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2010年01月02日

● 大晦日の惨劇


新年早々、昨年の話(と言っても数日前)で申し訳ないが 御用とお急ぎでなければ聞いていって頂けるとありがたい。




大晦日の夕刻、私は 毎年、大晦日の私の恒例行事である「銀杏の殻剥き」をしていた。


そう、我が家の家訓では大晦日と元旦には「茶碗蒸し」を食べる(私の場合はドンブリにで作った大盛り茶碗蒸しでなければならない)というのがあり、その茶碗蒸しには 殻付き銀杏を程良く煎って割り、皮を剥いたものを茶碗に2個入れるのが仕来りで その殻付き銀杏を煎って皮剥きするのが 私の大晦日の恒例行事。


大掃除は前日までに嫁と娘二人で終えており、大晦日の午後はその3人がせっせと大晦日の夕餉と正月のおせち料理に没頭し 御主人様である私と4匹の猫は放置。


台所から聞こえてくる嫁や娘達の愉しそうな会話を聞きながら 私は銀杏にじゃれる猫と戯れながら銀杏の皮を剥く それが私の大晦日なのだ。


やがて殻剥きを終え、放置状態である事から特別に一番風呂を許された私は 風呂好きの猫や白湯好きの猫と共に風呂場でまったりと過ごし、湯船に浸かりながら一年を振り返る。


が、振り返っても 2009年の私は二代目開業医の病院の病室と、自宅と、千歳や丘珠の滑走路脇で殆どを過ごしており、思い返す出来事がそんなに無い。^^;


が、まぁ そんな事はどうでも良い。


私は2009年という一つの時代を間違い無く、確かに生きて過ごしたのだ… それだけで良いじゃないか


「アナタ、ここに置いていくわよ」


嫁が脱衣場に 新しいパジャマと下着を置いていってくれる。


そう、大晦日の入浴後は 真新しい衣類に身を包み、新年を迎えるのが これまた私の拘りだ。


風呂上がりにあわせて食卓にセットされた夕餉を囲み家族水入らずで過ごす。


「父上、コーラ、まだ飲むでしょ?」(注:私は酒を飲まない)


「父上、アタシが手巻き寿司 巻こうか?」


娘達が信じられないぐらいに世話を焼いてくれるのが妙に気にはなったが、それも病んだ父への娘達の思慕の情かと思えば「なんて幸せなんだ俺」と幸せ気分に包まれる私。


しかしながら、そんな団欒も束の間 私と4匹の猫だけが居間に残され、娘達と嫁はまた台所でキャッキャッと愉しそうにおせち作り


時々、ソファに寝転がって「紅白」や「笑ってはいけないホテルマン」を見ている私の所に つまみを運んでくれる嫁に


「今年はまた ずいぶん、おせち作りに熱心だな?」


と、聞くと


「食べさせたい人がいるからでしょ」


と、嫁。


その瞬間に、娘達の彼氏が目に浮かび イラッとくる私。


時は過ぎ、間もなく日付が変わって新年だよ…という頃 年越し蕎麦の支度が出来、縁起物だからとズズッとすする。


我が家は親子4人だが 年越し蕎麦を「おろし蕎麦」で食べるのは私だけ。


嫁と娘達は「かしわ蕎麦」にして食べる…というのも 我が家ならではの微笑ましい風景。


「蕎麦は ズズッとすすってナンボだろが」


そういう主義の私に


「冷や物食べると風邪ひくわよ」


と、言い返す嫁


これも我が家の風物詩。


滞りなく、年を越し


「明けましておめでとうございます」


親子4人で頭を下げ ブタネコ家の2010年が始まった。


その数分後に 2010年最初の惨劇が起こるとも知らずに…




年が明けて間もなく 娘達が小皿に色々と盛り合わせて私の前に持ってきて


「父上、味見して」


という。


見るとそれは「おせち料理」の品々で 黒豆とか昆布巻きとかだ。


言われるまま ひとつずつ味見をしては


「お、美味いよ」


「う~ん ちょっと甘いかな」


なんて私は感想を言いつつ


「オマエ達、ずいぶん一生懸命だな そんなにバカタレ共に食わせるのに一生懸命になってどうすんだ?」


と、さりげなく突っ込むと。


「父上に”オイシイ”って食べて貰う為に みんな一生懸命なんだよ」


と、返された。


「バカヤロウ… それとこれとはオマエ、話が違うだろうが…

 そんな事言われたら パパ、耳が痒くなっちゃうよ」


もう、デレデレな私。


しかも、そんな事言っていたら本当に耳が痒くなった。


で、サイドテーブルの上の小物入れを探したのだが 何故か愛用の耳かきが無い。


なので、とりあえず 右手の小指で右の耳の穴をほじってみた。


するとね、耳鼻咽喉繋がりだったのであろうか 冷や物の蕎麦を勢いよくカッ喰らったせいか 大根おろしが異様に辛かったせいか(それはそれで満足してるんだけど) 耳の穴の奥をほじっていたら自分でも予期できないタイミングでクシャミが出た。


惨劇はその時に起きた。


クシャミと同時に 右の耳で鈍い「ゴキッ」って音がして、その音と同時に右腕の肘から先の感覚が一瞬無くなり、時間の経過と共に感覚が蘇るのと並行して激痛が右腕の肘から先に広がり始めた。


その時の模様を目撃した主婦A(ウチの嫁)は その後に


「ええ、主人がクシャミをした直後に”フビャァ”と奇声を発したので なんだろう?と

 見てみたら、主人がプルプルと小刻みに痙攣してまして… もしや、持病の心臓の発作か?と

 なので、即座に主治医である二代目開業医の病院に電話して

 警備員兼病院の救急車の運転手さんに大至急来下さいと電話で頼みました」


と、証言する。


事実は微妙に違う。


想像して頂きたい。


右手の小指を右の耳の穴に深く差し込んだ状態でクシャミをし、そのクシャミの反動で思いがけない身体の動きが生じた時に 私の右手の小指の付け根の間接が、その衝撃に耐えきれなかったのだ。


小指と言って侮る無かれ。


普通に右手を開きながら腕を前に伸ばし 中指が真上の12時方向を差している位置にした時、小指は1時乃至は2時方向を向いているのが普通である。


だが、その時の私の右手は 殆ど3時を示していた。


グキッという異音を聞いた時には 違和感はあれど痛みは無かったのだが、あられもない方向に向いた小指の事実に気づくと 途端に激痛に襲われるのが人間の肉体感覚の神秘である。


「フゲェ…」


声にならない呻きしか出てこない私。


私には1時間以上待たされた感覚だが、実際には15分もせぬうちに到着した救急車。


夜勤待機だった二代目の病院の当直医が 患者が私だと聞いて、最初から救急車に乗ってきた。


で、私を見るなり


「あ、脱臼ですね

 ま、今夜は今のところ病院が暇なんで 折角だから救急車に乗って貰って

 念のため、レントゲン撮りましょう。

 たぶん、これだけ綺麗に外れてるから骨折はしていないと思いますけどね」


すると嫁は


「え? 脱臼なの? だったら、そこでゴリッって関節嵌めちゃえばそれでOKじゃないの?」


と、何故か不満げ それに対して医者は


「奥さんが それで良いって事でしたら、自分はそれでも構わないですよ」


と、苦笑い。


「構わない…って 医者はオメェだろ?

 どうでも良いから、早く この小指の痛いのなんとかしてくれ」


と、呻く私


そんな私に


「大の大人が小指が”アッチ向イテホイ”したぐらいで ビービー騒がないの!

 だいたい、そんなんじゃどれが小指か判らないわよ」(ホントに 嫁はこう言った。)


見ると、私の右手の小指はあり得ない方向を向いたまま腫れ上がって親指より太い。


「でも、この不自然な曲がり方見れば どれが小指か判るべ? おぅ?」


曲がった小指を嫁に突き出して見せつけながら思わず怒鳴る私。


「アナタ、怒鳴っても そんなに小指が曲がっていたら迫力が足りないわよ」


冷静に応える嫁。(ホントにホント こう言った。)


パジャマの上にタオル地のガウンを羽織り、救急車で二代目の病院に行き レントゲンを撮り終えて診察室に行くと 既に、上機嫌の主治医である二代目開業医がニコニコしながら待っており


「なんだオマエ? わざわざ、明けましておめでとうを言うのに ウチの救急車を呼びつけるとは良い身分だな」


と、ふんぞり返るが


「頼む、痛いんだ まず、これをなんとかしてくれ」


と、懇願する私。


「ん? 痛い? 痛いのはオマエの性格だろ?」


この時とばかり、たたみかける二代目


「おい? いい加減にしねぇと…」


さすがに私の殺気を感じたのか


「判った、判った ちょっと瞬間的に痛いけど我慢しろよ」


二代目は私の右手首を片手でしっかり押さえつけて もう一方の手で小指を包み込む様に握って


「チチンプイプイノ… ゴキッ!」


と、気合い一閃 私の右手の小指をあるべき姿に戻し、硬質プラスチックが芯になった添え木をあてて包帯で固定し、痛み止めの注射を打って


「ま、あとはこのまま安静にすれば 来年の夏までには元通りになって 秋にはたわわに実がなるだろう」


と。


まだ、ジンジンと疼く関節にイライラしつつ


「おい? 俺の小指に たわわに実るのって何の実だ?」


冷静に、押し殺した声で尋ねると


「あ、気にすんな 冗談だ。

 あれ? ”何の実だ”に”木にすんな”と返す… 無意識で高等なウィットにとんだ会話しちゃったか?俺」


妙に満足げな二代目。


しかも、


「ちょうど良かった、もうすぐ”腕力だけが取り柄の歯医者”と”某国立大学理工学部教授”が ここに来るんだわ

 で、オマエを呼んで麻雀しょうぜ…って話になっててさ オマエの方から来てくれたから

 手間が省けて助かったわ」


だと。^^;


「バカヤロウ、こんな指で麻雀なんか出来るか?」


「あ、大丈夫 添え木で固定したし、痛み止めの注射打ったから 明日の朝までは平気だよ」


「”気の弱い弁護士”を呼べば? アレだって暇だろさ」


「なんか、そいつ(気の弱い弁護士)は 明日、息子の結婚相手の御両親のところに年賀の挨拶に行くらしく

 今から体調を整えなきゃならん…って断られた」


「それって、アレか? 俺のとこに挨拶…って事か?」


「たぶん、そういう事だろ」


「ごめん、頭痛くなってきた 俺」


「痛み止め 頭にも打っておこうか? 健康保険きかないけど」


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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