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2010年09月05日

● 雑感(9月5日)


今年の札幌は連日、マジっスか?ってぐらいに暑い日が続き…




まぁ、気温が高い…ってだけなら我慢も出来るのだが、何故か今年は湿度が高く まるで、大学に進学して東京に行った最初の年 北海道暮らしになれて 今の様にエアコンがどこの家庭にも有る時代と違い 部屋の窓を開けっ放しにして、時には 水道の蛇口に長いゴムホースをつけ、下宿代わりに使っていた家の庭でしきりに水浴びをして過ごした時を思い出す。


朝、(と言っても11時過ぎで ほとんど昼みたいな時間だが)二代目の病院の私の病室で前を醒まし ベッドの横の応接セットに腰を下ろして窓から外を眺めながらタバコを吸っていると いつもの様に、そんな私をどこで監視していたのかCちゃんが


「おはようございま~す 目覚めの一杯をお持ちしました~」


と、元気に病室に入ってくる


「目覚めの一杯って何?」


Cちゃんを見ると 彼女は点滴のパック・キットを片手に持ち


「ほらほら、キュッとコイツを腕に放り込んだら パチッと目が覚めますよぉ」


「…って そんなもん、いつもの点滴じゃねぇか。

 たまには”イチゴ味”とか”バナナ味”なんて 違う点滴無ぇのか?」


と、私が無茶苦茶な事を言っても


「何、言ってるんですか 昔ながらの無色透明の伝統の味を守ってこそ”通(つう)”でしょ?」


相変わらず、Cちゃんの受け流しは見事である。


そんな恒例の朝の掛け合いをしていると、これまた恒例になった「院長回診」という名目で 二代目開業医が私の病室に現れ


「しっかしよぉ… なんでガッキー(新垣結衣)は あんなにカワイイんだ お?」


と、これまた それなりに地位と名誉のある人の言葉とは思えない事を口走りながら入ってきて…


「夕べよ ○×(二代目の腹違いの弟で病院の事務長がサイドビジネスでやっている ススキノの高級クラブ)で

 ”気の弱い弁護士”と久しぶりに討論会したわけよ

 議題は”相武紗季”と”上戸彩” どっちのCMの方が購買意欲をそそるか…なんだけどな」


そう、最近「二代目開業医」は相武ヒャッホイ熱が上昇中で ”気の弱い弁護士”は上戸ヒャッホイ熱が赤丸上昇中なのだ


「まぁ、1時間ほど議論し合ったんだけど 結論としては”やっぱ、ガッキーだよな”って事で合意したんだ…」


相変わらずバカな二人である。


「オマエなら アレか? ”長澤まさみ”とか”石原さとみ”か?」


と、二代目が問うので


「いや、その二人は 近頃、俺の評価はウナギ下がりだ」


「ん? じゃぁ、誰よ?」


「う~ん(しばしの間、考えて) 俺は”北川景子”だな」


真面目に考えて応えるところが 私もバカな証拠だ。


が、そんな事はどうでもいい。


「院長先生とブタネコさん 最近、評判悪いですよ」


それまで何も言わず 私の腕に点滴をセットしていたCちゃんが いきなりそう言った。


「バカヤロウ、オメェ こいつなんか高校生の時から評判最悪だぞ」


私を指差しながら二代目開業医が反射的に言い返すと ほぼ同時に


「こいつに”評判”なんて絶対に言っちゃイケナイNGワードだぞ」


と、二代目開業医を指差して言い返している私。




二代目の病院の病棟のひとつの屋上に一昨年、二代目開業医は実は自分がゴルフの練習をする為なんだけど 公には”入院患者さんのリラクゼーションの為に”という名目で張った芝生が好評で 今では小さいながらも花壇があってヒマワリやアサガオが植えられていたりもする。


そこに昔の公園では当たり前だった木製のベンチがいくつか設置され 天気の良い日はそこで日向ぼっこをしたり、自販機で買ったジュースを飲むなど 患者だけでなく、病院のナースや事務員が休憩していたりする。


夏の日差しが始まった頃から そこのベンチで、我が家の長女がこしらえてきた弁当を 亭主であり、私の担当医でもある婿Aが仲良く食べている。


まぁ、新婚だからイチャイチャしたいのは判るのだが…


二代目開業医と連れ立って煙草を吸おうと屋上に行き 二人のそんな姿を目にしちゃうと


「おうおうおう 昼の日中からアチチだな おい?」


「そんな睦まじいトコ見せられちゃったら 俺らまで火傷しちゃうぞ こら」


大人げないとは思いつつ ついつい、ガラが悪くなっちゃうんだな僕たちは…


「たまたま花壇弄りをしていた小学生で入院患者の○×ちゃんが

 お二人のそんな姿を見ちゃいましてね A先生とおヨメさんが可哀想…って」


「ありゃ、そりゃダメだな この病院の院長がロクでもないから…」


「いや、待て オマエはその夫婦の親父だろ? その自覚が足りなさ過ぎんじゃ…」


あっと言う間に言い合いになる私と二代目開業医


Cちゃんは そんな二人を尻目に


「では、御大事に…」


と、とっとと病室を出て行き 入れ替わる様に入ってきたのがウチの嫁


「あら? 楽しそうね二人とも」


その一声で 金縛りにあったかの如く押し黙る二人


「あ、そうそう アナタ(私)、今晩はウチに帰ってくるんだって?」


その問いに私よりも早く二代目開業医が


「いや、向かいの病室に 今日明日がヤマの患者さんが入るから 一時的に疎開…」


そう、私の居る病室のあるフロアーは 全部が特別室ではあるが その”特別”という意味には 病院が”特別にボッたくる”という意味と”天国に近い特別な”という意味の二つがある。


まぁ、私の場合 私以外の(神様も含めて)都合はともかく しばらくは”あの世”とやらに遠出する予定は無く ただ心臓が壊れている…ってだけのそれ以外は健康体だから 大変申し上げにくく心苦しいのだが 隣や向かいの病室で夜中や明け方に


「お・お父さん!!」


「先生! 看護師さん! 誰か!!」


なんて叫び声や誰かがバタバタと慌てて走る足音で起こされるのは いろんな意味で辛いのだ。


なので、今までも時々 そういう事態が予想される時は自宅に帰って嫁の手料理を味わい、お気に入りの風呂を楽しんで過ごす。


「なんか、食べたいモノある?」


嫁が私に聞く。


「鶏肉、特に油で揚げた鶏肉以外にしてくれれば あとはオマエに任せる」


と、即答の私


KFCは嫌いじゃ無いけど、落ち着いて考えてみれば いくら綾瀬はるかがCMしてるからって 何が悲しくてカーネルサンダースのバースディを祝わなくちゃならんのだ?


ここのところ食い過ぎて屁までフライドチキンの匂いがするぐらい ちょっとウンザリなんだ。


「あ、そうだ…

 俺(二代目開業医)のトコ 今晩、嫁も子供達もいないんだ ねぇ? 俺も食べに言って良いかな?」


と、二代目


「あら、いいわよ 何か食べたいものある?」


と、嫁


「あ、俺も鶏肉がパス それ以外なら何でもいい」


と、二代目


嫁は


「何でもいい…ってのが 一番困るのよねぇ…」


と、言いながら コーヒーの入ったポットを交換して帰って行き、我々は届いたポットのコーヒーを早速、それぞれのマグに注いで飲み始めた。




さて、その日の夕食


我が家のには 私と嫁と二代目開業医、それに長女夫婦と、次女と次女の婚約者が揃い 3人の女共は台所で料理を作りながら楽しそう


それに対して腹を空かせた4人の男はテーブルを囲んで座りながら料理が運ばれてくるのを待っている


そこに長女が 大皿に盛られた牡蠣やエビのフライを運んできて 二代目は持参した値段だけは高いワインを開け 婿Aと婚約者Bが御相伴にあずかり、私はマイジョッキにコーラで つまみのフライを食べ始めたのだが…


婿Aが台所の長女に


「ねぇ? とんかつソース貰えないかな…」


と、発した言葉が風雲急を告げる。


「ん? ソースだ?」


「なにぃ? もしかしてフライはソース派か? 貴様は」


私と二代目が同時に婿Aに対してガルルル状態


「え? フライはソースで食べませんか?」


一瞬でビビリながら婿Aが言う横で


「いやいや義兄さん フライは、特に牡蠣やエビのフライは醤油でしょ」


と、陽気に口をはさみ その瞬間に婚約者Bに対して


「なにぃ? オマエは醤油派か?」


「いや待て、それってオマエの親父(気の弱い弁護士)がそうしてるからか?」


と、婚約者Bに私と二代目が同時にガルルル状態


婚約者Bは たじろぎながら


「ええ、うちは親父もオフクロも昔から 牡蠣のフライは醤油で…」


と応えると


「なんだって? あの野郎(気の弱い弁護士)… ふざけやがって!」


「とんでもねぇ… NさんやOさんが聞いたら 絶対にアイツは市中引き回しの上獄門張り付けだぞ」


と、私と二代目


そう、私と二代目は「フライには 軽く塩をかけて食べる派」なのだ。


それは我々に人生のいろんな事を教えてくれた弁護士のOさんとN専務に共通の食の理念で


「外人じゃねぇんだから ゴテゴテとソースなんか塗りたくって美味いとか言ってんじゃねぇぞ

 本当に美味いモンは 軽く塩ふっただけで最高なんだ

 ましてや和食じゃ 軽く塩を振る以外に 調味料を意味無く使うのは料理人に対して

 馬鹿にした行為と同じで失礼にあたるんだ。


 勘違いしたアホが作った料理の時だけ 醤油でもケチャップでも塗りたくって食ってやればいいんだ」


…なんて事を言い 我々バイト学生はその薫陶を守ってきたのに ”気の弱い弁護士”の野郎…


私と二代目は こんこんとその心得を婿Aと婚約者Bに諭し


「塩で食え 塩で」


そう言って食べさせていた。


すると、そこに嫁が


「ごめんね タルタル出来るのが遅れちゃって…」


と、タルタルソースの入った小鉢を持って来て… それ見て固まる男4人


特に私と二代目は顔を見合わせて脂汗


「やっぱ、タルタルだよね」


「そうそう、フライだもん タルタルじゃなきゃ…」


私と二代目は 嫁が機嫌を損ねた恐怖を身をもって何度も知っているから変わり身は早い。


「やっぱ、ほら タルタルってガッキーみたいなもんだから」


「そうそう、醤油は上戸ね」


自分でも訳の判らない事を口走り誤魔化していた私達だった。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

まあ、オチは兎も角として・・・

私もフライやステーキ、ハンバーグ、まず何もかけずにそのままで食べます(最初からかかっちゃってるのはしょうがないけど)。

それで「ちょっと足んないな」と思ったらその時初めてソースなり何なりをかけることにしてます。それでもなるべくちょっとです。

目玉焼きとかはさすがに最初からかけるけど、あれも醤油派、ソース派、色々あるけど塩ですね、やっぱり。

トンカツとか店によって色々試行してソースを作ってるんだろうけど、本当においしければ何もかけなくてもおいしいです。ちょい塩で十分だと私も思います。

★ うごるあ さん

かなり前にもこんな話をし合った様な… デジャブですかね(苦笑)

まず、何もつけないで一口

で、ひと味足りないと思ったら 好みの量の塩 これ基本です。

レモンやスダチがついていたら 何も考えずに絞るバカとか見かけると ぶっ飛ばしたくなります

【※注意!!】

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