● ライスカレー DVD2巻
「ライスカレー」のDVD2巻(3・4話)
【注:この記事はネタバレが満載です。】

カナダに着いたケン(時任三郎)とアキラ(陣内孝則)だったが、彼らを呼び寄せた二郎(北島三郎)は共同経営者の妻と駆け落ちして行方不明になっていた。


言葉も通じず、知り合いもいないバンクーバーの町を彷徨い 偶然、出合った日本人(ガッツ石松)は日本料理店の板前だった事から

妻を奪われた共同経営者に会い、ようやく事情が判明する…
その間、日本に残ったブンタ(布施博)を通じて 二郎の居場所を聞いた二人は会いに出かけるが…
この3・4話では 楽天家のアキラと 必要以上に考え込むケンの性格の違いが如実に描かれており、ともすればケンのグズグズさと 女の尻ばかりを追いかけるアキラそれぞれに 見ていてイライラ感が募る。
で、ここで重要な事は 妻に逃げられた共同経営者の外国人に対してアキラは無頓着だが、ケンは自分の姉(風吹ジュン)が男と駆け落ちした時に 独り、残された義兄(田中邦衛)の姿を見ていたせいか 共同経営者に対して同情ともとれる感情を抱く。
その辺からケンとアキラの内面の違いと亀裂が生じ始める事になるのだが、これは見ていて とても深い描き方なのだ。
つまり、気配りとか心遣い そして振る舞い、それらの在り方や取り方の違いがその後にどう繋がっていくのか…という事。
何気に二人のおかれた状況の珍妙さだけを見てコミカルにしか感じない人も少なく無いのだけど その内面の深さに気づいた時、このドラマの秀逸さが段違いである事に気づく。
