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2009年09月14日

● 榎本くるみ


この記事を「すもも」さんに捧げる。^^




世間一般では「丑三つ時」と呼ばれる時間帯。


とある、そこそこの規模の病院の中を徘徊するのは 夜勤の看護師と、慢性の不眠症を活かすには夜警が天職と気づいた元ヤクザの警備員と 一日中、寝ているんだか起きているんだか、死んでいるのか生きているのかすら判らなくなった入院患者の私ぐらいのもの


自分の病室でPS3やパソコンと格闘し「なんか、運動不足だなぁ」と思えばリハビリ室に行って筋トレし、「美味いタバコが吸いたい」とか「月や夕日や朝焼けの写真を撮ろう」と思えば屋上に行く。


気がつけば そんな生活で半年以上が過ぎ、最近は「俺、こんなんで良いのかなぁ」なんて自問自答する。


が、まぁ そんな事はどうでもいい。^^


「本多孝好」という作家がいる。


著作の中に「MOMENT」という一冊があるのだが、最近 ふとした時にこの本を思い出す。


ざっくりとあらすじを語れば… とある大きな病院に「死を間近にした患者の願い事をかなえてくれる人がいる」という伝説の様な噂話が死期の近づいた患者達の間で口伝されてきた。


「必殺仕事人伝説」とも呼ばれる その噂によると病院の掃除婦がその仕事人という事になっており、死期の近づきを悟った患者は、主人公である掃除婦の青年に願い事の様な相談を持ちかける …というもの。


患者の持ちかける「願い事」とは「死にたくない」とか「病気を治して」というものではなく、患者は皆どこか達観しており既に自分が死ぬ事は受け入れている。


が、死に際して「心残り」みたいに刺さっている棘の様な物を抜いて欲しいと願うのだ。


「死ぬ前に もう一度~さんに逢いたい」


とか、


「~さんは 今、どうしているのだろう?」


自分が死ぬ間際だからこそ 妙に気になってしまう人とか場所ってあるわけで、本多孝好の「MOMENT」には その辺の微妙な心理が独自のタッチで描かれている。


実はね、二代目開業医の病院でも 実際に末期の癌患者の依頼で同じ様なものがあり、悪友である「気の弱い弁護士」の配下にある興信所を用いて そういった人を探したり、そういった場所の写真やビデオを撮ってきたケースが何度もある。


私自身、元気な頃は 死の間際にいる人が願うそういう事について 正直言って「最後の頼みぐらい なんとか出来るなら叶えてやりたい」ぐらいの認識でしか無く、実際に 私にとっては師であり恩人である喫茶「職安」の常連さん達の何人かが亡くなられる前に やはり、それぞれから同様の依頼を受けた事もあるけど「何故、その人が気になるのか?」とか「何故、その場所なのか?」については深く考えた事が殆ど無かった。


ところがね、入院生活が半年も過ぎたせいか 最近、「アイツどうしてるかなぁ…?」とか、「あの辺は変わっちゃったのかなぁ?」なんて どうでも良い様な奴や場所なんだけど ふと、気にしている自分に気づく時がある。^^;


例えば、このブログのかなり昔の記事を御存じの方ならば苦笑しながら思い出して頂けると思うが、私が中学生の時に同じ野球部でチームメイトだったが その後、私とは違う野球の名門校へとスカウトされて進学していった連中。

そう、高校の時に 今は無くなってしまった中島球場で後に私の嫁となる女の子に スタンド越しに怒鳴られた連中の事だ。^^


彼等の誰一人として その後、プロ野球や社会人野球へと進んだ者はいない事だけは知っているが、そんな彼等がその後、今日に至るまでどんな人生を過ごしたのか… 私にとってどうでも良い事なのだが、ふと、好奇心というかスケベ心というか 気になった。


同じ様に、喫茶「職安」に出入りしていた銀行員 特に、務めていた銀行が破綻した時に受け入れ先となった銀行に移るのを潔しとせず、銀行を辞めて転職していった何人かの事とか…


まぁ、そんな事を気にしている自分に気づくと「あれ、俺 もしかして死にかけてるの?」なんて 今度は別の問題に唸り始める私。^^;




さて…


数日前からブログの記事の整理やサーバーの調整を久しぶりに始めたのだが、その際にBGM代わりに何本かのDVDを聞きながら そんな作業を行っていたのだが そんなDVDの中にたまたまなんだけど『イエスタデイズ』があり、ついつい作業を忘れて見入ってしまった。


余命いくばくもない父親が 疎遠となっていた次男を呼び寄せ、ある事を頼む。


次男は その父の依頼を叶えようとしているうちに若かりし頃の父や 父の心底にあった想いなどに触れていくうちに己を見直し 心が成長していく。


あらためて見ても 良い映画だなぁ… つくづく、そう思った。


聞いたところによると10月5日に『WILL』というタイトルで 本多孝好の新刊が発売されるという。


しかも、内容は「MOMENT」の続編的ストーリーなのだそうで 私はその本を読むのが今から楽しみでならない。^^




さてさて…


映画「イエスタディズ」を見ていて エンディングに流れる曲に聴き惚れた。^^


『イエスタデイズ ~大切な贈りもの~』 出演「塚本高史」「原田夏希」




歳のせいかなぁ…


最近、こういうシットリした曲が耳に染みる。


ちょっと気になって「榎本くるみ」の他の音源を探して聴いてみたのだが、他にも良い曲がいっぱいあったので 早速、CDを発注したのだが、同時に見つけた動画をベタ貼りしておこうと思う。


以下は私信みたいなものだが…


この記事が つい先日、すももさんが送ってくれたメールに添付してくれた写真の御礼になればいいなぁ…と、考え この記事を記した次第だ。^^




『冒険彗星』



『未来記念日』



『打ち上げ花火』 出演「貫地谷しほり」



『リアル』


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

『イエスタデイズ』は 塚本高史と國村隼が親子役だという事だけでも満足でした。


榎本くるみの動画 ご馳走様です!


「打ち上げ花火」のPVが特にいいなぁ・・・

こんばんは。

記事のプレゼント、ありがとうございましたm(_ _)m
涙、ほろりです。

MOMENTは読みました。
イエスタディは、観ていませんが、なんとなくストーリーは存じ上げておりました。

ふと考えてみると・・・・

今自分がいる場所に昔いた人・・・昔の自分は今ここにいることなんて想像すらしていない・・・
というように考えると、

物理的タイムスリップでなかったとしても、
「時」「場所」「人」・・・動く「心」の掛け算(のようなイメージのもの)の不思議を感じたりします・・・(^^;

なんのことやらなコメントにて・・・失礼いたします。

くるみさんの澄んだ歌声すてきですね。声質は違うかもしれないのですが、ふっと熊木杏里ちゃんの
歌を思い浮かべました。

★ 虎馬 さん

ども^^


★ すもも さん

>なんのことやらなコメント

今自分がいる場所が 子供の頃に見知っていた場所だと尚更、その思いは強いし複雑なんでしょうね。^^

そこで、今 すももさんが感じている事、考えている事を もしかしたら数十年後に すももさんの子供が その場所で何かを感じたり、考えたりもするのかもしれない… なんて事を考えると さらに面白いと思いませんか?^^

>澄んだ歌声

私は最初に聴いた時に「鬼束ちひろ」を思い出しました。^^

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