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2009年07月24日

● 田舎者の証明(3)


ふと、思った事を記してみる。




今がどうなのかは知らない。


あくまでも私の学生時代と社会人になって間もない頃の話をしよう。


今回、私が「田舎者の証明」と題してダラダラ書き綴っている事で、私が嘲笑したい対象があるとすれば「都会人の着ぐるみをまとった田舎者」の滑稽さだ。


例えば、高校時代 私のクラスは50人弱いたが、そのうちの3/4が関東圏の大学に進学し 50過ぎた現在、半分が札幌で暮らしている。


これから記述する事は あくまでも私の見知った周囲の統計的な話であって 社会全体を決めつけるつもりは無いから その辺は誤解されると鬱陶しいのだが…


進学で東京に上京し 数ヶ月が過ぎる頃、私と同じ様にポッと北海道から出てきた連中の間には 東京という場所が面白くて仕方のない者と、大学に通う為に首都圏に住んではいるが、極端に言えば「住んで生活するには魅力の無い場所」という風に割り切った者とに大別される。


特に、「東京という場所が面白くて仕方のない者」の傾向として強かったのは 都会に憧れた若者…という部分で 一日にも早く「都会人」になりきろう… それが意識的か無意識かは別として そういう傾向にあり、そんな連中が 最初に行った事が自分の話す言葉から方言を排除する事。


しかも、今思えば妙だったのは 単純に「共通語」を話すのではなく、語尾に「~じゃん」をつける 「じゃんじゃん」言葉を愛用した事。


主に「じゃんじゃん」言葉は 横浜や横須賀といった神奈川西部の若者言葉だったのだが、それを用いる事で「殆ど違和感のない都会人」になりきれると思ったのかなぁ…^^


その典型的な例が 私の悪友である「気の弱い弁護士」であり、上京してしばらくの後 彼が「東大生」であった為、その「東大ブランド」が時に想像以上に有効性を示す事に気づき始めると


「カノジョ~ お茶しない? あ、だいじょうぶ 何もしないから お茶だけ、

 ホラ、俺 東大生だからさ 心配ないじゃん?」


彼がそう言ってナンパを試み その殆どを断られたのは言うまでも無い。


「おかしいなぁ… なんで断られまくりなんだろう…」


そうボヤく気の弱い弁護士青年に


「いまどき”お茶”は無いだろ ”コーヒー”とか””紅茶”って言わなきゃ」


と、私がふざけて言うと


「あ、そっか… ハイカラだもんね、番茶や玄米茶をイメージされちゃったのかぁ ダメじゃん 俺って^^」


と、反省しているのを見て 私が呆れ果てたのはさらに言うまでも無い。^^;




ま、余談はさておき…


田舎者が都会人ぶるための典型的な行動として 言葉の次に身につけようと努力したのは土地勘である。


例えば、ポッと上京したばかりだと「渋谷」「赤坂」「六本木」といった場所があるのはいろんなメディアで知ってはいるが、それらの位置関係が全く判っていない。


だから、それらを把握する一石二鳥の方法として 複雑怪奇な山手線や地下鉄の駅名や駅順を全て暗記し さらには数多ある駅の乗り換え接続に精通し 誰かが「上野から六本木に行くには…」なんて言おうものなら瞬時に


「まず、~線で~駅に行って そこで、~線に乗り換えて ~駅で

 今度は ~線に乗り換えるのが手っ取り早いよ」


と、応えられる様になる事を目指す。


その典型的な例が 私の悪友である「気の弱い弁護士」で、瞬時に乗り換え接続を応える彼に


「オマエ、今 だらだらと後述した路線に全部乗った事あんの?」


と聞くと


「無い」


胸を張って彼は応える。


「自信満々で ~駅で~線に乗り換え…なんて言ってたけど 一度でも乗り換えた事あんの?」


「無い」


「今後、オマエの人生における近い将来、その路線や乗り換えを使用する可能性はあるの?」


「無いとは言えない けど、今のところ予定は無い」


「じゃぁ、なんで そんなスラスラ応えられる様に覚えたの?」


「そりゃ、都会人としての身だしなみ…っていうか、常識…っていうか、まぁ、孫子の兵法じゃん?」


「なんだ、なんで孫子の兵法が出てくんだ?」


「”天を知り、地を知れば、すなわち勝、窮まらず”って言うじゃん」


「悪い事言わないからさ その前に

 ”彼を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず”

 って事も覚えておいた方がいいぞ」


と、私が優しく諭したのは言うまでも無い。^^;




ま、余談はさておき…


「田舎者の証明(1)」や「田舎者の証明(2)」を読んだ時 エセ東京人ではなく、真の意味での東京人であれば不愉快に感じられる部分があっても不思議では無い。^^


なので、私の勝手な決めつけによる認識を先に述べておけば 東京には


(a)「少なくとも爺さんの代から居を構えて暮らしています」という人


(b)「たまたま、進学や就職の関係で 一時的に住んでます」という人と


(c)「都会に憧れて田舎から出てきました」という人と


(d)「電車で概ね1時間以内に都内に着ける所に住んでます」という人


(e) その他


と、大別すれば上記5つの人種に分けられると思う。


でね、上記(a)の場合 「田舎者の証明(1)」という記事に「さんばるばり」さんが下さったコメントにもあった様に 東京が故郷であり、言い換えれば東京という田舎に住んでいる田舎者と区分けする事が出来ると思う。


で、そこに分類される人は、北海道や東北の田舎者と何の変わりも無く たまたま東京という都会に住んでいるというだけで 他の地域に関心も少ない。


私の人生経験上の統計において この(a)の人達から「田舎者」と言われたり疎外された経験は無く、むしろ田舎者の私には馴染みやすい人達だったから、何の怨みも嘲りもない。


今回、私が「田舎者の証明」と題してダラダラ書き綴っている事で、私が嘲笑したい対象があるとすれば「都会人の着ぐるみをまとった田舎者」の滑稽さだ。


と、この記事の冒頭で述べたが その「都会人の着ぐるみをまとった田舎者」とは上の項目で言えば(c)と(d)に分類される人達に多く含まれているという事を明記しておきたいと思う。


つまり、(c)の人達は田舎が嫌で都会に出た連中だから 田舎や田舎者を悪し様に言うのは判らなくも無い。


しかしながら、(a)の様に元々から東京です…みたいな人は田舎者を悪し様に言うケースは少なく、「都会優越論」みたいな言動を示すのは むしろ(d)の様に微妙に都心から離れているにも関わらず「首都圏だから」「関東だし」「勤務先(通学先)は都内だもんね」みたいな方々なんだよね。


最近、すっかりTVで見かけなくなったが フランソワーズ・モレシャンというフランス人がおり、彼女の口癖は「ノンノン、わたしの国(フランス)ではぁ~」と 事ある毎に「フランスでは~だ」と言ったもので その口癖を聞く度に


「そんなにフランスが御立派なら とっとと国に帰れ」


と、殺意に近い嫌悪感を抱いたものだが 「都会人の着ぐるみをまとった田舎者」は


「いや、ホラ 東京じゃ、なかなか鮮度の良い野菜や魚が食べれないからねぇ…」


とか、


「都内ならさ たいていのところが電車で行って、駅から少し歩けば平気じゃん?」


等と、わざわざ札幌に来て引き合いに出す。


まぁ、簡単に言えば「価値観の違い」って事で話は終了なんだけどね。^^


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