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2009年08月16日

● ブタネコの撮影メモ 本体編


まぁ、素人の私見なんで高レベルにある方は笑って看過して頂きたい。^^;




よく、こんな私に寄せられる問い合わせの中に


 ・レンズは何を使っているの?


とか、


 ・何故、サンニッパを使わないの?


とか、


 ・やっぱり、f2.8のレンズじゃないと飛行機写真は無理ですか?


というお尋ねがある。


実は、他人が聞けば「なんだそりゃ?」と言われそうな事なのだが、私には私なりに飛行機を撮る時の拘り(というかマイルール)がある。


それは、『撮った写真をレタッチソフトなどを用いて修正しない』というもの。


トリミングとか、カメラが傾いてしまった時に画像の水平を直す回転とかはアリだとは思っているが そんなトリミングですら、出来れば私はしたくない。


ましてや、色彩や色温度などを修正する…ってのは 私の独自の観点としては潔しと感じない。


偏屈な素人考えと笑われようとも 出来るだけ、ファインダーで覗いた状態での画角で出来上がりを決めたい…なんて思っている。


だから、RAWでの撮影も何度か試してみたけれど なんとなく私にはRAWによる撮影は現像ソフトで修正する事が前提の様に感じられ好きになれない。^^


でね、固定概念とか思い込み、決めつけと笑われるとは思うけど 私はサンニッパに限らず、単焦点の望遠レンズによる撮影はトリミングする事自体が前提にあると感じられ


「とりあえず、撮っておいて 後はレタッチで味付けすりゃいい」


みたいな、やっつけ感が感じられて好きになれないのだ。


ただね、このところの自分の撮影パターンを振り返ると 100-400という望遠ズームではあるけれど、殆どの写真を400mmで撮っているわけで だったら、400mmの単焦点で撮っているのと変わらない…って見方も出来る。


が、単焦点の400mmでは 三脚を使用せずに手撮りで振り回す事は私には自信がない。


ゆえに、100-400を400固定で使う…というのが 私には最も望ましいスタイルであり、ベストチョイスなんだと思っている。




さて…


デジタル一眼レフの醍醐味はシャッタースピードや絞りだけに限らず、いろんな設定をマニュアルで操作出来る事にあると私は思っている。


にも関わらず、世の多くのデジタル一眼レフ・ユーザーは全自動モードにより殆どの設定をカメラ任せに撮っているのだそうな。^^;


たしかに、最近のカメラの全自動は良く出来ており、それなりに綺麗な写真を仕上げてくれる。


けれども、あくまでも飛行機撮影に関して個人感で言えば 全自動モードで飛行機を撮影すると シャッタースピードは高速に、絞りは開放気味に、ホワイトバランスをオートにすると 画像全体が白っぽく、ISOもオートにすると200~400の間で撮影しようとするきらいがある様に感じる。


つまり、出来上がりの画像を見ると 曇り空で薄暗い日に撮ったのに晴天の元で撮った様に明るい写真に仕上がり、本当に晴天の明るい中で撮ると 画像全体が眩しい。


けどね、実際に撮った写真を見て「おぉ、こりゃシブイ」と何かを感じる写真って 案外、絞っている写真であり、そういう写真は色やコンストラクトも綺麗なんだな。


だから、私は 動体モードや風景モードで一枚試し撮りをして 画像の仕上がり具合をモニターで見ながら カメラが自動で設定したシャッタスピードや絞りなどのパラメーターを参考に 自分の好みに調整する。


フィルムカメラと違ってデジカメの場合は その場で或る程度のそんな確認と調整が出来るのだから、それを利用しない手は無いわな。^^




イカロス出版から発行された「ヒコーキ写真テクニック」という本がある。

ヒコーキ写真テクニック

こういう本を見ていていつも思うのは掲載されている写真は「おぉ、凄ぇ」とか「綺麗だなぁ」と思うモノばかりなのだが、撮影機材がニコンだとD2とかD3 キャノンだとEOS-1Dがベースに500mmとか600mmなんて望遠レンズだったりする。


コアなマニア向けにはそれでいいのかもしれないが、思うに、50DとかD300Sあたりに せいぜい、400mmぐらいの望遠を使用して…みたいな感覚で語って貰わない事には一般的に滑走路脇で撮影に挑戦している連中にはリアリティも説得力も無い。^^


「要は、金かければ良い写真が撮れる…みたいな話じゃん」


って感じで。^^


で、この本の中で晴天下順光時に戦闘機を撮すパラメーターの目安を


伊藤久巳氏は p68で 1/500 f8~9 ISO100 もしくは 1/250 f11~13 ISO100


州崎秀憲氏は p99で  1/1000 f8 ISO200


と、記している。


もちろん、これはケースバイケースの値であって絶対では無い。


使用するカメラやレンズの特性もあるし、カメラ自体のカラーやシャープネスの設定とのバランスもある。


結局は、何枚も撮って自分の好みと照らし合わせて試行錯誤し身につけていく他無い。


それにね、とかく写真を撮ろうとする人は 晴れた日に太陽を背後に被写体に向かう つまり、順光で撮る事ばかりを考える。


けれども、例えば夕日をバックにした機体を撮ろうとしたら 当然、逆光で撮る事になるし、機動飛行の様に自分の頭上を360度飛び回る機体を撮ろうとしたら話は全然変わるよね?


ゆえに、真剣に戦闘機を撮る事に挑戦している人は 機動飛行の予行で試し撮りをしながら 飛び回る機体のルートを見定め、ルート全体を見渡せるポジションを探してそこに移動したり、最も機体背中を近くに見る事が出来る場所とか、激しくベイパーが発生する場所を撮しやすいポジションなど それぞれがどんな写真を撮りたいのか?を思い描いてカメラのパラメーターだけじゃなく撮影位置までをも含めて検討する。


時々、私の写真の記事を見た人で


「~の記事の @番目の写真のシャッタースピードや絞りのパラメータを教えて下さい」


という問い合わせをしてくる人がいるが、そういう試行錯誤を判った上での問い合わせであれば 何も気にならずに気軽にお応えするのだが、中には「手っ取り早く目安が欲しい」みたいに いとも気軽に尋ねてくる人がおり、そう言う場合に遭遇すると私は疑問を抱かざるを得ない。


だって、シャッタースピードをいくつで、絞りをいくつにするか… それを色々と試行錯誤するのがカメラ弄りの醍醐味であり どういうパラメーターで撮るかで撮った写真に個性みたいな物が現れたりもする。


例えば、基本的に私は滑走路脇で飛行機撮影をする際に 機体の離着陸を撮す時はシャッタースピードを1/160を上限に それより開放気味に、場合によっては真っ昼間の順光であっても1/30とか1/15に設定して、それに絞りを合わせて撮る時が多い


そうやって流し撮りする事で 背景が流れる様に写った写真が自分の好みだからだ。


別の例で言えば、ヘリコプターやYS-11やC-130の様なプロペラ機を撮影する場合に それらの機体のローターやプロペラが回転している様に写したい。


となると、シャッタースピードを1/160から1/200の間に設定しなければならず、絞りはそれに合わせる事になる。


また、逆に シャッタースピードは1/500よりも高速で撮った方が 写りが鮮明だ…と、シャッタースピードを優先に考える人もいる。


結局、撮り上がった写真がどのように写っているのが好みなのか? 理想なのか? それによってもパラメーターは変わる…って事でもあるんだよね。




滑走路脇で写真を撮っていると よく、そこでたまたま行き合った人と話す事がある。


同好の士とでも言うのだろうね、飛行機撮影を楽しむ者同士 大抵の場合は有意義な情報交換や雑談で終わるのだが、たまに ハードウエア・オタクみたいなのに出合ってしまうとウンザリさせられる羽目になる。^^


「あ、40Dを使っているんですか? 50Dには買い換えないんですか?

 50Dだと、ISO12800まで使えるらしいですよね」


ISO12800、百歩譲ってISO6400でもいいけど そんな高感度が必要な状況ってそうそうあるもんじゃない。^^


ISO200でも 曇り空が背景で飛んでいる機体を撮る時に絞りを開放しすぎるとノイズが出る。


ゆえに、あくまでも個人感で言えば 真っ昼間の撮影であればISOは100固定で充分であり、カタログスペックだけで議論する事に意味があるとは思えない。




というわけで、次回は 航空無線について素人私見を語ろうと思う。^^


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

以前単焦点をおすすめしたことがあるのは私です(^^;。
1年前、直接お会いした時に色々お聞きした内容が
この記事に盛り込まれてますね(^^)。

私の場合は絞り優先オート+露出補正で撮ることがほとんどです。
ただし、逆光だったり、朝夕暗いときはマニュアルになったりします。
トリミングはまったくやりませんが、明るさだけはいじっちゃいます(^^;。

デジタルになってから、流し撮りでスローシャッターを使った時
絞り込み過ぎるとゴミが画面に写りやすくなってしまうのが悩みの種です(^^;。

一眼になって全自動モードで撮影した事が一度もありません・・・きっと。

その時の光の加減や天候でいろいろ設定を試行錯誤するのが一眼の醍醐味ですよね~。

今はデジタルで過ぎに確認し訂正も出来る時代ですし。
これがフィルムだとこうはいきませんもんね~。

人の感性も千差万別で、拘り所もそれぞれ違うのでしょうが、私は楽しむ事第一に日々精進しております。

まぁプロでそれで飯食ってるって訳でもないので、ホント自己満足の塊ですよね^^;

>航空無線について素人私見

非常に興味深く楽しみにしておりますw

ちなみに好戦的な意図は当方まったくありませんので、齟齬なき様お願いします・・・ねw

★ roadrace さん

>単焦点

そう言えば、そうでしたね。^^

>1年前

つまり、それから変わっていない証拠ですね。^^

あれからね、ずいぶんといろんな事を試してみましたが いまだ試行錯誤の連続です。

アナタと歩き回った奈良、特に若草山は愉しかった

また、何処かを一緒に(引きずって)歩きたいと願っております。^^


★ Wen さん

>好戦的な意図は当方まったくありません

ふぅ~ん

とっても勉強になります!

僕はいまだに4年くらい前に出たNikonのD50というカメラで、70-300のズームで撮っています。
(そもそも撮影すること自体が、千歳の航空祭を含めて年に数回しかないのですが)
しかもカメラ任せのプログラムオートばかりです・・・(;^_^A

ブタネコさんのように色々研究しながら撮るようになると、さらに面白くなるんでしょうね。

この本、僕も持ってます!
こういうのに出る写真って、すごく綺麗でため息が出るんですが、ちょっと素人には(機材・環境的に)難しいよな~、って感じます。

★ yah さん

>カメラ任せのプログラムオート

ちょっと弄ってみてください

「おぉ!」

って瞬間が訪れますから。^^


【※注意!!】

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