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2010年09月23日

● ザ・パシフィック 第10(最終)回


ドラマ「ザ・パシフィック」の第10(最終)回を観た。




ザ・パシフィック


この回は終戦直後を描いた回。


ある時、たまたまハンクスのインタビュー動画を見ていた時に その中でハンクスが「ザ・パシフィック」では戦後に重点を置いているという旨を語っていた。


そう、「バンド・オブ・ブラザース」の中にもいろんな秀逸な点があったが、そのひとつに最後に終戦を迎えた兵士達のその後を知った時に 何とも言えない涙がこぼれたのを覚えている。


ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

「レツキー」と


ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

「スレッジ」の復員シーンはやはり印象深く 中でも私は


ザ・パシフィック

帰郷する列車の中で 戦場とは全く違う幸せそうな寝顔のスレッジ… この描き方は巧いなぁ




さて…


ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

エンディングのワンカットなのだが…


「35年以上も海兵隊の仲間とは交流がなかった」


この一文に もの凄く深いモノを感じるんだな


で、勝手な解釈を言えば この「ザ・パシフィック」は戦闘の過酷さよりも 地獄のような戦場からの帰還に最も焦点をあてたかったんだな…という事が判る




さてさて…


総論的な個人的感想を少しだけ述べると、典型的な日本製戦争ドラマに比べてクォリテイははるかに高い


が、少し残念だったのは バジロン、スレッジ、レッキー それとスナフの4人は見分けがついたが それ以外の登場人物の見分けが困難だった事。


これは欧米人の顔を私が見慣れていないというのも大きな理由なんだけど、それ以上に描き方の薄さにあると思う


決して比較して語る気は無いが「バンド・オブ・ブラザース」では 登場する兵士の見分けが容易についたのは その個々の描き方が巧かったからだと思うわけで「ザ・パシフィック」では「バンド・オブ・ブラザース」よりも登場人物が少ない割に 先述した4人以外の兵士が見分けにくいのは描き方の薄さじゃないかと


たとえば、スレッジのパートで通称「アクアク」と呼ばれた隊長が戦死するシーンがあるが、スレッジの著書を読むと それがいかに兵士達に深刻なショックを与えたのかが記されている


つまり、硫黄島でバジロンが倒れるのを目撃した兵の呆然とした表情を私は秀逸だと以前に述べたが ペリリューの回でのアクアクの戦死はそれと同様の喪失感みたいなものが私は得ることが出来ずなかった


つまり、言い換えれば「美味しいんだけど食い足りない…」そんな気分なんだな。


ただね、全体を通して 制作者達の帰還兵に対する優しさというか敬意みたいなものが感じられる事 それが日本製の戦争ドラマには殆どと言っていいほど見られない、感じられないモノなんだ


何故、日本製には そんな姿勢が見られないのかね?


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コメント

 第9回は、もう一度じっくりと見てからコメントいたします。どうも、1回では、言い尽くせない表現等がありましたので…。
 BOBでは、ラストの野球のシーンで、戦後のそれぞれのその後が語られていましたね。今回は、役者さんと、実際の人物を対比して、その後が語られていました。よく似た人を選ぶのでしょうし、しっかりとした役作りもするので、実際の人物とも違和感なく感じられました。
 さて、スレッジの父親が第1話の頃、言っていた戦争後の”心の後遺症”について、しっかりと描かれていましたね。スナッブシェルトンが、戦友に連絡をつけるまで35年かかり、スレッジも、原作の”ペリリュー•沖縄戦記”を書くまでかなりの年月を要したのは、それだけ”心の後遺症”が深かったのでしょうね。スレッジが再就職係の女性に毒づいてみたり、ヨーロッパ戦線からの帰還兵である兄に違和感を感じてみたり、鳩撃ちに行きながら泣き崩れてみたり。
 推察してみると、アメリカは、切れ目無く戦争をしています。社会のすくなからぬ数の人が、朝鮮で、ベトナムで、アフガニスタンで、イラクその他で戦い、そこで被った戦争による心的ストレス外傷を抱えて生きています。この人々がいることが、劇中のこうした帰還兵に対しての表現につながっているのですかね。戦争は”悪”ですが、国のために戦い、傷つき倒れ、生き残っても心の奥に深い傷を抱えて生きていく人々に尊敬や癒しが出来ない社会はいやです。

★ ニャ王様 さん

そうですね


字幕なしで観たに関わらず、ブタネコさんが提示された役者さんの次に本人の肖像と消息が出たのには感無量でした。
ここに一番感動したかも知れません。
(字幕付きで観たら、また違う感想になるのかも知れませんが)

>帰還兵に対する優しさというか敬意みたいなものが感じられる
>何故、日本製には そんな姿勢が見られないのかね?

本当にそういう作品を観た事がないですね。。
復員兵と言えば、戦争や軍隊で荒くれた人物像ばかり強調されているものが多いと思います。
戦前〜終戦後を淡々と描いた「拝啓天皇陛下様」のような傑作もありますが、例外的かも知れません。
この作品は原作者も監督も兵役経験者なので、「優しさ」が感じられます。

米国では復員兵のその後を描いた、「我等の生涯の最良の日」という良作を直後の46年に作っています。
(この映画のDVDはダイソーで¥250くらいで売っていました。一度しか観ていませんが、かなり良かった印象があります)
日本は終戦直後から虚実ないまぜで日本の悪事を暴くかのようなマスコミ論調(「眞相はかうだ」に代表される)ばかりで、未だにこれが続いている結果なんでしょう
「優しさというか敬意のようなものが感じられる」作品が作られる日はいつ?

★ ラヴァ さん

>ここに一番感動したかも知れません。

そうなんですよねぇ…

なんとなくなんですが、戦争=良くない 戦争を起こした=軍部の台頭

…という認識までは理解が出来るんだけど、

軍=悪い=兵隊も悪い …みたいな図式にまで刷り込まれ過ぎていて

復員兵全ても悪…みたいな意識すらはびこった様な気さえします。

だから、「バンド・オブ・ブラザース」を見終えた時にも感じたんですが

それ以上に日本軍が登場した「ザ・パシフィック」は 余計に複雑な思いがしました。

「なんで、日本の映像制作者は 兵士に対してこういう視点を向けられないのか?」と

なので、「面白かった」という感想よりも「悔しい」とさえ思った事が 私の感想が複雑になってしまう要因なんです。


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