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2010年02月03日

● 年末年始の乱 追記(その2)


まぁ、お急ぎでなければ暇潰しにどうぞ…って感じで。^^




長女と次女のお祝い返しに「鮭が熊をくわえたやつ」を業者に相談した… というのが、前回までの続き。




知り合いの土産物屋の社長に依頼した翌日の事。


昼下がりに私は院長室で主治医である「二代目開業医」と 同じく悪友である「某国立大学理工学部教授」との3人でコーヒーブレイクという名の罵り合いをしていた。


そう、私が右の小指を脱臼した大晦日の晩(というか元旦の早朝)に 「某国立大学理工学部教授」が 前年、一緒に鳩間島に旅行に行った際に 砂浜で貝殻踏んづけて足の裏を切った時 私が彼に

 ”その(足の裏の)傷口からフジツボなんかが生えてくるかもしれないな”

と言った事を ずっと根に持っていた事が発覚し、以来 顔を合わせる度に


「フジツボ」と私


「あっちむいて グキッ」と「某国立大学理工学部教授」


そう、罵り合ってきたのだ。


で、ある時の事。


「なぁ? オマエ(某国立大学理工学部教授)は理数系だから文系の教養に欠けてんじゃねぇか?」と、私が言えば


「そんな事は無ぇよ おれの論文なんか起承転結どころか、伏線張りまくりの ラストに大どんでん返し…って評判で」


「論文に”どんでん返し”って どういう事? …って言うか 意味無ぇだろ?

 そんなアホは 源氏物語でも読め、オマエ(某国立大学理工学部教授)なら心が洗われるぞ きっと」


「某国立大学理工学部教授」という男は その職業柄というよりも、もって生まれた性格が「研究熱心な男」 ゆえに、私にそう言われて直ぐに紫式部の「源氏物語」を読み始めたらしいのだが…


「てめぇ、人が素直に言う事聞いて源氏物語を読んだのに…

 結局は アレだろ? 藤壺(フジツボ)の女御を俺に読ませたかっただけだろ?」


「そうだよ」と、私


「そうだよ… って、シラッとコノヤロウ ただの嫌がらせか? お?」


「まぁ、受け取り方次第だな^^

 だいたい、源氏物語…って聞いたら そこで”フジツボかよ!”ってツッコミが出来なかった

 一般教養の足りない オマエの負けだ。」


という私に、悔しそうな「某国立大学理工学部教授」


が、まぁ、そんな事は どうでもいい。^^;




いつも通り、馬鹿なオッサンが3人でクダラナイ罵り合いをして 本当だったら、その日は終わるはずだった。


けれども、何が起きるか判らないのが人生の最も面白いところで たった一本の電話により…


院長室に回線を回された電話は 最終的に私にかかってきた電話だった。


相手は前日、木彫りを相談した土産物屋の社長である。


「なに? なんか用か?」


ぶっきらぼうに そう聞く私に


「ええ、すいません 相談したい事がありまして…」


「なんだよ」


「差し支えなければ 今、私 病院のそばにおりまして 10分も頂ければ参上できるんですが

 お邪魔してもいいですか?」


「ん? あぁ、暇だからいいよ 院長室にいるから真っ直ぐ そこにおいで」




10分も待たぬ間に土産物屋の社長は院長室に現れた。^^


真冬だというのに 彼は汗だくになり「ハァハァ」どころか「ゼハゼハ」と息を切らせている。


「お? 呼吸困難か? ちゃんと保険証持ってきた? それとも保険無しの何でもアリアリで診察するか?」


嬉しそうな「二代目開業医」


「実は ちょっと困った事になりまして…」


「なんだ? 木彫りは駄目だってか?」


「いや、そうじゃないんです。

 実は 今回の件を 熊の木彫りに関しちゃそれなりの職人に相談していたんですが

 その職人がですねぇ…」


「なんだよ、ハッキリ言えよ 困った事ってのをよ」


「いや、その職人が 鮭じゃなくてイトウを彫りたい、彫らせてくれって言い出しまして…」


「佐藤や加藤とか 彫るのが誰かなんて どうでも良いんだ。」


「あ、いえ、そうじゃなくて イトウって魚、魚へんに鬼って書いてイトウって魚を彫りたいと…」


「ん? どういう事?」


「いや、熊を咥える…ってコンセプトがですね 鮭じゃなくてイトウこそ相応しい…と。」


「あ? なんだそれ?」


「アイヌの伝説に 人や鹿や熊を飲み込んだ化物イトウの話ってのがあるんですよ」


すると突然、「某国立大学理工学部教授」が


「あ、俺 それ知ってる。 昔、釣りキチ三平ってマンガでそんな話を読んだぞ」


そう言われれば たしかにそんなマンガを私も読んだ様な記憶が…


「なんだ? さっきまで源氏物語で一般教養がどうこうって偉そうな能書きたれてやがったクセに

 マンガの一般教養は駄目かコラ?」


嬉しそうに、しかも毒々しげに私に言う「某国立大学理工学部教授」


「なんだ? このフジツボ野郎!、やんのか? お?

 てめぇのフジツボを ドツボと交換してやんぞコラッ!!」


「まぁまぁ、落ち着け二人とも それよりも、ほら イトウの話だろ?」と 二代目開業医。


ガルルル状態の私と「某国立大学理工学部教授」の剣幕に 怯えてさらに吹きだした額の汗をハンカチで拭きながら 土産物屋の社長は


「そうなんですよ、だから イトウで彫りたい…って 職人が言うんですよ」


「ま、待て イトウってそもそもどんな魚?」と、「二代目開業医」が誰に聞くともなしに言うと「某国立大学理工学部教授」が 


「そんな時はネット検索だろうよ」


と、院長室のパソコンで検索を始めたのを見て 私が


「てめぇ、なんでも一般教養をネット検索で誤魔化してっから身につかねぇんだよ」


と、皮肉ると


「耳の穴で小指を脱臼するバカにだけは言われたく無ぇな」と、「某国立大学理工学部教授」


「おう上等だ! テメェの大学の研究室のパソコンのキーボード 全部、フジツボにしてやっからな 覚えとけ!!」と、言い返す私。^^;




さて、「某国立大学理工学部教授」の検索によりモニターに映し出された画像が


画像

(上の画像は その時のイメージです)


その画面を見ながら…


「これって木彫りだとマス(鱒)に見えない?」と、私


「道産子でも イトウを見分けられる奴なんか殆どいねぇもんな」と「二代目開業医」


「ブタネコの奴、鮭と鱒間違えたんじゃねぇ?って言われるよ きっと」と、「某国立大学理工学部教授」


そんな私達3人に


「駄目ですかねぇ? 伝説のイトウって事で…」


と、土産物屋の社長。


「それにしても、この画像のイトウ なんか悪そうな顔してねぇか?」と「二代目開業医」


すると「某国立大学理工学部教授」も


「たしかに、魚にしておくには惜しいぐらい悪そうだな^^」


「これ、あれじゃね? 魚界の”債権整理”専門の魚じゃねぇの?」と、さらに「二代目開業医」が言えば


「だよな? 魚のクセに鹿とか熊にまで喧嘩売っちゃうとこなんかまさに… ケケケケ^^」と 笑い転げる「某国立大学理工学部教授」


たしかに、このイトウ 写真写りが悪いのか、たまたまなのかは不明だが、悪そうな顔だなぁ…と 私も思ったら腹が立ってきた。^^;


「おい、俺の注文に伝説なんかいらねぇんだよ…

 鮭が彫れないってのなら そんな職人、イトウのエサにでもしろや ボケ!!」


土産物屋の社長が「へへっ」と畏まるぐらい怒鳴りつけた私だった。




それが、数日前の出来事だ。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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