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2009年04月07日

● TOMORROW 明日


1988年に公開された「TOMORROW 明日」について語っておこうと思う。




TOMORROW 明日

この映画は公開されて数年後に、深夜TVで見た様な気がする。


正直に言うと つい先日、「美しい夏キリシマ」という映画のDVDを見て その感想をこのブログに記事として掲示しようと思い、いろいろと調べてみたら1988年に公開された この『TOMORROW 明日』と、2002年に公開された「美しい夏キリシマ」、そして2005年に公開された『父と暮らせば』という映画3本を「戦争レクイエム三部作」とされている事を知り、3本全てを見てから感想記事をまとめよう… そう思った。


で、まず第1作である「TOMORROW 明日」を見た感想から語ってみようと思う。




この映画は 長崎の平凡な家庭の 何でもない様な夏の一日を描いている。


こう言うと怒られるかもしれないが かつての小津安二郎や木下恵介が描いた様な、ともすれば なんで、わざわざこんな平凡な家庭を映画で描いているの?と聞きたくなっちゃう様な そんな感じで。


TOMORROW 明日

終戦間際で物資の乏しい中、精一杯の御馳走を用意して結婚式を行い…


TOMORROW 明日

夜中から明け方に至るまでの難産の末に子供が産まれる。


重要な事は その日が1945年8日8日の長崎だった事。


そう、翌日(9日)の11時2分に 長崎は平凡では無くなってしまうからだ。


誰も、翌日にそんな事が起きるとは知らずに なんでもない一日だとして過ごしている姿が平凡であればある程、そのギャップの大きさに形容する言葉が無い。


あくまでも、個人的な事だが このところ私は最近制作された日本のホラー物DVDを続けざまに何本か見ていたのだが、ハッキリ言って 見終わったとの恐怖感は この「TOMORROW 明日」はホラー映画では無いにもかかわらず、比べようもないぐらいに怖い。


ラストの30秒、そして映画はエンドロールへと移行するが 私は煙草の灰が落ちるのも忘れる程呆然となった。


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コメント

最近、河瀬直美監督作品であまりの説明不足に辟易としましたが、かと言って説明過多なのも頂けない。

そういった意味でこの作品は8月8日を説明する部分が一箇所しかなく、しかしそれが良かったと思います。

今までの原爆を扱ったものだと8時15分前、もしくは11時2分前から時計の針をまるで時限爆弾のように演出しているのが多かったけど、日付をしめす場面は9日に入ってからすらも一つも無く、それがあの爆弾が普通の日常にいきなり落とされたものだというのを際立たせていたと思います。

途中で「廣島に新型爆弾が・・」という台詞があったけど、あれはむしろいらなかったかな。

爆弾が落ちた後のシーンが無いだけに余計に悲劇性が伝わります。


私の母が昭和18年生まれなんですけど、20年当時は熊本にいて、母の母、まあつまり私の祖母が電車(汽車?)で何処へ行く途中かは忘れましたが、電車の中で私の母を抱きながらキノコ雲を見たというんですよね。

その時は「なんてきれいな雲なんだろう」と思って見ていたけど、後からすればあれが原爆の雲だったという・・・

私の祖母は影響のないぐらい遠くで見たから良かったけど、その場所が長崎かそうじゃなかっただけで・・・今の私はいないかもしれないし、逆にそのときの子の子供が私のようにパソコンのキーを叩いているかもしれないし・・

たまにパソコンの前にいても「今核が落ちてきたら・・」なんて思うときがあるんですよね。笑われるかもしれませんが。

★ うごるあ さん

そう、「来るぞ来るぞ…」って感じの予告めいたものが全く無いところが たしかに際立たせていますね

>たまにパソコンの前にいても

笑われる話では無いとおもいますよ

むしろ、先日の人工衛星打ち上げもどきの件ですら危機感を抱いていない人が圧倒的多数の この国の方が どうかしてると私は思いますもん。


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