● フルートの話(プロローグ)
軟禁生活が私の身体の健康にとっては きっと役に立っているのだとは思う。
しかし、副作用とでも言うのかな 退屈を我慢するのは精神的に疲れる。^^
まぁ、思いつく限り 自分なりに気に入っている映画やTVドラマのDVDを見直して過ごしているわけだが、それも 何枚も続くと内容に対してと言うよりも 自分の生活の単調さに飽きが生じて 少しでも何かの変化が欲しいと思う様になり…
ふと、思い立った。^^
たまたま病室に現れた次女に
「書斎の ~に 革の細長い取っ手がついたケースがしまってあるから 持ってきて」
と、頼み その日の夜に届けて貰った。
ケースの中身は フルート そう、楽器のフルート
なんで、私がそんなものを持っているのかというと 敬愛する「横溝正史」先生の著作に「悪魔が来たりて笛を吹く」という一作があり、その中で楽器のフルートが重要なファクターとして登場する事と 東映が1979年に西田敏行を金田一耕助に起用して映画化した際のテーマ曲「黄金のフルート」という曲が とても良く、自分でフルートで吹ける様になりたいと考えたから。 参考記事:『悪魔が来たりて笛を吹く』
ケースからフルートを取り出して組み立て 久しぶりに吹いてみる。
点滴パックを交換に来た看護師のCちゃんが そんな私の姿を見て凍りつき、
「何してるんですか? フルート? それフルートですよね? 吹き矢じゃないですよね?
なんで、ブタネコさんが フルートなんですか?
似合わない! 全然、似合ってない!!」
Cちゃんは完全に混乱している。^^
「バカヤロウ… 笛の一つも吹いてみせるのが いい男の嗜みってもんだろがよ」
「だからって、ブタネコさんがフルートってのは…」
「ちょうどいいや、ちょっとそこで黙って聴いてろ」
そう言って、「黄金のフルート」の最初の部分をしばらく吹いてみせると
「信じられない… ブタネコさんがフルート吹くなんて信じられない…」
私の音色に感動してるのかと思ったら、目の前の現実から逃避しようとしているCちゃん
「Cちゃんよぉ 俺にだって特技の一つや、二つや、三つや、四つ以上あんだよ!
どうだ? ビックリしたろ?」
「ビックリ…っていうかぁ、そもそも なんでブタネコさんがフルートを持ってるんですか?」
まぁ、ちょうど良い機会かもしれないので そのフルートを手に入れるに至る話をしよう…
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【管理人注記】
この動画は 数日間で視聴期間が終了となります。
尚、この映画に関する内容は
という記事を御参照願います。
