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2011年01月09日

● 私の心が貧しく、小さいなと気づいた…(その2)


数日前の事だ




年始のドタバタも終わり、私は二代目開業医の病院にある病室で のんびりと昆布茶をすすりながら院長であり主治医である二代目開業医と いつもの様に雑談を交わしていた。


「やっぱ、チキンが新年…ってのは なんか違うな」


「たしかに、正月は洋じゃなくて和だな」


二人ともクリスマス以降 山の様に届けられたフライドチキンにウンザリしていたのだ。


例年通り、正月中に降った雪で札幌の町は完全に根雪景色となり藻岩山も白々とした景色


「おい、腹減ったな?」


「たしかに」


「しかし、飯物は嫌だな」


「あぁ、飯物は重い」


「じゃぁ、麺か」


「うん、麺だな」


「でも、スパゲッテは嫌だな あれは洋だ」


「あぁ、たしかに 正月早々、ペペロンチーニとか カルボナーラなんて言いたくない」


「うん、でも、蕎麦…って気分ではないんだ俺は」


「たしかに、蕎麦だと軽すぎるな」


「すると、ラーメンだな」


そんな会話を聞いていた担当看護師のCちゃんが


「ラーメンの出前を取るんですか?」


と、口を挟んできたので


「いや、出前じゃなく ちゃんとしたのを食いたいな」


「え? 美味しいじゃないですか出前の○×さんのラーメン」


「馬鹿者! ちゃんとしたラーメンは店に行って食うのが礼儀だ」と私。


「えぇ?! それ、○×さんの親父さんが聞いたら怒りますよ」


「アホか、○×のラーメンは店で食っても麺がのびてるから 出前と味が変わらねぇんだ」と、二代目


「何処行く?」


「あ、そう言えば ひとつ気になってる事があるんだ…」


そう、以前 私は何かの記事で「札幌っ子は 味噌、塩、醤油それぞれに好みのラーメン屋が別にある…と、述べた事がある。


と、同時に 味噌は30数年前から福○軒に決めているとも記しており 綾瀬オタクで著名な二人が来道の折に連れて行き「美味かった」の一言が貰えぬまま今日に至っている。



その福○軒が 先月の中頃に「とんねるず」の番組「きたな美味い店」に登場し三つ星をもらった…という話を 義弟の親友でプロのカメラマンであるK君から聞いていたのだ。


とんねるずの番組はいつも録画をしているのだが、その肝心な時に冒頭の15分を録画し損なっており、まさか福○軒が出ていたとは全く気づかずにいたんだな。


で、元々 ファンの多い店ではあるのだが、TVの力は恐ろしく 番組が放送された以降は このクソ寒い季節であるにも関わらず、行列が出来る事もあるそうな


まぁ、お気に入りの店が名店扱いされるのは良い事だと思うのだが こと札幌のラーメン屋は行列が出来る様になると あっという間に味が落ち、地元のファン達が離れた経緯が過去に沢山ある。


ちなみに「札幌ラーメンの名店」なんて特集される店で20年以上前から営業している店の殆どは 実は知名度が上がるのと反比例で味が落ちているにも関わらず、いまだにガイドブックをそのまま信じて「美味しい」という観光客の多さが不思議でならない。


で、三つ星なんか貰っちゃったその後を案じていたのだ。


「じゃ、福○軒に行ってみて もし、行列が出来ている様なら ○×で塩ラーメンにすっか?」


という二代目の提案に従い福○軒に行ってみると…


店の前に行列は出来ておらず、駐車場に車が一台も停まっていない。


店に入ると 妙な中年カップルが一組いるだけで、他に客は居なく


先月の頭に行った時と雰囲気は変わっていない。


食べた味噌ラーメンの味も変わってない。


そこまでは 個人的に安心した。


でもね、ひとつだけ大きく変わった事がある。


我々が入店した時は妙な中年カップルだけだったが、次々と客が入りはじめ 我々が食べ終わる頃には店の中で立って席が空くのを待つ客が数人いたほど


しかも、それらの客がそれぞれ店に入るなり


「見たよぉ とんねるずのぉ…」


と、まず番組の話から始まり


「いや、俺もこの店に通って○年ぐらいなるけどさぁ…」


と、周りの客に いかに自分が常連なのかをさりげなく示す…


これが新しい客が来る度に繰り返されるのである。


それ、実際にその場にいると実に滑稽なシチュエーションなんだな。


人間ってのは時々、不思議な奴がいるもので ちょっと食べ物屋が話題になると、いかに自分がその店の常連かを主張したがる奴がいる。


しかも、その為には ごく希にだが


「おいオヤジ、久しぶりに来てみたら なんか味が落ちたんじゃねぇか?」


と、文句を言い出す奴までいるのだそうだ。


ちなみに、私と二代目開業医がその店に入って発した言葉は


「味噌」「俺も」


…の一言ずつ


あとは黙々とラーメンをすすり、食べ終わると我々、元職安バイト学生恒例の無言ジャンケン一本勝負を行い 負けた私が


「ご馳走さん お愛想(お勘定)ね」


千円札を2枚差し出し それを受け取った店の親父がお釣りを私に渡しながら


「久しぶりですね、今年もヨロシクです」


そう、客からではなく 店の人間からそんな台詞を言わせられれば それこそが真の常連なのだ。


私はラーメンの美味さよりも 親父のその一言でお腹がいっぱいに満足するタチなのだ。


人間ってのは時々、不思議な奴がいるものなのである。


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