● ハゲタカ
2007年に某国営放送で放送されていたドラマ「ハゲタカ」について 気が向いたので語ろうと思う。
【注:この記事にはネタバレが満載です。】

主な出演者は 主役の1人に「柴田恭兵」 そして

「大森南朋」

「大杉漣」

「松重豊」

「小市慢太郎」等…
2007年の放送直後から今日に至るまで 何度かいろんな方にこの「ハゲタカ」というドラマについて語れという要望を頂いてきたが書かずにきた。
その最大の理由は ラストに序盤から登場していた人物達が皆、「良い人」の様になってしまうところ。
私は随分と長い事、倒産(債権)整理や会社再建を生業としてきた者なので このドラマの描いている部分に説得力めいたものを感じるところもある反面、「やっぱ、フィクションだなぁ…」とガッカリする部分もある。
しかしながら、ノンフィクションのドキュメンタリーが見たいわけじゃないから その辺は我慢が出来る。
でも、最後に皆「良い人」になっちゃうのだけは それが最後の最後だけに それまでの私の中の物語全てが瓦解する様で失望し、我慢がならなかった。

「宇崎竜童」が演じた老舗旅館の二代目経営者は なかなか良い演技だった。
倒産寸前の経営者を何人も相手にしたが、この「宇崎竜童」が演じた様なタイプが多かったものだ。
けどね、この様に頭を下げれば待って貰えるかもしれない…という風に甘えた考えがちのタイプは そうそう簡単に自殺なんかしない。
むしろ、「大杉漣」が演じたタイプの様に 意地やプライドの強いタイプの方が「もう、完全にダメだ」と思ったらあっさり死を選ぶケースが少なく無かったなぁ…
で、このドラマには原作があるらしいが 私は未見だし、今後も読むつもりは無い。
というのは、最後まで見終えて タバコを吸いながら、
「さて、このドラマは何を描き、何を語りたかったのだろう?」
と、自分なりに考えてみたのだが それが何か今ひとつピンと来ないからだ。
不良債権処理の裏側を…という風に普通は受け取るのであろうけど、私にはあまりにもフィクション臭が強すぎる。
