樹)「北海道の兵は強いらしいな」


大迫尚敏 第三軍第七師団長(品川徹)

「さようでございます 強ぅございました 1万5千の兵が1000人になってしまいました」


この二人の台詞のやりとりに二〇三高地攻略で没した道民兵への慰霊の意を感じ 私は泣けた。




さて…


「坂の上の雲」の第一回を見た時の感想記事(坂の上の雲 第1回)で記した理由により 私は小説「坂の上の雲」における危惧として「乃木希典」という人物と第三軍の参謀達(特に伊地知)をどう描くかをずっと楽しみにしてきた。


坂の上の雲


柄本明は乃木をとても巧く演じていると思うし、


坂の上の雲


児玉源太郎を演ずる高橋英樹が涙声で参謀達を叱る場面も実に良かった


後の太平洋戦争において兵を簡単に死地に追いやった帝国陸軍の根源は 日露戦争における二〇三高地の消耗戦だ…と論ずる戦史家がおり、それらの意見の集約は無能な乃木を軍神に祀ったからだ…へと帰結していくきらいがある。


それらの意見を耳目にする度に 私は乃木が軍神か無能か?を論ずる意味が違うと不愉快に思うのだ。


それは、晩年に乃木は切腹して亡くなっている…という点


現在の世相的には理解しにくい点かもしれないけれど、私はこの点を重要に感じているからだ。


遺書によると切腹の大きな理由は若い頃に西南戦争で連隊旗を奪われた事に対する責任と書かれていたそうだが、基本的には明治天皇の崩御に際しての殉死であり、日露戦争後に乃木が明治天皇に対し、多くの死傷者を生じた罪を切腹して償いたいと奏上した時に明治天皇から心境は理解したが今は死ぬべき時ではない、どうしても死ぬというのであれば朕が世を去った後にせよと言われたから…という解釈もある。


まぁ、事の真意はともかくとしても 乃木の切腹は「現実逃避」の自殺ではなく「責任を取る」という意味での「切腹」なんだよね


率直な感想を言わせて貰えば 私は少なくともその点だけは乃木は立派な「将軍」と讃えたい。


考えてもご覧なさいよ それなりの地位や立場にいて 多くの部下や家族に迷惑をかけても責任を取ろうとしない輩の多さ


例えば、国民の為に存在するはずの官僚達がマヌケな事をしても 誰も責任を取ろうとしない


そういう官僚をシビリアンコントロールする為に存在するはずの国会議員達は もっと、責任を取ろうとしない


それらに比べたら切腹するまでに自分を責めた乃木の責任感は認めなくちゃダメなんじゃないの?と


昨今の日本は自殺大国なのだそうだが、本当の意味で腹を切るべき輩は切らず 切らなくてもいい者ばかりが切っている事を考えた時 乃木が無能か否かを論ずる前に、切腹の意味こそを考えるべきなんじゃなかろうか?と思うのだ。


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コメント

泣けました。

第7師団は、現在の第2師団。すなわち旭川の師団。

大迫中将を演じた品川徹は、旭川出身で高校の先輩であります。号泣致しました。

関係者に旭川出身の人がいたのでしょうか?随分、贔屓にしていただいております。

★ 旭川市出身者 さん

お気持ちお察し申し上げます。

「さようでございます 強ぅございました」と「1万5千の兵が1000人になってしまいました」という台詞の ちょっとした間に

「精強な兵でも あまりの激戦で」

という一言が込められた様に品川徹の台詞回しに感じ そこに実際に死傷した兵への心配りをも感じ泣けました。

それは、同列に語るのはいけない事かもしれませんが、先の震災後 天皇陛下から被災者への励ましのお言葉としてビデオメッセージの映像を 各メディアは勝手に細切れに放送しましたが、その完全版の中で救援活動を行う自衛隊への労いの御言葉を拝聴した時に匹敵する心配りとも似たものを感じ 私は泣きました。


ブタネコさんへ
この回をご覧になった北海道出身の方は皆さん感激されるのだろうなと思っていました,案の定です。
今回は戦闘シーンの動と戦闘後の漢詩を交えた静の対比がすばらしいと思いました。原作をほぼ忘れていましたので急遽第5巻を引っ張り出し203高地の章を読みました。ほぼ原作に充実に映像化されていました。ただ児玉閣下は小柄な人のようでしたが大柄な高橋英樹が演じても違和感はまったくありませんでした。それほどの成果を上げられたのですから当然と言えば当然です。それにしても高橋英樹を見直しました、引き込まれるほどのすばらしい演技でした。今の政治家(政治屋?)はこれを見て何を感じてくれるのかな?、多分何も感じないのでしょうね。

★ タンク さん

今の官僚や政治屋共は「身命を賭して」という言葉を実に軽く使ってますからね

「素人だ」と自覚しながら大臣職を引き受けるなどもってのほかなんですけどね。


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