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2010年05月17日

● ジョゼと虎と魚たち 再見


2003年に公開された映画「ジョゼと虎と魚たち」のDVDを再見した。




この映画に関しては2005年に感想記事を掲示していたのだが、今回の大がかりなブログとサーバーのメンテナンス作業の一貫として 記事をリニューアルしようと思う。


まず、2005年4月4日に掲示した記事だが… 参考記事:『ジョゼと虎と魚たち


あらためて再見した感想を述べると…



ジョゼと虎と魚たち


あくまでも私は男なので、男目線でものを語るわけだが…


男が女性が値踏む時の言い方には「素敵な子」「可愛い子」「良い女」「魅力的な…」「セクシー」等々 いろんな表現がある。


そんな言葉の中に 今となっては死語になりつつある言葉で「佳い女」というのがある。


例えば「良い女」と「佳い女」の違いを説明したいのだが これが自分でもどう言って良いのか思い浮かばないのだが…


彼氏と歩く時に 彼氏の真横や彼氏よりも前を歩く事などせず、少し後ろを歩き 何事にも彼氏をたてて さりげなく尽くす。


別れが近付いたなぁと察したら 綺麗な引き際で、決して争うのではなく、「じゃぁ、またね」って感じでスッと身を引く。


何よりも手料理は抜群に美味く、男としては側にいてくれるととても便利な存在…


とでも言うのかな(なんか、少し違うけど。^^;)


この映画に登場する池脇千鶴が演じる「ジョゼ」という女の子は 身障者である事と、北海道人である私には柄が悪く聞こえる地域の関西弁系である事と、時にワガママに見える事が邪魔をして誤解しがちなんだけど よ~く見ると「佳い女」なんだな。


そこに気づいた時、彼女の境遇や考え方を想像すると なんとも言えない深さがある。


上野樹里が演じた今風の女の子のは あくまでも今風に見れば、とても良い子ではある。


けれども、物の本質を見極めもせずに安易に「福祉の仕事がしたい」と言い、障害者の家庭に押しかけて家人には土足で踏み荒らすのと同じ様な真似をしている事に全く気づかない。


でも、これって典型的な今風の女の子なのであって 彼女にはもちろん悪気なんか当初は無い。


この「悪気が無い」ってのが 実は現代の曲者なんだな。


ともすれば「悪気がない」という事でトラブルを起こし、「悪気があったわけじゃないんだから」で済ませてしまう。


迷惑を被ったり、ひどく不愉快にさせられても「悪気がない」に対しては怒りのぶつけどころが無いだけに迷惑度は実は相当高いんだ。


上野樹里が池脇千鶴をひっぱたくシーンなんかを見ると 上野樹里が演じた女の子の嫉妬が見苦しいと感じた人や、逆に同情する観客も多いのだろう。


でも、肝心な事は「男を寝取られた嫉妬で殴る」のと「福祉の仕事に就きたいと考えている者が障害者を殴った」事 その両者を対比して見比べた人は案外、少ないんじゃなかろうか? …なんて事が私は気になった。


この映画は単純な恋愛映画では無い。


カテゴリーとしては「青春映画」とでもなるのであろう。


ジョゼが身障者である事に込められた意味も ともすれば、物事の上っ面しか見ずに波風の無い言動や人生を歩むのが正しいと信じ込まされている若者には理解する事はおろか、築く事さえ出来ないんだろうなぁ…なんて思う。


だからこそ、この映画を見て ラストの妻夫木の号泣に貰い泣ける人こそ、私は良い奴だなと思う。




ついでに、「上野樹里」に関する私見も少し述べておこうと思うのだが…


ジョゼと虎と魚たちジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たちジョゼと虎と魚たち


この映画を最初に見た時に 上の女の子が「上野樹里」であるという事を私はエンドロールを見るまで判らなかったが、判ると以前の記事でも述べた様に「この子、凄ぇ」と役者として感心した。


だから、その後の彼女の出演作は見続けもした。


「のだめ」は間違い無く 彼女の一番のハマリ役だと私も思う。


けれども、「のだめ」より少し前の出演作あたりから 私の女優としての「上野樹里」に対する評価は下降線を辿り、最近ではウナギ下がりである。


「ジョゼと虎と魚たち」はとても良い映画だから みんな見なよ…と、多くの人に勧めたいとは思うが、最もこれを見て欲しいと私が願うのは「上野樹里」御本人に対してだ。


特にラス前で妻夫木を相手に喫茶店(ファミレスか?)で話ながら泣き出す一連のシーンを 今の彼女に同じかそれ以上に演じる事が出来るか?と問い詰めたいのだ。


「のだめ」のハマり具合を面白がって そんな役ばかり要求したアホな制作者達や、あまりにも真剣に演じすぎて のだめが上野に憑依して抜けないのか…なんて事は 私にとってどうでも良い。


私が見たい「上野樹里」は この「ジョゼ…」の時の様に「凄ぇ」って感じさせられる「上野樹里」なのだ。


ジョゼと虎と魚たちジョゼと虎と魚たち

「江口のりこ」


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コメント

私は凄い上野樹里さんのファンです。
スウィングガールズで衝撃を受けてサックスを始めたり、そういう人に影響を与えられるような仕事に憧れていま歌手を目指していたり、ファンレターも何度も書いたりして、本当にファンという言葉では片付けたくないほどたくさんの影響を受けてて、今もずっと応援し続けています。

なので色んな批評とか叩かれたりしてるのを見るといつも凄い嫌なんですけど、ブタネコさんの言ってることは客観的で、説得力があって、思わずなるほど。と思ってしまいました。

ジョゼを見たのは凄い前であまり覚えていないのでもう1度見返さないとな。と思うんですが、自分はやっぱりファンなので客観視できないというか、全てを肯定してしまいがちなのでブタネコさんのような意見は新鮮です。

でもウナギ下がりかぁ・・・ って少しショックを受けてる部分もあるので、笑

素直になれなくても今のだめとは全然違って凄いナチュラルな役を演じられてると思いますし、これから大河もありますし、ブタネコさんから見ても『やっぱ上野樹里すげぇ!』ってきっと言わせることができると思うので!
これからもブタネコさんの上野樹里さんに対する意見楽しみに待ってます!

★ フッキー さん

私は 基本的には上野樹里が好きなんです。^^

素質も実力もあると思っています。

でも、盲目的に全てを褒め讃えなくちゃいけないのが「ファン」なのだとしたら そんな者の仲間入りして「一緒に応援しましょう」なんてのはクソ食らえだと思っています。^^;

これは「上野樹里」に限った話ではなく 他のカテゴリーを設けた俳優さん達全てに対して共通の私の主義です。

近頃は 子供を褒めるのみで叱らないのが躾とか教育とか思っている人が多いようですが、その結果が「だって、言ってくれないと判らないじゃん」みたいな台詞を吐いて逆ギレするアホの多さでもあると思っております。

過去、いろんなタレントや俳優さんが登場しましたが その多くはいつしか消えていきました。

とてつもないハマり役を得て大人気を博した人でも 気づけば数年で消えていった役者は枚挙に暇がありません。

その理由としてはプライベートな事情とか、スキャンダルとかも少なくは無かったけど それ以外の理由で最も大きいのは「マンネリにより飽きられた」ではないでしょうか?

どんなに実力があっても 出るドラマの役柄が同じで殆ど変わりが無い役者は、簡単に次々と登場する若手に出演機会が奪われていくだけです。

私は真の意味でのファンとは その俳優が長く幅広く活躍していくのを見守る事だと思っており、その為には時に苦言を呈し

「~な役柄を演じさせるとファンが喜ぶ」

…みたいな勘違いを事務所や制作者やスポンサー筋に思わせたり、言い訳にさせない事だと思う次第です。


>素直になれなくても今のだめとは全然違って凄いナチュラルな役を演じられてると思います

北川悦吏子の脚本に ナチュラルな登場人物っていますか?^^

私は北川悦吏子みたいなアホは滝に打たれて出直せと思っておりますので話になりません。


大河に関しては若干、期待はしていますが、歴史小説が好きで色々と読み重ねてきた自負のある私としては 私の思い描く江姫のイメージと上野樹里は全く重ならないので首を傾げておりますが そのぶん、意表を突かれて「凄ぇ」と言わされる可能性はありますよね。^^


ブタネコさん凄いですねぇ。
とても言ってることが良く分かります。

樹里さんは仕事は全部引き受けるって言ってたんで、そういう製作者側の思いが逆に樹里さんの可能性をせばめてて、しかも本人も気づかずにやっているのかもしれませんね。

そういう考え方はとても新鮮で考えさせられます。

ファンとしてはずっと長くやっていってほしいと思っているので、
まずは大河でブタネコさんの期待を裏切れることを期待しますっ!

★ フッキー さん

あくまでも私の勝手な物言いなんで どうか気にしないで下さい。^^;


ブタネコさん、こんにちは^^

次々すみません^^;


ジョゼと上野樹里演じる女子大生の対比が絶妙なんですよね。
女子大生がジョゼにぶつけるセリフに彼女の本音が見えた時、うわっと思いました。
この女優すごっ!と思いました。

ジョゼの達観した後ろ姿は何度見ても胸が熱くなります。

★ slan さん

この頃の上野樹里って とても魅力と可能性を秘めた女優さんだと感じてました

いまはアレですけど


【※注意!!】

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