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2010年08月11日

● ザ・パシフィック 第3・4回


ドラマ「ザ・パシフィック」の第3・4回の録画を観た。




ザ・パシフィック


ザ・パシフィック


そうなんだよなぁ…


当時のオーストラリアのガキには こんなガキが沢山いたんだろうなぁと思う。


日本の戦争映画によく出てくる様な「どうして人を殺すの?」なんてぬかす子供より 余程、これが普通だったんだろうなぁ…と。


無邪気に笑いながら「ねぇ、何人 敵をやっつけたの?」と言う子供が沢山いたのにね。


ザ・パシフィック

ザ・パシフィック

ザ・パシフィック


これから戦場に行こうとする兵士に


「あなたは戻ってこない」


と言う女。


そうなんだよなぁ… こういう言動をする女性は日本の戦争映画では 殆ど見かけた事が無い。


国民性の違いとか、視点の違いとかもあるのだろうが、日本の戦争映画に出てくる女の殆どは「あなたが御無事で帰ってくるのを私はずっと待っています」なんて女性ばかりなんだよな。




ザ・パシフィック



「バンド・オブ・ブラザ-ス」で描かれた重要なテーマの一つに「戦闘疲労」がある。


戦場でいろんな場面に遭遇していくうちに兵士達の精神が疲弊していく様だ。


平々凡々な生活しか知らない我々の様な世代には 精神的に疲弊した兵士はただの気狂いにしか見えず、どうしてそうなるかなど理解が出来ないから 戦場で起きた戦闘以外の事件や事故の原因などを考えようともしない。


例えば…なんだけどね 日本の邦画における戦争映画では 多くの場合、上官が無能だった…とか、大本営の作戦立案が御粗末だった…とか、そういう部分を批判的に描く事で 兵士達が倒れていく様を憐憫的に描くのが基本というか馬鹿の一つ覚えみたいになっており、「戦闘疲労」という概念に触れたり気づいているモノは殆ど無い。


ゆえに、招集令状で徴兵された一般人が前線で上官に殴られ 無茶苦茶な命令で振り回されて、やがては飢えや 満足な治療も受けれずに自決を迫られたりして死んでいく姿ばかりをクローズアップし、対照的に邦画に登場する米兵は清潔な戦闘服に健康的な笑顔でガムをクチャクチャ噛んでたりする。


でもね、日本兵も前線で地獄を味合わされたかもしれないが その日本兵と対峙した米兵達も実は日本兵とは違ったいろんな地獄を味わった事には触れようとも描こうともしないんだよなぁ


それだけに、「バンド・オブ・ブラザ-ス」で明確に しかも如実に前線の兵士達が精神的に疲弊していく様や それによって起きる残虐だったり、無意味な事実は新鮮で深く考えさせられるものがあった。


ザ・パシフィック


で、とりあえず3話 そして4話を見終えてあらためて「ザ・パシフィック」においても根底のテーマのひとつとしてそういった「戦闘疲労」を描こうとしているのがうかがえる。


そりゃそうだろうな、ドイツやイタリア相手に戦う欧州戦線と 全くの異文化である日本人相手に戦った太平洋戦線では 兵士の達の「戦闘疲労」は別モノだった事だろう。


だから、第4話において描かれた内容は「バンド・オブ・ブラザ-ス」を見た者としては直ぐに理解出来る内容だけど そうじゃない人にはとても端折りすぎた内容に感じられるんじゃなかろうか?…っていう部分だけが とても残念。


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コメント

 あまり好きな言い方ではありませんが、”銃後”と”戦場”の対比が3話の大部分と4話の後半にはありまして、3話のつかの間の平和な休養が、4話の前半の過酷で狂気を含んだ戦闘場面との、対比となって胸に迫るのでした。4話の後半のパブブ島のシーンはやりきれなさがいっぱいでした。
 さて、ユージンスレッジ氏の”ペリリュー•沖縄戦記”WITH THE OLD BREEDを読了しました。実はかなり原作を割愛して、翻訳されたもののようです。それでも、このまま映像化したら、スプラッターも真っ青な映画になってしまいますね。それにつけても、叶わないことですが、アンブローズ氏の”ザ•パシフィック”が読んで見たかったですね。残り8月はペリリュー戦篇ですね。見ていて、もっと辛くなるのでしょうか?

★ ニャ王様 さん


>スプラッターも真っ青な映画になってしまいますね。


そうなんですよね

米兵による太平洋戦線の従軍記ではナニを切り落とされて口に突っ込まれた死体とか、頭蓋骨を持ち帰った…とか無茶苦茶な事が平然と記されているんですよね

で、もちろん当たり前の事なんですが米兵の視点でのみ記述されているから誤解や偏見も多い。

私もアンブローズ氏が生前に太平洋戦線モノに着手したと聞いた時は とても楽しみにしていた一人です


【※注意!!】

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