● モノクロームな世界^^
ちょっと気が向いたので語ってみる。
昔、私がまだ大学生だった時の話だ。
情報工学を専攻していた私にとって 必修科目では無くても個人的な好奇心と 折角、大学に入ったのだから いろんな講義を聴こうと思い、目一杯選択可能な課目をチョイスしていたのだが…
そんな中で、講義がとても面白く 今でも自分にとって糧になっていると感じている講座が「心理学」と「機械工学」の講義。
で、「機械工学」の講座を担当していた教授は 絶対に代返を認めない代わりに、ちゃんと出席して講義を聴いてさえいれば 試験の成績が良くなくても反省文の様なレポートを提出すれば単位をくれた人なのだが、いつも簡単に脱線して どうでも良い事を喋ってしまう教授の講義が実に面白く 私はそれが愉しくて受講していた。
そんな教授の話で聞いた内容の一部なのだが…
教授によると 科学や工学の発展は「戦争」と「空想物のマンガや小説」によるところが大きいのだ…という内容。
例えば、月にロケットを飛ばす…ってのは 飛行機がまだプロペラ機だけでジェットエンジンなんかまだ開発されていない頃に 欧米のSF小説では既に空想的に描かれており、そんな小説を読んで育った子供が影響を受けて 大人になっていく過程の中で研究開発されて実現化した…という物。
その時に教授は
「例えば、ウルトラセブンという特撮番組の中で いろんな武器や装備が登場しているのだが…
ウルトラ警備隊の隊員が腕につけている腕時計のようなTV電話 あれって、そんなに遠くない
将来に実現して 街ゆく人の多くが普通に持っていても不思議じゃ無いとは思わないか?」
彼は 間違い無く、携帯電話や原型の一つである自動車電話がまだ登場していない数年前の その時に予言めいた事を言っていたのだ。
30数年過ぎた今日、腕時計型では無いけれども 多くの人が利用している携帯電話はまさに その予言通り。^^
その教授の講座では
「結局、面白い小説や映画のSFな世界の中で 未来では、こんな物が当たり前のように使われている…
と、描かれた物が 子供心の中のどこかに焼き付いて 大人になって研究者や技術者になった時、
自然と、それを具現化しようとしちゃうんじゃないかな?…
そう考えると、これからSF物の映像や小説を創る人達は その辺をどう盛り込むかによって
将来の技術開発や製品開発に影響を及ぼす可能性は大いにある…」
と、言いながら 同時に、
「私は 今の、そしてこれからの子供達って想像力が どんどん欠如していくような予感がしてならない」
と、危惧していたのだが その危惧の最大の要因は「カラーテレビ」の普及だった。
「君達が(大学生のブタネコ達)が子供の頃 家庭にテレビが無い家は多かった。
ましてや、テレビがあったとしても その殆どは白黒テレビだったよね?
で、ちょっと思い出してみて欲しいのだが テレビの画面は白黒なのに、黒い色が
微妙にネズミ色の濃さによって 赤とか黄色とか青い色に脳の中で変換して見ていなかったかい?
つまり、白黒映像なのに色つきで見ている様な感覚 私はそれが”想像力”による補完だと思っており
白黒画像を見ながら天然色に脳の中で補完する作業をTVを見ながら行う事で
自然に想像力を養う訓練になっていたんじゃないか?って思うのさ
でも、今は 殆どの家庭のテレビはカラーになっちゃったから カラーテレビを当たり前のように
見て育った子供って そのぶん、君達(大学生のブタネコ達)とは 想像力が不足してしまう
んじゃないかと心配なんだよねぇ…」
と、その教授が話していたのを ふと、思い出した。
(上の写真は とある場所から千歳空港の管制塔方面を白黒で写した物)
というわけで…
上の画像をクリックすると 同時にカラーで撮り直した画像がポップアップします。
試しに、モノクロ画像からどんな色なのかを想像してみて下さい。^^
ちなみに、この記事内の以下の白黒画像にも同様の仕掛けをしてありますが、私は自分で撮った写真の
色をレタッチソフトなどでいじるのが嫌いなので 近いタイミングで同じ様にカラーで撮った別の写真が
ポップアップする事を御承知おき願います。
最後に、ちょっと難問








