● ハルフウェイ
映画「ハルフウェイ」のDVDを入手したので見た。

うんぼぼさんのブログの記事で その存在を知り、虎馬さんのブログの記事で 注文しておいたのを店長が持って来るのを忘れている事を知る。^^
さて…、DVDを見て思った事、感じた事をそのまま述べようと思うのだけど うんぼぼさん、それに虎馬さんの感想と私の感想にはズレがあり 率直に述べると二人の友を同時に失うような予感さえするのだが まぁ、その時はその時だ。^^
まず、映画を見始めて感じた事は かつて見たLove Letterに 画の表現の仕方とか背景とかが似ているなぁ…と、思った。
そりゃそうなんだよね、よく見たらプロデューサーに「岩井俊二」の名前があり しかも、撮影地が石狩とか小樽なんだもんね。
「Love Letter」は私にとって心に残る名画の一つだから 余計に感じたのかもしれない。^^
さてさて、この「ハルフウェイ」だが…

「北乃きい」は 彼女なりに良い仕事をしたと思う。
歳相応の可愛らしさと 与えられた役柄を巧く演じていたと思うし、相手役の男の子もなかなか良かったと思う。
しかしながら、私は北乃きいは可愛いと思いつつも、彼女が演じたヒロという女の子に魅力を感じない。
もしかしたら、ヒロみたいな女の子は どこにでもいるタイプの女の子なのかなぁとは思うけど、もし自分の傍にこんな子がいたならば 単に自分勝手で五月蠅いだけの女の子にしか感じないと思う。
「早稲田(東京)に進学しようと決めていたのに 何でコクったの?」
ヒロはそう彼氏を問い詰めるが、そもそも自分からコクるって言ってたんじゃないのか?
彼氏はさ ひょんな事からヒロの自分への想いを知り、男の方からコクるべきだと考えて行動したんじゃなかろうか? その辺については映画内で真相が明かされていないから それはあくまでも私の個人的な想像でしかないのだが、私にはそう思えてならないのね。
ゆえに、ヒロの言い分や思考には身勝手さがプンプンと感じて好意的にはなれないんだな。
だから、感情移入が出来ず その結果、なんか見ている間中イライラ感につきまとわれたのだ。

でね、ひとつ思う事は この映画の映像内に季節感が無い事も大きなミスの様に思える。
札幌という小樽や石狩と目と鼻の先みたいなところで生まれ育った私だから 余計にそう感じてしまうのかもしれないが

例えば、上のシーンは ヒロがコクられるシーンなのだが、背後の樹木の紅葉の具合を考えると これって10月ぐらいって判るのだが、高校三年の10月と言えば それなりの大学に進む事を考えている成績の持ち主なら志望校はとっくに決まってるでしょ? 同時に、それぐらいの時期ならば 片思いの男の子が何処の大学を目指しているのか?なんて情報は基本中の基本だと思うのね。
もし、これが初夏とか春の段階の話なら酌量の余地は充分にあるのだが まず、そこが引っ掛かる。
次に、



上のシーンはラスト近くの おそらくは彼氏が入学試験を受けに行くシーンなのだろうけど…
まず、これから東京に行きます…って奴が 駅まで自転車で行くのか? 細かい事だが、「ん?」と思うけど それは、まぁ どうでもいい。^^;
早稲田の入試って学部にもよるけど 概ね2月中過ぎだと思うのだが、上の画像の風景はどう見ても10月の風景なわけで^^;
上の写真は ロケ地からそんなに遠く離れていない港で2月の初旬に撮った写真。
私の言いたい季節感のギャップが御理解頂けるだろうか?
実際ね、映像内で「ここは小樽」という表現は 駅のホームの「みなみおたる」という札ぐらいのもので「映画設定上の架空の街ですから」って解釈でも構わないわけで 上述のような小言を呈するのは野暮なのかもしれない。
しかしながら、先にも述べたように札幌という小樽や石狩と目と鼻の先みたいなところで生まれ育った私としては 背景に見知った場所の秋の風景を眺めながら、「これ2月って事で」と脳内変換を求められるのは とても億劫な話であり、
「どうしても、二人で手を繋ぎながら自転車で走るシーンが欲しかったんです」
とか、言うのなら いっそ、静岡とか愛知あたりで撮れば まさに上の様な背景でみんなが納得したんじゃなかろうか? …なんて感じるんだよね。
で、少し違う角度から言えば 内容の構成としては10月過ぎに付き合い始めて2月頃までの約4ヶ月のストーリーという事らしいのだが この映像内から4ヶ月という長さを感じる事が出来ますか? そう、私にはほんの1週間 百歩譲っても半月ぐらいの時間しか感じられない つまり、それだけのお手軽構成としか感じられないのだ。



駅のホームにおける 北乃きいの表情や仕草はとても良かっただけに、残念だ。
が、よくよく落ち着いて考えれば 北川悦吏子なんだもんねコレ^^
それに、あくまでも個人的評価だが「コイツが出てたらクソ作品」という定評をもつナルシスト役者が二人も出てるのだから、四の五の言っても仕方が無いんだよな。


「白石美帆」

