● 仁義なき戦い
この映画に関しては このブログを始めて間もない2005年の2月に記事を掲示したのだが、今回 思うところあって記事をリメイクしようと思う。

1973年に公開されたこの映画は 産まれてから今に至るまでの間に私が見た邦画の中で全5話というシリーズで考えた場合、ベスト3に入る傑作だと思っている。
基本的に、登場人物や団体は仮名で ごく稀に複数の人物のエピソードをまとめて1人の登場人物で描いているものもあるが、殆どに実在のモデルとなった人物がおり、それが皆ヤクザという事もあって「教育上、好ましくない」とか「倫理に反する」と批判する人も少なく無い。
しかしながら、私は ドキュメントか否かよりも、映画内に登場した役者達の演技や ある種の青春群像劇と見た場合に これほどエネルギッシュで、時代感を含み、キャスティングの妙や、秘かにこの映画を苦々しく思っている広島県民が少なく無いと聞いてはいるけれど、広島弁という方言による会話の絶妙さは ヒットした原作や漫画の人気に頼るばかりの無能な現代の映画やドラマの制作者達に あらためて範とせよと言いたい。
主な出演者は

「菅原文太」

「松方弘樹」

「金子信雄」

「田中邦衛」

「渡瀬恒彦」

「梅宮辰夫」
今から36年前の映画だから 当たり前と言えばそれまでだけど、みんな若い。^^
聞いた話によると、この「仁義なき戦い」は 当初はこの一本だけの制作とされていたが、この映画の制作中の段階で続編の制作が決まり、結果的に全5話(その後にも続編的存在が数本制作された)
今回のこの記事では 第一作である「仁義なき戦い」のみについて語ろうと思うのだが…
「実際の事件や人物などモデルが存在するから それだけストーリーにリアリティがある」
と、この映画を評する評論家がいるが そんな評論家はアホかと私は思う。
よくこの映画を見れば ストーリーがどうこうの前に、演ずる役者達の演技のリアリティこそ評すべき。
それと、常日頃 私が理想と思い描く「方言」の妙。
その二つが巧くハーモニーを醸すからこそ「こいつ怖ぇ~」とか「カッコイイ」という感が増すのだ。








