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2009年08月24日

● ブタネコの撮影メモ 応用編(3)


もう少し、シャッタースピードの話をしよう。^^




プロが書くマニュアル本は「さすが」とか「なるほど」と唸る事もある反面、機材が高価なものだったり、カメラメーカーの御意向を含んでいたりなどで 中級以下、特に初心者には次元が違いすぎて役に立たない、理解が出来ない…というギャップがあるようだ。


その点、私の記述は初心者に毛の生えた様なオッサンが自分で悪戦苦闘した様をそのまま記しているので親近感が沸くらしく、


「もうちょっと、具体的に」


とか


「気をつけているのは どの辺か?」


など、思いのほか反響を頂戴したので 問い合わせと御要望の多い部分についてもう少し記してみたいと思う。


前回の『ブタネコの撮影メモ 応用編(2)』において プロペラ機のプロペラの写り具合を例にシャッタースピードに関して私見を述べたが、今回も それについての補足を述べる。




さて、


画像をクリックして大きな画像で見てね。^^


この写真を御覧になって あなたはどう感じますか?


上の写真を撮ったのは昨年(2007年)7月 小牧空港でテストフライトに離陸したところを撮影したモノ。


写っているのは海上自衛隊のSH-60Kで この機体は製造されて間もなくの新品状態で引き渡し前の最終チェックを行っている状態だから機体はすこぶる綺麗


撮影した日は物凄く暑く湿度の高い日で 空は薄く雲がかかっているが光量は充分。


この写真を見た人の中には「綺麗な写真だね」と言って下さった方もいるが 私としては とても悔いの残る一枚なんだな。^^


この写真の撮影パラメータは EOS40D 100-400の400 f7.1 1/2000 ISO400


いわゆる、動体モードで半オートで撮影したもの。


そう、シャッタ-スピードが1/2000だから ローターが殆ど停まっている事、そこが私は気にくわないのだ。


実際に撮ってみると判るけど、ヘリのローターって プロペラ機のプロペラよりも遙かに回転スピードが遅く、


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(上の写真は陸上自衛隊のUH-60JA SH-60Kと機体ベースは同じ)


この写真の撮影パラメータは EOS40D 100-400の400 f5.6 1/400 ISO640


シャッタースピード1/400でも 上の②の様な感じ。


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(上の写真は航空自衛隊のUH-60J)


この写真の撮影パラメータは EOS40D 100-400の400 f9 1/160 ISO100


というわけで 写真①②③を見比べて、UH-60系のヘリを撮る場合 メインローターやテイルローターのブレ具合を考えるとシャッタ-スピードは最高でも1/160 画質のノイズを考えると出来るだけISOは100に近い設定で 絞りはその時の光量で調整…というのが現時点での私の結論。


もう一つ、参考例を示すと…


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上の④⑤は陸上自衛隊のヘリ版政府専用機と呼ばれているEC225LP

④はf7.1 1/2000 ISO400 ⑤はf13 1/200 ISO200




別な例を挙げると…


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上の⑤⑥は陸上自衛隊のOH-6Dを両方ともシャッタースピード1/100で撮ったもの さすがにこれぐらいローターがブレてくれると「飛んでるなぁ」という気になれる。




さて…


あくまでも個人感で言えば シャッタースピードに関してヘリの中でも難易度が高いのはローターが2枚のタイプ


具体的に言えば陸上自衛隊の使用するUH-1JとAH-1Sである。


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上の⑦は1/2000で撮影してしまった典型的な残念な写真。^^


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上の⑧は f6.3 1/125 ISO400


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上の⑨は f13 1/100 ISO100


何故、個人的に難易度が高いと感じているかと言うと 2枚ローターの場合、シャッターをきった瞬間にメインローターのブレードが どの角度で写るかは運だという事。


どの角度で写るのが良しとするかは撮影する人の好みでもあり、上の⑨の様に機体が横向きの時は 私としては斜め45度で写って欲しいと思っていたりする。


また、正確かどうかは判らない あくまでも私が勝手に感じている事だが、2枚ローター機は 横風に敏感なのかユラユラと揺れており、無風でも機体自体が微妙に震動している様で、シャッタースピードをローターに合わせて1/100ぐらいにすると


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ちょっと気を抜くと簡単に機体全体がブレる。^^;




さてさて…


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陸上自衛隊と航空自衛隊ではCH-47(通称:チヌーク)というヘリがある。


あくまでも個人感で言えば この飛行中のチヌークを撮影するのはUH-1JやAH-1Sとは違った意味で難易度が高いと感じている。


特に、陸自のチヌークがそうなのだが…


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機体の迷彩色が暗色のみの組み合わせなので それを綺麗に撮ろうとするには好天で順光のポジションを取る事が絶対の条件になるが、ヘリの様な回転翼機は戦闘機などの固定翼機と違って 必ずしも滑走路に向かって直線的に飛行するわけでは無く、大抵が基地上空を斜めに横切ったり上空から急角度で降下してきたりする為に 飛行コースが予測出来ない事が多い。


また、元々 ローターをブレさせるために開放気味にシャッタースピードを設定している関係で 順光時だと絞りの合わせが微妙でこれまた難しい。


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上の様に 航空自衛隊のチヌークは迷彩の中にベージュの比率が多いので、陸自機に比べれば難易度は下がる…と感じている。




以上、参考にするも反面教師にするも 読んだ方の御自由に^^


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お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

ヘリコプターはローターに動きを出そうとすると機体がブレたりで、難しいですね。

僕はSS以上に露出でうまくいかないことが多いです。
基本は中央部重点測光で撮っていますが、太陽の向き・天候・機体の色などによってすぐ変わるので、なかなか思うような明るさで撮れないです。
今度「露出編」をやってもらえるとうれしいです^^

★ yah さん

>露出編

了解です。^^


【※注意!!】

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