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2009年12月16日

● グラン・トリノ


2009年に公開された洋画「グラン・トリノ」を試しに見た。



【注意!!】 この記事には「グラン・トリノ」のネタバレが満載です。




グラン・トリノ


先日、『虎馬さんのブログの記事』を何気に拝読していて ふと、見てみようかな…と思ったのがキッカケ。^^


私も頑固で偏屈なオッサンを自認し 歯に衣を着せるか否かは別として、相手が誰であろうと思った事を平気で言う。


グラン・トリノ


まぁ、天下のクリント・イーストウッドを相手に


「なんだ、俺と良い勝負じゃん」


なんて言おうモノなら、


「またブタネコの野郎 上から目線だよ」


と、批判を浴びるのも面倒臭いし イーストウッドはイーストウッド、私は私だから どうでもいい。^^;


で、この映画を見るに辺り 最も見てみたくなった要因は


  あっけないというか 意外な結末


という虎馬さんの感想。^^


で、映画を見たわけだが…


あくまでも個人的感想を述べると 私にはイーストウッドが演じたジジィのラストの選択が説得力を感じない。


むしろ、イーストウッド自身が 役者という自分をこの映画で殺す事で俳優から引退したかったんじゃないの?って意の方を強く感じたんだな。


私だったら…という考え方は不遜とは思うけど、私だったら自分が死のうとは思わない。


むしろ、「死んだ方がマシ」って思えるぐらいの恐怖を本当に死ぬまで味合わせてやる事に晩年の暇潰しを見出すね。^^;


結局、イーストウッドが演じたジジィは 自分を殺させる事で、ガキ共を長い懲役に行かせ隣人の安全を図ると共に 朝鮮戦争での嫌な思い出に対しての贖罪を重ねて一石二鳥を狙ったんだね…って事なのだろうけど その辺に監督・イーストウッドとしての反戦メッセージを含めました…というのが どうにも綺麗事に私には思えてしまうんだな。


例えば、遺言で車を貰えなかった孫娘はその後どうなるのだろう?


孫娘に限らず、不仲だった二人の息子だって然り。


車を貰ったタオを怨み、そこから別な悲劇や問題が生じやしないだろうか?


私なら、そんな死んだ後の最後っ屁みたいな嫌味な遺言よりも 生きて直接嫌味を言う。


同じ嫌われるのであれば 自分が生きていれば怨みは隣人ではなく自分に向くからね。


というわけで、私には腹立たしいクソ映画とは思わぬまでも 中の下といったところ。


きっと、イーストウッドも 何年もしないうちに新たな映画で新たな役を演ずると思うしね。^^




さてさて…


どうでもいい話とは思うけど この「グラン・トリノ」を見て共感というか、良いな…と思い 記してみたくなった事をついでに記しておく。


グラン・トリノ


私はアメ車は好きじゃないし興味もないので「グラン・トリノ」が どれほどの価値か? その価値観が判らない。


けれども、車に対する思い入れや愛着という意味では共感を覚える部分が大だった。


たまたま私や私の周囲だけがそうだったのかもしれないが、車の免許を取る為に自動車学校に通う以前から


「社会人になって 自分で稼ぐ様になったら @@という車を乗るんだ」


そんな感じの憧れというか夢みたいなものを 当時の男の子って持っていて


「@@がいい」


「何言ってんの? ¥¥が最高だべ」


「アホかオメェは そったらナンパ車だら、乗んねぇ方がマシっしょ」


それぞれの憧れの車を褒めたり貶したり… そんな光景が普通だった。


私は「スカイライン」、二代目開業医は「ソアラ」、「気の弱い弁護士」は「プレリュード」、「某国立大学理工学部教授」は「セリカのXX」… 車にもそれぞれ個性のある時代だったのだ。


私の場合、大学が東京だったし 卒業して直ぐは東京の会社に就職したから、月給取りになっても直ぐに車を買う…なんて事は無理だったが、それだけに もし、車を買える様になったら無理してでも妥協せずに絶対に乗りたい憧れのスカイライン・ジャパンを買うんだ…と意地をはっていたっけ。^^


それだけに、今の車の個性の無さ それ以上に車に拘りを持つ大学生ぐらいの年頃の男の子の実に少ない事。


時代と言ってしまえばそれまでだけど なんだかなぁ…って思うのだ。


私より少し年上で 仕事上の付き合いで知り合ったある人は 30年以上経った今でも新車で買った箱スカをピカピカのまま維持して乗っている人がいる。


新車で買って10年目頃、家族から「いい加減 新しい車に買い換えたら?」と散々言われても頑なに「俺はこれが良いんだ」と言い張り 30年以上経った今では


「買った時の値段の3倍の金額を出すから売ってくれ」


と、言い寄る人々を嘲る様に笑って


「この車は 俺の棺桶だから」


と、今でも普通に乗り回している。


そんな姿を見て 私はその人の頑なさに憧れる。


おそらく私と近い世代のオッサンなら 完全とは言わぬまでもその気持ちを少しは理解出来るんじゃないか?と思うのね。


けれども、先述した様に 個性の無い車に埋もれた今の若者に その気持ちが判るだろうか?


で、その気持ちが判らずに「グラン・トリノって 良い映画だったよ」と言ってるのだとしたら きっと、イースト・ウッドが演じたジジィは死んでも死にきれないだろうな。^^


なんてね。^^


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コメント

いつも楽しく拝見させていただいております。
私もクルマが大好きな世代ですが、
近年の若者のクルマ離れには寂しいものを感じております。
私の子供も、もう少しで運転免許を取得できる年齢になりますが、
「めんどくさい」とか「事故したりするのがイヤ」とか言っております。
どうやらそこまで社会に責任を負ってまで「クルマに乗る」ということに
自分の人生(お金)の負担をかけたくない様子です。
私たちの若い頃は、はやく子供から大人になりたくて、
「自分のクルマを持つ」のが夢でしたが、
そうやって、事故らないようにするにはどうするか?とか
常に人をまきぞえにする可能性もあるとかを
現実の中で身に染み込ませていったように思います。
それこそ勉強嫌いの私でも数学や物理、科学、社会、はては心理学まで、
知らず知らずのうちにクルマの運転から学んでいたのではないかと思います。
ちなみに私も中古でしたがセリカXXに乗っておりました。
スカイラインは男のクルマの硬派なイメージが強く、
軟派な私は今もセリカ(最終型)に乗っております。
ブタネコさんが珍しくクルマの事を取り上げられましたので、
つい初めてコメントさせていただきました。
長文、失礼いたしました。

★ DoT. さん

こちらこそはじめまして コメントありがとうございます。^^

つい、ふと思った事をそのまま書いてしまいました。

思うに、当時の車って 手が届きそうでなかなか届かないモノでもありましたから 余計にこだわりが生じたのかもしれません

大学生が高級車を乗り回すのが珍しい話じゃなくなった時、同時に 車の価値とか興味が下落して 今の様になったんじゃないかと そんな気がします。


ブタネコさん、こんばんは。
私の大好きな車「箱スカ」の文字を目にして、コメントしている次第です。
学生時代、ナス紺の箱スカに乗っておりました。

この間、大阪で「箱スカ」を見かけ、一瞬、心を奪われました。
そのへんの外車よりも、光っていました!!

それから、今年一年、ブタネコさんのブログを楽しく拝見させて頂き、ありがとうございます。

★ クロ さん


前にも一度述べた事なんですが、昔のデザインで中身を今風にした車を出してくれないもんですかね? 各メーカーとも。


【※注意!!】

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