« 「ツナグ」を読んだ感想(前編) | TOPページへ | 犬飼さんちの犬 第10話 »

2011年04月01日

● 「ツナグ」を読んだ感想(後編)


「ツナグ」を読んだ感想の続きを記してみる。




3章目にあたる『親友の心得』


私はロリコンなオッサンだが男なので女学生心理にはハッキリ言って疎い。


でも、仲良しだった二人が喧嘩になる経緯は なんの違和感もなく読み進める事が出来る。


ただ、この章の文章には ともすれば欠陥とも思える記述が数カ所にあり、それが読み終えた今となってはとても残念にすら思える。


で、私が勝手に欠陥と感じたいくつかの記述に関しては 間違いなくネタバレになってしまうので この記事内ではあえて触れず、気が向けば別記事として後日掲示するかもしれない…と、させて頂く事にして…


全く、余計なお世話だが もし、この「ツナグ」が映像化されるのならば 私としては、高校生という年齢的な制約もあるのだが、「嵐」は「福田麻由子」、「御園」は「大後寿々花」か「成海璃子」でお願いしたく 間違っても「志田未来」や「北乃きい」は起用して欲しくない。


この「ツナグ」を読まれた方の多くは もしかすると、「いや、御園が福田真由子で嵐が成海璃子じゃねぇ?」と異論を抱かれる方も多かろうとは思うのだが、私は福田麻由子の演技力は同年代の女優さん達とは別次元だと感じており、であるがゆえにこれまでの彼女のイメージとしては近いと思われる「御園」より、彼女が「嵐」をどう演じるか見せて欲しいと願い 「嵐」に「成海璃子」ってのもおそらくはハマると思うんだけど それでは成海璃子にワンパターン演技を求める様でつまらないし、むしろ福田の御園と同様今までのワンパターンキャスティングとは逆の役柄でその実力を味あわせて欲しいのだ。




4章目にあたる『待ち人の心得』


これは、私が一番唸らされた章なんだな「成程… そうきたか」と。


と、同時に 全く同じでは無いけれども、この「待ち人の心得」という章に登場する「土谷」という人物に似た過去を持つ人物が知り合いにおり、もし、彼がこの「ツナグ」の『待ち人の心得』を読んだらどう思うだろうか? そんな下世話な考えが浮かんでしまった自分を恥じる。


で、これも余計なお世話だが もし、この「ツナグ」が映像化されるのならば 私としては「土谷」は是非「堺雅人」で「日向」は「近野成美」でお願いしたい。




最終章にあたる『使者の心得』


この章に関しては それまでの4つの章のまとめ的な部分と「使者」の種明かしみたいな部分が大きいので ネタバレ抜きで感想を語るのが辛く、これもまた気が向けば別記事として後日掲示するかもしれない…と、させて頂く。


で、これも余計なお世話だが もし、この「ツナグ」が映像化されるのならば 私としては高校生という制約がなければ「歩美」は「田中圭」を推したいところなのだが「生田斗真」で「祖母」は「菅井きん」でお願いしたく 間違っても「冨士純子」や「樹木希林」などは起用して欲しく無い。




さて…


ネタバレ抜きの総論的な感想を述べさせて頂くと…


誰もがそうだと思うのだが、


「もし、死んだ誰か一人に一度だけ再会が出来るのならば アナタは誰と会いたい?」


結局はこの一点に思いをはせるんだと思うのね。


で、当然の如く 私も考えたわけだが、私はこの問いに対して考えるまでもなく


「誰とも会いたくない」


というのが私の応え。


だって、死んだ誰かに会って話すと言う事は いろんな意味で「種明かし」をして貰う様なもので 推理小説で言えば買ったばかりの本を終盤の「犯人が誰で動機は何?」を先に読んでしまう様なもの 良い事でも、悪い事でも何が起きるか判らないから人生は楽しいのであり、「実はね…」なんて聞いちゃうのはつまんないもんね。


でもね、例えば『待ち人の心得』に登場する男の様な動機というのは「アリ」だと思うし、『長男の心得』も十分に理解できる。


ゆえに、この「ツナグ」という本で描いた世界は秀逸だと思うし この本を読んで文中の誰かに自分を当てはめて葛藤してみるのも その読者にとって有意義な事だと思う。


とかく、昨今は「言ってくれなければ判らない」「教えてくれないんだもん、判りっこ無いじゃん」という主張が あたかも正論の様に振りかざす輩が多すぎる。


「空気を読め」と言う輩が多いわりに 自分で考えようとする事をせず、他人に会わせる事が「楽」であり、「失敗する可能性が低い」と考える傾向が強すぎる。


私が子供の頃、そして学生の頃 よく「相手の気持ちになって考えなさい」なんて怒る親や教師が多かったが 今はどうなんだろう?と疑問に思う程、他人の事は考えていないくせに「空気を読んで同調する」事で判ったつもりになってる輩が沢山いる様な気さえする。


まぁ、そう言うと「じゃぁ、オマエはどうなの?」と私自身に対して不快感を抱く方も多かろうと思うので先にお応えしておくと たしかに、私は時に相手の事など考えずに思った事を言ったり、やったりする。


でもね、それによって嫌われてもそれはそれで良いと覚悟しているつもりでもある。


「嫌われちゃったらどうしよう」「怒られちゃったらどうしよう」


そんな心配を私は年を重ねる毎に失っていると自覚さえしているが、私はそんな自分で良いと思っている。


だって、私の人生は私のモノであり 他人の目の色や御意見を伺って歩んでいくモノでは無い。


結局、自分がもし何か失敗をしでかした時 その責任を負うのは自分なのだからね。


が、まぁ、そんな事はどうでもいい。


話を戻すと…


家庭とか親戚とか いわゆる身内の中で何か問題などが生じた時、よく私は「もし、(私の)親父が生きていたら何て言うかなぁ」と考えた事が何度かある。


これが仕事において、とか 会社内においての問題であれば「運送屋のNさんや弁護士のOさんなら どう言い、どう行動するかなぁ?」と考えた事が何度かある。


これらを大げさに言えば「先人の訓え」を一考する…って事なのだろうと私は思うわけだが、ともすれば 何事もなければそういった先人の存在すら忘れてしまっているのが日常だったりするわけだ。


ゆえに、この「ツナグ」の様に 何事もない平穏な日常の時に そんな先人に思いを馳せるキッカケを貰えた事は とてもありがたい事だったと感謝すら覚える。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

 この記事への御駄賃がわりに下のバナ-のいずれかを クリックして頂けると嬉しいです。^^
 (全部、クリックしてくれると もの凄く嬉しいのは事実です。^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ Blog Ranking 人気映画・TVBLOG blogram投票ボタン BlogPeople「自分のこと」部門にクリック BlogPeople「テレビ」部門にクリック BlogPeople「映画」部門にクリック

『喫茶「職安」の話』関連の記事

コメント

ブタネコさんのキャスティングを読んだら

もう、すぐにでも映像化してもらいたい気分です^^;


麻生久美子と尾野真千子の『アイドルの心得』は

想像しただけでもドキドキします。


それから、歩美の清潔感を演じられる役者は限られていると思いましたが

田中圭ですか、いいですね!

ギャルソンのコートも似合いそうです。

★ 虎馬 さん

良い本を教えて下さり感謝します。


【※注意!!】

この記事は『ブタネコのトラウマ』の倉庫に保管されている記事なのでコメントの投稿は出来ません。 2015年2月10日以降 このクソブログは『ブタネコのトラウマ・リニューアル版』に移転しましたので新規記事更新及び、過去記事へのコメントの受付もそちらで行っておりますので お手数ですが、そちらへの移動をお願い申し上げます。