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2011年02月14日

● バレンタイン草加煎餅2011(その1)


なんだろね、最近 寝て起きると疲れてる。




というか、正確には 朝起きると身体の節々が痛い。


それはまるで筋肉痛の様な筋のツッパリ感とか、全身を寝違えた様な関節の違和感…


まぁ、運動不足によるものだろうとは思うのだが


だから、このところ 目覚めのタバコとコーヒーによる一服時間が、以前よりも長く 昔の車を御存じの方ならば御理解頂けるかと思うけど 真冬の寒い日にチョークを引っ張って暖機運転していたようなウォームアップが必要なんだな。


その時間、いつもの様に担当看護師のCちゃんは当たり前の様に点滴パックを交換した後、ウチの嫁が毎日届けてくれるコーヒーの入ったポットから愛用のマグに半分注いで 私の病室の応接セットの椅子に腰を下ろしてサボり、やはり 毎日では無いのだが 時には主治医であり、この病院の院長である「二代目開業医」も自室から彼の愛用のマグカップを持参して ウチの嫁のコーヒーを飲みながら私と世間話に興じる。


「冬だなぁ」


窓から外を眺めながら私がそう呟くと


「あぁ、冬だ

 しかも、オマエ(ブタネコ)は人生の冬真っ盛りだしな」


二代目開業医が さも当たり前の様にそう言う


「ん? 人生の冬? どういう意味だ?」


「だって、オマエの娘は二人とも結婚し、長女は明らかに妊娠してるし

 次女だって 俺の目に狂いが無ければ 孕みかけて… いや、もう孕んでいてもおかしく…」


「おい? オマエ、いつから産婦人科の医者になったんだ?

 …と言うか、この病院に正式な産婦人科なんか無ぇだろが? あ?」


「俺ぐらいの医者になるとな 判っちゃうんだな、人の命の浮き沈みが…」


「なんだ、その”浮き沈み”って?」


「あ、言い換えれば 生命の誕生と終わり…って事で

 患者の仕草を見ていれば””あぁ、コイツ ロウソクが消えかかってるなぁ…なんてのが判るし

 女の下腹を見れば ただのデブか孕んでいるか一目瞭然なんだな」


これまた、さも当然という風に二代目開業医は言い切っている


「オマエ(二代目開業医)、最近 鏡で自分を見た事無いだろ?」と、私


「え? 毎朝見てるよ、髭剃ってるもん」と、二代目


「自分の髭ばかり見て 自分の顔に死相が浮いてる事に気づかない…

 まさに、”木を見て森を見ず”だな」


「どういう意味?」


「俺が今にもオマエ(二代目開業医)をブチ殺そうとしている事に気づけてない…って事」




さて、数日前の事。


連休と言う事もあって自宅に戻っていた私は 目覚めて寝室から廊下に出て居間へと向かう時、家中に甘ったるい異臭が蔓延しているのに気づいた。


「まさか…」


二人の娘は嫁ぎ、しかも長女は身籠もって 私や嫁はそんなに遠くない将来、「お爺ちゃんとお婆ちゃん」になる身。


もう、我が家には縁は無く せっかく、このクソブログにカテゴリーを設けたが、新たな記事は書く事が無いだろうと…


目覚めのコーヒーを貰いついでに台所に行くと 嫁が鼻歌を歌いながらチャカチャカと音を立てながらチョコレートを湯煎していた。


「なんで? 今年はもう我が家にバレンタインは必要無いだろ?」


嫁は そんな私の台詞を聞き流しながら、相変わらずチャカチャカと湯煎を続けている。


「ねぇ? それは何の為に、そして、誰の為のチョコなのかな?」


尋ねる私を 嫁はニコッと微笑むだけで何も応えない


嫁に対して必要以上に問い続ける事はロクな結果にはならない。


私はポットからコーヒーを愛用のマグにコーヒーを注ぎ 静かに居間へと戻ろうとしたその瞬間


「世の中には ”お付き合い”って面倒臭い人間関係があるのよ 判る?」


と、嫁


あくまでも聞いた話だが(と、強調しておく)、ヤクザの世界では 盃事や、放免祝や、葬儀や法要などの事を総じて「義理」と呼ぶ。


例えば 誰かが亡くなり、その葬儀に出席する事を「義理事」、その斎場を「義理場」と呼び、かつては


「義理ってのは欠かしちゃいけねぇんだよ」


と、ヤクザ者達は口をそろえて言ったものだが 今ではその”義理”も判りやすく言い換えれば、盃事や、放免祝であれば祝儀 葬儀や法要であれば不祝儀という名前の”金集め”と化しており その結果、中にはあからさまな金集めの為にどうでもいいような法要を開くと回状を出すケースも希にあり


「うわぁ、義理がけかよ… ここんところ懐に北風が吹いてんのによぉ」


と、ぼやいたヤクザを数人見かけた事もある。


そうなのだ…


今や、我が家の嫁における”義理”チョコの”義理”には ヤクザの”義理”以上の恐怖が込められているんだな


「アナタも欲しいの? ”お付き合い”する? 私と…」


嫁に極上の笑顔でそう聞かれ、一瞬、金縛りに遭いそうになりながらも私は必死で後ずさりしながら


「いや、お付き合いの段階は四半世紀前に過ぎてるから… ね」


と、逃げた私だった。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

まってました!!

★ sonden さん

ども^^


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