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2010年04月28日

● 時効 撤廃・延長


殺人など最高刑が死刑となる罪の公訴時効を廃止、最高刑が無期懲役以下の人を死亡させた罪の公訴時効を2倍に延長する改正刑事訴訟法が成立・施行された。




まぁ、単純に考えれば「殺人犯などに時効を認めるのは如何なモノか?」という議論は 少なくとも私の知る限り20年以上前から 特に、なんらかの殺人事件が時効になった時にメディアが話題にしていた事で 私個人の意見を言えば今回の改正には全面的にではなく部分的には「賛成」である。


ただね、いくつかの疑問は感じている。


例えば、そもそも今回の改正の動きは昨年の自公政権時代に盛り上がった話で その時に民主党は人権や冤罪を持ち出して 殆ど反対に近い言動だったんだよね。


それが、政権交代によりお蔵入りするのかと思っていたら 逆にスピード審議で成立し、しかも即日施行みたいな急ぎぶり。


たしかに、成立が決まったのなら時効を目前に控えている事件を考えて施行を急ごうと考えるのも判るのだが、なんか納得いかないのは であれば、昨年 どうしてあんなに民主党は渋っていたのか?という点。


「与野党の関係で なんでも反対していた」とか「今、成立させて参議院選挙前に少しでも手柄を挙げようとしている」なんて理解すれば判りやすいかもしれないけど、そんな理由で物事が決まるのは正しい事では無いよね。


でも、今までがいろんな事がそうだったのも事実ではある。


よく、「人間の数が100人だったら」という仮定の話があるけれど 率直に言って私は100人全員が何かの議論において「全員一致」になる事は極めて稀だと思っている。


意見を交換し、議論をしつくして100人が全員一致した考えになる事は理想ではあるが、現実的には稀だと。


ひとつには有意義な議論が展開されるのであればいいけれど、ただ無駄に時間を費やすだけの不毛な議論や 100人の中には自分で物事を考え判断しようとせず、誰かの意見にただ「賛成」とするだけの輩や 意見の中身よりも発言者が気にくわないから「反対」…みたいな輩が必ずと言って良い程いるからだ。


たまたまこの時期に成立した事がいいのか悪いのか …というよりも、改正するべきだと思っているのなら どうして以前は渋っていたのか? もし、選挙対策の点数稼ぎだったならば 人って逆にそう言う部分に不信を抱く事も政治屋共は覚えていく方が良い。


でね、今回の改正に関していろんな意見がある。


例えば、


『大事な家族を失った遺族や被害者関係者の想いや、被害者本人の無念に応える為にも、時効は撤廃すべき』


という意見に対して

『犯人も常に逮捕される事に脅えながら逃げ続ける間に良心の呵責に苦しむ事は それも制裁と同様と考えていいと思うので撤廃には反対』


という意見がある。


あくまでも、私の個人感を述べれば…


「そのての犯人って逃げている間、良心の呵責に苦しむものだろうか?」


と、疑問を抱く。


よく、殺人罪の犯人に検察や弁護士は精神鑑定を求め刑法39条(簡単に言えば「心神喪失者の行為は、罰しない。」「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」)により、不起訴にしたり、無罪を求めたりする。


人権を考える時に この刑法39条という法律は重要な意味がある…と考える人もいる反面、この法律は大いなる矛盾だと考えている人もいる。


で、怒られる事を覚悟で私見を率直に言えば 事故とか「モノの弾み」とかではなく、殺人を計画的に実行できた奴って その時点で充分に人として正常な思考とは言えないんじゃないかな?…なんて私は思うのだ。


にも関わらず、精神鑑定で責任能力の有無を問う…ってのは なんか変な感じを私は抱く。


もっと判りやすく言えば、俗に「愉快犯」なんて呼ばれる犯人が「良心の呵責に苦しむ」姿が私には想像も理解も出来ないのだ。


ゆえに、上述した意見の違いに関して 私は「撤廃に賛成」の方に同意する。




また、別な視点での議論がある


『何年と経っても犯人を特定・検挙出来ない事件の証拠や証人を保全し続けるのは無理』


『過去の事例において 犯人が特定されないままに何年も経った事件の犯人逮捕・起訴には冤罪が多い』


というのが「撤廃反対」の理由だと。


その意見に関しては「そうだよなぁ」と私も理解・同意する部分がある。


でもね、個人的に知り合いのとある法医学者が


「5年後、10年後に捜査技術 特に科学捜査の技術が向上して新しい検証法が発見・確立されるかもしれないじゃん」


と、「撤廃賛成」を述べていたのを聞いて「なるほどなぁ」と思った。




さてさて、ここまで述べてくると 久しぶりにブタネコは真面目な問題を論じようとしている…という風に受け止められるかもしれない。


過去記事をロクに読まず、「時効撤廃」なんて検索ワードでこの記事に直接辿りついて 私の事を全て判ったかの如く思い込み


「刑法39条をアナタは誤解している」


とか、


「人権は被害者や被害者遺族だけのモノじゃない 犯人にも人権がある事をアナタは考えるべきだ」


…なんて文句コメントを寄せる方がおられると非常に鬱陶しいので この記事で、ブタネコは本当は何を述べたかったか それを以下に記そうと思う。


古来、推理物やサスペンス物と呼ばれる小説やドラマや映画において


「時効が目前に迫った…」


という設定は ひとつの定番に用いられてきた。


例えば、今クールの「絶対零度」がそうだし パッと思い出すところでは「時効警察」なんて「時効」そのものがテーマになっているものがあるし、二時間サスペンスドラマやその御用原作者たる「内田康夫」「西村京太郎」「山村美紗」の作品においては かなり頻繁に時効がらみの設定を用いている。


それが今回の法改正において根底が崩れた。


今は亡き「いかりや長介」や「藤田まこと」等が扮した老刑事が時効寸前の犯人を執念で逮捕していた…なんて設置は もう使えない。


大人気ベストセラー作家だとTV局のドラマサイトで持ち上げられている諸ワンパターン作家共に今後どのような影響が出るか楽しみでならない。^^


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