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2009年07月06日

● 私のTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」感(その2)


その1の続きという事で…




TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」で壊れた後、初めて ロケ地である松崎を訪ねたのは2006年の6月 放送のオンタイムからまる2年が過ぎた頃。


自称:札幌のブラックジャックと語る親友の手術のお陰で 数ヶ月の入院と静養を過ごし、その間に「よし、松崎に家を買うぞ」と決意 物件は予想以上に簡単に見つける事が出来たので早速、入手して改装させたのが完了したとの報告を受け いてもたってもいられなくなったのだ。


頼みもしないのに「俺が行かなきゃダメだろう」とついてきた主治医である悪友「二代目開業医」と 現地で改装の指揮を任せた「一級建築士の資格を持った詐欺師」 数日後には「某国立大学理工学部教授」も現れたのだが…


梅雨時期とあって 滞在期間の殆どが雨だったから、結局、4人で1週間程 麻雀に明け暮れる。


しかしながら、時折 街中の散策に出かけて 小雨混じりとはいえ防波堤で初めて赤灯台を眺めた時は雨以上に涙で顔を濡らしたものだ。


念願だった夕日は見れずじまいだったが、庭で七輪を用いてサザエや鮎を焼いて食えたから良しと。^^


まぁ、体調がなかなか万全にならなかった事や 日々の雑事もあって、本格的にロケ地巡りに出かける様になったのは さらに1年後の2007年




松崎高校の文化祭で学校開放となり 一般人でも学校の中に入れると聞いて、出かけたのがキッカケ。


ただね、その時に こんな私ですら内心 危惧していた事がある。


それは、文化祭というのは 学生のお祭りなのだ…という 至って当たり前の事。


OBならいざ知らず、見知らぬ町からロケ地巡りと称した無関係な輩が立ち入る事が 果たして許される事なのか?と。


でもね、宿泊した宿の番頭さんから


「教室をひとつ 町の観光協会が借りて、
 
 TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」をはじめとして

 松崎でロケされた映画などの展示をしてますから気兼ねする必要ないですよ」


と、聞き 町の観光資源に活用する姿勢に 我が故郷である北海道の市町村の多くが「観光開発」と称して井戸端会議みたいな議論を続けた挙げ句 時間と予算を無駄にする愚と対比して感心したものだ。


で、学校祭を見学に行くと たまたまそこにおられた教員に頼んだら おそらくは 私が札幌から来たんだ…と話した事で便宜を図ってくれたんだろうと思うのだが、図書室等、基本的に開放していなかったいくつかの場所に入らせて頂き、念願だった写真も撮れた。


しかしながら、その時は先にも述べた様に町の観光協会が展示をするなど、学校の行事としてだけではなく、町の思惑もそこにはあり 学校と町が一体化した観光資源化は 訪ねた一人として とてもありがたい事だったと深く感謝申し上げる。


また、私の様な無頼の輩にも笑顔で気持ちよく接して頂いた教員や、校内で行き交う生徒が こんな見知らぬ私にも「こんにちは」と声を掛けてくれる生徒達の清々しさなど おそらく私は終生、良い想い出として覚えていきたいと思っており、だからこそ「これは今回が特別だったのだ 何度も甘えちゃイケナイ」とも自戒した。


ブログに その時の校内で撮影した写真を公開していないのは いくら町の観光協会の展示があったからとはいえ、学校祭ってのはあくまでも生徒達のお祭りであり、それを私自身の自己満足に利用させてもらった… そんな、後ろめたさみたいな気持ちが拭えなかったからで、今後 二度と学校祭に行く事は無いだろうし、撮った写真も公開するつもりは無い あくまでも私の大事な宝物にさせてもらうつもりでいる。


聞くところによると 今年は観光協会の展示は無く、校内の雰囲気も私が訪ねた2年前とは若干、変わったらしい。


TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」の放送から5年も時が過ぎているのだから、いろんなものが変わるのは ある意味、当然の事でもある。


この記事を読んでいる人にも「未だに、セカチューかよ」と笑う人も少なく無かろう。^^


例えば、私は飛行機が大好きで ちょこちょこと千歳空港に行き、爆音を轟かせて飛び立つF-4やF-15に 内心「オーッ」と快哉を送る。


けれども、そんな飛行機の騒音に苦々しい思いをしている地元民は少なく無い。


例えとしては適切ではないかもしれないが 要は、余所者の感覚と地元の感覚は時として違う事を弁えないとね…って事。


宿屋など観光業の人は セカ・オタをどんなに歓迎してくれても、地元の人にとって招かれざる客と見られるならば その温度差は結果的にいずれにもマイナスにしか作用しない。


つまり、セカ・オタを自認するのであれば 聖地に対して せめてセカ・オタが蔑まれない様に多少なりとも配慮すべきじゃないか?… 私は そう思う。


ゆえに、まぁ、それだけが理由の全てでは無いけれども 私は小さいながらも廃屋寸前の古民家を買い取り改装した。


そうする事によって、僅かながらでも税金を町に納め「俺、地元と余所者のハーフだから」なんて自己満足で「これで大きな顔して街中を彷徨える」と勝手に思い込んでいる。


ところが、私の知るセカ・オタ共の間では そんな私の小屋を探し出し、自分達の享楽の場に用いようと画策している者や


「アンタが死んだら 俺に譲ると遺言に書いておいて」


と、臆面もなく言い放つ 南東北のアホ とある人物まで存在する。


全く、言語道断である。


他人は他人、自分は自分 私は見かけと違ってロマンを大事にしたい派なのである。




さて…


松崎には その後、今に至るまでに数回 それぞれ数日間、滞在した経験がある。


その間に念願だった夕日や桜も堪能したし 行く度に新たな発見や感動に遭遇する。


よく、このブログを御覧になった方から頂くメールや非公開コメントに


「私も松崎に行ってみたいです」


という言葉がある。


興味深いのは そういうコメントを下さる方の多くが 松崎に車で4・5時間、電車だったら2・3時間で行ける圏内に住んでいる人が多い事だ。


その人の性格もあれば それぞれのおかれた生活環境など 色々と諸事情があるのは理解するが、「行きたい」と思うのであれば行きなさいと 私は強くお薦めする。


私が いざ松崎に行く…とするならば、千歳まで車で1時間弱 飛行機で羽田まで待ち時間も入れると2時間半 そこから電車で下田まで電車で2時間前後 下田から松崎まで車で30分 つまり、最短でも6時間前後かかり 下世話だが、それなりの費用もかかる。


3時間のドライブで数千円… そんな環境を棚に上げて「行ってみたいです」と言葉にしながら行こうとしないのは 極論ではあるが、私には理解出来ない。


TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」で壊れ セカ・オタを自称されるのであれば 高校生という若さで他界するヒロインの無念さを思う時、時間を無駄に費やす事 出来得る事をしようとしない愚かさぐらいは御理解されているのでは?と 問い詰めてみたくなる。


私がTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」を見て壊れ、その後にとらわれた自戒の念には 「亡き友」に比べて当たり前の様に過ごしている人生の中で いかに、時間を無駄にし 出来得るにも関わらず、してみたい事を投げやりに過ごしていたのか…という点があったから 余計に強く感じるのだ。


また、真のセカ・オタであれば どれだけの費用と時間を費やしても


「あぁ、来て良かった」


と、実感出来ると断言する。


だって、私は 何度行っても、行く度にそう感じているからね。^^




さて…


2007年の秋、ひょんな事から旅行中にトラブルが生じ 松山から鹿児島に向かうはずが 松山から東京に移動する羽目になり、そんな中で「よし、夢島と百瀬駅に行くぞ」と急遽向かった事が夢島・百瀬駅を私が訪れた最初の機会


羽田でレンタカーを借りて 海ホタルを経由し、まずは百瀬駅に 10月とはいえ札幌の夏と変わらないぐらいに晴れ上がって暑い日


でも、無人の駅舎を抜けてホームに出ると そこは温度も音も 感覚の一切がマヒした様にTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」第3話に登場した百瀬駅の光景で包まれた。


行った人なら たぶん、異論は出ないと思うのだが、現実的には月崎駅なのだが セカ・オタにとってここは まさに百瀬駅。


松崎とは違った 独特の神々しい感覚に襲われる聖地


考えてみれば、百瀬駅のシーンって 廣瀬亜紀と朔の数少ないデート・シーンであり、私の個人感で言えば 綾瀬はるかという女優さんが実に可愛いなぁ…と感じた最初の場面でもある


だから、思い入れも一杯だったんだなぁ…


同行した二代目開業医と二人で 長い時間、ホームで呆然と過ごし 降り注ぐ陽の光が、まるで滝を浴びるかの如き心境だった。


ただ、我々は その後、夢島に向かう予定でおり、陽が沈む前に着きたいとも思っていたから 時間を見計らってその地を後にしたのだが、写真を撮りまくった光景は目に焼き付いたままだった。




さてさて…


夢島に(というか、正確には 夢島が見渡せる漁港に)着き 防波堤に上って島を眺めた時、今だから正直に言うが 予想以上に島が近く見えた事が意外すぎて戸惑った。


まぁ、南海の孤島をイメージしていたわけでは無いが これほどまでに近いの?…って感じで


同時に、その漁港は活気のある所で 我々が上った防波堤の足下では、船や網の整備に勤しむ漁師さん達が何人もおり、防波堤の上で 涙ぐんでいる二人の余所者を奇異に感じているらしい。


ましてや松崎と違って「あぁ、ありゃセカ・オタだろ」って感じの 地元民の認知度というか放置感も無い


「あんたら、何してんの?」


「ん? あの島を見て泣いてんの?」


「なんだったら グルッと俺の船で一周すっか?

 燃料使うから、タダでってわけにはいかねぇけどよ」


漁師は気さくに そう言ってくれる。


この辺の人達も 実に気さくなんだなぁ…と なんか温かい気持ちに包まれるが、その反面 正直言えば内心で


「うるせぇぞバカヤロウ 俺はセカチューに浸って泣きたいんだ

 話かけんじゃねぇぞコノヤロウ 静かにしてろ」


なんて思いも過ぎる程。^^


ただね、この時に 別の事もふと思った。


それは、松崎の防波堤に行った時に あれ?と思いつつも その違和感が何かを判らなかった事なんだが… まぁ、時間帯の関係もあるのだろうし 漁港の違いもあるのだろうけど、それは 港町特有の磯臭さが 松崎では他の漁港に比べてはるかに薄いという事。


なので、その次に松崎に行った時 出来るだけ気にとめる様にしていたのだが、やはり松崎は磯臭さが薄い。


そして、ともすれば 草木や河など、もっと別な独特の香りの漂う町なんだな…って事。


それをある時、takuちゃんと話したら 彼はそれを「桜じゃないか?」と推察している。


たしかにそうかもしれないが、それだけじゃないような…


私はクルージングに誘ってくれた漁師に丁重に断り、島にそれ以上近付くのは止めた。


セカ・オタとしては島に渡って タイムポストがあるとされた場所を見て回ったり 生姜湯を味わうのもやってみたい気もするが、あくまでも私の個人感では 対岸から島を眺めれて事だけで 楽しかった夏の一日の名残を惜しむ様に 迎えに来たスケちゃんの船の横で廃屋を眺めて立っている亜紀の心情に触れる事が出来た様な そんな気持ちだけでもう充分だったのだ。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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