● ジェネラル・ルージュの凱旋 DVD再見
映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」のDVDを入手したので見た。

映画館で見た時の初見感想は「映画版「ジェネラル・ルージュの凱旋」』という記事を御参照願いたい。
その中で述べた様に 原作に無い殺人事件を盛り込んだ制作者の意図をDVDを見ながらあらためて汲み取ってみたいと試みたけど、やっぱり無理だった。
で、映画館で見て その後、ブログの先述した記事を記して その後、原作を再び読んだのだが…
私には この「ジェネラル・ルージュの凱旋」という作品の原作のキモは高嶋政伸が演じた沼田准教授と堺雅人が演じた速水の対決部分にあると感じている。
おそらくは成績優秀で であるがゆえに医学部の准教授に登りつめたのであろう沼田という人物は そういった人物にありがちな理詰めに徹するが故に情とか応用への配慮が無く、時に組織を膠着させたり、周囲の行動を妨げていることに気づけないアホ
それを速水という人物が足下をすくい、その援護的間接攻撃を田口と白鳥が行う図式に原作では爽快感すら覚えるのだ。
しかしながら、映画では 足下をすくう部分を余計な殺人事件を盛り込んだり、意味のない犯人を盛り込む事で台無しにしており、ラストの大事故に対する救命の奮戦ぶりも クソドラマにありがちな大団円みたいにしてしまっているし、ドクターヘリに関する件も 何故、速水はドクターヘリに拘ったのか? ドクターヘリがあるとどういうメリットがあるのか? たしかにドクターヘリの維持には費用が掛かるが、その費用と存在価値をどう考えるのか? そういった部分に関する原作の問いかけに対し こんな映像化で
「世間に一石を投じました」
なんて制作者達が考えているのだとしたら 私は猛省を促したい。
ただ、この映画を私がクソ呼ばわりしないのはひとえに


堺雅人の演技が秀逸だったから。
他の主な出演者は

「尾美としのり」

「竹内結子」

「國村隼」

「貫地谷しほり」

「玉山鉄二」
