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2009年02月16日

● バレンタイン草加煎餅2009(その2)


2月13日の深夜、というか2月14日の早朝と言うべきか…




いわゆる、草木も眠る丑三つ時…と言われる時間帯。


私は病院を抜け出して自宅に戻り、嫁や娘達が寝静まっているのを確認して 私は台所で物音を立てずにそっと作業をしていた。


実は、その前日の昼間 病院の事務長である二代目開業医の弟に


「文房具屋に行って硯と墨と小筆、それに巻紙を誰かに買って来させろ」


と、命じ 品物が届くやおもむろに硯で墨をすり、小筆で巻紙に一筆したためたものを2通書き上げておいたのだ。


文面は


 謹告

 この貯古齢糖を食せし者に一筆啓上仕る


 この貯古齢糖は何所にでもある貯古齢糖とは異なり、我が愛娘が丹精を込めて仕上げた物也

 故に、この貯古齢糖を不届き至極の心持ちにて食せし時は 如何なる不幸に見舞われようと仕方無し

 もし、この文を読みたる貴殿が このチョコを食せし者であるならば、速やかに我が面前に出頭し 愛娘に対して如何なる心持ちなるかを吐露すべしと警告する

 真剣なる御覚悟無き時は 当方、厳正なる態度と所作にて貴殿に対応する心づもり也


               この貯古齢糖を丹精を込めて仕上げた娘の父より


毎年、バレンタインの前日に 娘達は作った本命チョコを綺麗にラッピングして 当日の朝に出かけるまで冷蔵庫に保管する。


だから、私は そっと冷蔵庫からそれぞれのチョコを取り出して ラッピングを一度綺麗に剥がし、中に 上の様に認めた文をそっと仕込む… それが、今年のバレンタインの私の計画第1段階だった。


4匹いるウチの猫一匹が いつの間にか私のそばにやってきて、私が慎重にラッピングをはがしているのを興味津々と眺めていたが、やがて私のパジャマのズボンに手をかけて


「煮干しくれよぉ」


と、ねだりはじめる。


そして、いつの間にか その一匹目の声を聞きつけたのか他の3匹が順番に現れ


「旦那さん鰹節を一掴み 頼みます」


「御主人、出来れば 海苔を少しだけ…」


「オッサン、えびせん置いてってんかぁ」


気がつけば 猫4匹に囲まれて大騒ぎ状態。


すると、自動的に嫁が現れ…


「アナタ、何やってるの?

 あら、今年のイタズラはそれなの?

 毎年、毎年 よくやるわねぇ…

 病院のベッドの上で ずっと、そんな事ばかり考えてるわけぇ?」


ぶっきらぼうに言った。


「イタズラじゃねぇよ、親心だよ

 人生にはさ どんなハプニングが起こるか判らないじゃん

 だから、人生って面白いわけでしょ?」


私が嫁にそう言うと 嫁は


「アナタが自分でハプニング起こしてるだけでしょうに? 何、言ってんのよ

 ほどほどにしなさいよ、結局は アナタが娘達から怒られるのがオチなんだから」


と、つまらなそうに言い捨てると、興味なさそうに寝室へと戻っていった。


私は4匹の猫それぞれの要望に応えておとなしくさせると 手紙の仕込みを終え、ラッピングを元の状態に戻し そっと家を抜け出ると二代目開業医の病院の病室に戻ったのであった。


                                 (たぶん、その3に続く)





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コメント

ブタネコさんって・・・(^^;)

その3楽しみにしています^^

★ Nob さん

ども^^


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