● 百万円と苦虫女 DVD再見
映画「百万円と苦虫女」のDVDを入手したので再見した。

このDVDが発売されるのを 実は秘かに楽しみにしていた。^^

主演は「蒼井優」
主人公はバイト先の友人

「平岩紙」と共同で部屋を借りて親元から独立しようとするが、友人は主人公に内緒で その部屋に彼氏も一緒に住む事にしながら 引っ越し直前で彼氏と別れ、主人公とは見ず知らずの彼氏だけ同居する羽目に
そこで起きたトラブルがもとで主人公は逮捕され、家族から浮いてしまう…ってな感じで 主人公は「行く先々で100万円が貯まったら次の場所へ移動する」というマイルールを決め旅に出る。



動機やマイルールはともかくとして、彼女が旅先で出会う景色は旅好きの私には とても惹かれるものがあり、彼女が旅先で出会う理不尽には説得力のある現実を垣間見る。
私は この映画の監督である「タナダユキ」が描く映画が大好きだ。
(参考記事:「『タナダユキ』カテゴリ-」)
タナダユキが描く理不尽に いつも説得力を感じさせられ、それに苦しめられる主人公の姿を見ていると 記憶にある何人かの昔の人を思い出すからだ。
だから、タナダユキの映画を見終えた後は いつも、独特な懐かしさを感じ何とも言えない気持ちにして貰える。
この「百万円と苦虫女」のストーリーの もうひとつの肝は

ダメダメの姉に対して 妙にしっかりした弟。
大人びて、時には小生意気な事を言うわりに やはり、歳相応の子供な部分があり、ダメダメな姉の姿の中に憧れや尊敬を見出す。
そんな心の移ろいの描き方も タナダユキは実に巧く、


ワンポイントの登場である「江口のりこ」が担任教師役として弟が受ける理不尽を これまた巧く肉づけている。
主人公は映画の中の旅で 少なくとも3人の男から好意を寄せられる。
が、主人公は 少なくとも先の2人に対しては全く感心が無いかの如く その地を離れる。
しかし、3人目の男とは恋で結ばれる寸前に至りながら結局は擦れ違う。
この擦れ違う様の描き方も見事だったなぁ…


