● ターミナル
2004年に公開された洋画「ターミナル」について感想を記しておこうと思う。
よく聞かれる事なのだが、私は このブログでほとんど洋画を語らない。
それについては私なりの理由があるのだが、それは まぁ、どうでもいい。
さて、そんな私が今回 この「ターミナル」を語ろうと思ったのは 先日、或る方からメールを頂戴し
セカチューの次くらいに泣いた映画なんですけど、もしブタネコさんが見ていればぜひ感想を聞きたいんです。
と、リクエストを頂戴したから。^^
で、この映画を見て私が感じた事を率直に以下に語る。
アメリカの この手の映画を見ていていつも感じる事は、金の使い方 予算のかけどころが実に巧いなぁ…と感心させられる
邦画を見ていると 常につきまとう「意味不明なキャスティング」による違和感を覚えずに 作品の世界にのめり込ませてくれる。

主演は「トム・ハンクス」で 監督が「スティーヴン・スピルバーグ」
同じ組み合わせの「プライベート・ライアン」は 戦争映画の描き方を大きく変えた傑作だと感じており このコンビの作品なら…というのも、今回 リクエストに応じた最大の理由でもある。

それと、この映画を見ていて一番興味深かったのは おそらくはオープンセットなのだろうけど、この空港のロビーが とても新千歳空港のロビーに似ているなぁ…と思った事。^^
さて… 本論に入ろう。
リクエストを下さった方は これを読んだら、少なからず気を悪くされる様に思うのだが致し方無い。
が、思った事は思ったまま述べるのが私の信条なので どうかお許し頂きたい。
私は この映画を見終えてホロッとした気持ちにはなったが、泣けはしなかった。
よく、通ぶった人達が使う言葉に「予定調和」というものがあり この映画の構成もその範疇にあるとは思う。
ゆえに、「予定調和」が巧く成立すれば
「この映画にはボロボロに泣かされました」
とか
「心の底から感動しました」
という感想を抱く人が現れる。
けれども、この「予定調和」は 制作者の意図とは別に、ほんの少しの粗が原因で呆気なく崩壊してしまい、同じ映画を見たにも関わらず、上に挙げた人とは違う
「なんだかなぁ…」
みたいな感想を抱く結果に繋がる。
私は この「ターミナル」を駄作だとは思わない。
上映時間中、ずっと飽きずに見通せたし楽しめたのは間違い無いし、邦画によく見受けられる制作者の自己満足だけの映画なんかより はるかにクォリティの高い、満足感は得られた。
でも、私は泣ける程の感動を得る事も出来なかった。
その要因は
この主人公が乗ってきたのはクラコウジア(架空の国、アルバニアの隣という東欧の設定)という国からの直行便なのだが、ここで私が気づき引っかかってしまったのは その飛行機に乗って 主人公と同じ様にやってきた他のクラコウジア国籍の人はいなかったのか?
ゆえに、空港のラウンジに幽閉され 孤独の時を過ごす主人公の姿は その疑問さえ抱かなければ 素直に同情も出来るのだが、疑問を抱いてしまった後では もうダメなんだな。^^;
もしかしたら、他のクラコウジア人達は とっととゲートを越して捕まったのかもしれない。
いろんな解釈で補う事で クソミソにこの映画を批判する気は無いし、それは野暮だとも思っている。
私はTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」を見て いまだにセカチュー症候群が完治できないほどの感動というか、いや衝撃を受けた。
けれども、ここで今まで述べた様に 何かの粗が原因で私とは真逆の感想の持ち主がいる事も知っているし、それを批判するつもりは無い。
ただ、今まで私が その件に関してこのブログで述べてきたのは
「TV版のセカチューで泣けない奴は 二度とこのブログを読みに来なくていいよ」
って事だけである。
