● 警官の血
二日に分けて放送されたドラマ「警官の血」について前・後編合わせて語る。








よもや、「尾野真千子」の姿を拝めるとは思ってなかったので これは嬉しい誤算。
しかも、


「田中圭」まで拝め…

二人が恋人役とはね。^^




「貫地谷しほり」のナース姿も拝めたし、とりあえずは祝着至極。
内容的な事はともかく…

初代「江口洋介」

二代「吉岡秀隆」

三代「伊藤英明」
この親子三代の警察官を演じた3人のキャスティング 本当にこれで良かったのかね?
奇しくもフジ系で医者役を演じ それぞれ、なかなかハマっていたと思える3人
それが、今度は親子三代の警察官…
まぁ、特に初代と二代目を演じた二人の役者は芸達者だから それぞれの演技についてケチをつける気は無い。
私が言いたい事は「組み合わせ」という部分で 朝日系が他局の事まで気にする必要は無いと考えようが、見る側は朝日系だけを見ているわけでは無いのだから、間接的に派生する印象とかは考えないのかね?と 疑問を抱く。
ついでに言えば

「佐藤浩市」のマル暴刑事ってのも 現在公開中の映画との兼ね合いとかもね。^^
違った視点で言えば、椎名桔平より体格が良い江口が首の骨を折られるとか…、ラストの椎名桔平の老け具合とか…
なんか、ザラザラした違和感を覚えた。
さて…
内容に関して2日続けて全編を通して見た感想を述べようと思うのだが…

『戦後60年に渡る警官三代を描いた大河ミステリー』
ちょっと興味があって このドラマの公式サイトを覗いてみたら 上記のような能書きが書かれてあった。
古い言い方を用いれば、「ちゃんちゃらおかしい」
犯人は初めから判っており、謎解きの要素は何も無い。
なのに、ミステリーだと自ら呼ぶ、その厚顔さに呆れるばかりだ。
百歩譲って「警官三代を描いた大河」という部分は認めても良いとは思う。
けどね…
ネット上で見かけた毎日新聞系の記事を紹介してみるので御一読願いたい。
観たい:テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル「警官の血」
◇一家の光と影に「戦後」
親・子・孫と一家3代の物語を書けば時代の叙事詩となる。日本の戦後約60年は一体、どんな時代だったのか。3代続けて警察官となった男たちの光と影が、歴史の暗部を照らし、この国のゆがみを浮かび上がらせる。佐々木譲の長編ミステリー「警官の血」がドラマ化され、7、8日の2夜連続約5時間にわたり、午後9時からテレビ朝日系で放送される。【網谷隆司郎】
「私自身、この小説を書きながら、映像化は絶対無理と確信していた。60年にわたる男たちの地味な話なので。でも台本を読んでウオッと驚いた。原作のダイジェストでなく、原作のいいところを抽出して、3代の家族のドラマになっていた。厚みが増し説得力が加わった」と作家自身が語る。
■親子3代の正義
街の人たちを守る交番勤務を志し、正義を追求した安城家の親子3代の警察官の物語。戦前世代、団塊の世代、団塊ジュニアという位置づけで、多くの人が自分たちの家族の来し方と重ねて、60年の月日を振り返る仕掛けだ。
ドラマでは、江口洋介、吉岡秀隆、伊藤英明が3代をリレーする。
敗戦後、復員してきた男たちが食うための仕事として警察官を選ぶ。安城清二(江口)は愛される駐在さんとして東京・谷中で勤務していたが、近くの谷中天王寺の五重塔が炎上した際、謎の死を遂げた。同期で警視庁公安刑事のエリートとなった早瀬勇三(椎名桔平)が、その謎に深くかかわり、息子で2代目となる民雄(吉岡)、3代目の和也(伊藤)が父の、祖父の死の真相を早瀬から探ろうと暗闘が続く。
■昭和のにおい
原作を脚色しドラマの脚本も書いた鶴橋康夫監督が言う。「3代が生きた昭和のにおいを忠実に出そうとした。ところが東京には戦後がない。ロングで撮れるところがない。勢い、九州、四国、北海道などに戦後の面影のある建物や広場を探して足掛け3カ月、異例の全国各地での撮影となりました」
昭和のにおいは人物描写にも。3%しか生還しなかったというレイテ島派遣隊の生き残りである早瀬に戦争による深い心の傷を感じさせる一方、貧しい戦後社会でたくましく生きる男女の姿を生々しく描く。上野公園での男娼(だんしょう)、街娼といった戦後風俗が官能的に描写され、夫婦間の暴力やヤクザ社会の実態など、最近のテレビではとかく敬遠されがちな猥雑(わいざつ)で危ない場面が迫力ある映像で続く。鶴橋監督得意の情念世界、エロスと死がこれでもかというくらい展開される。
2代目警官の民雄は過激派学生集団にスパイとして潜入するため北大に入学させられ、赤軍派の革命運動を未然に阻止するが、友を裏切るスパイ行為が精神を切り刻む。
3代目警官の和也は、暴力団担当のベテラン刑事(佐藤浩市)の癒着を暴く内部スパイを命じられる。証拠をつかむためには手段を選ばぬ冷たい男になったが、鶴橋監督は原作にないクラブホステス(寺島しのぶ)を登場させ、和也との今後の仲を予感させる余韻ある終幕にした。
「このドラマは、小さな家族の大きな物語です。警官の血は日本人の血でもあるし、私の血でもある。それにしても、日本人というのは個人も国家も謝罪、謝るのが下手だなあ。戦地の極限状況で美少年に裏切られて殺してしまう経験を持つ早瀬に誰が謝ったか。あの戦争は侵略戦争でなかったという人物まで最近出てきたし」と鶴橋監督は、日本人の血に複雑な思いを吐露する。
木村佳乃、貫地谷しほり、栗山千明、奥田瑛二、榎木孝明、高橋克典、伊武雅刀、麻生祐未、浅田美代子ら150人もの俳優が出演する大河ミステリー。登場人物の誰かに自分と似た影を見いだすことができそうだ。
毎日新聞 2009年2月2日 東京夕刊
この記事を書いた人は 果たして、このドラマの映像を見たのであろうか?
映像は見ずに書いたのだとすれば天下の大新聞にはあるまじき行為だから、試写を見たのであろうと信じたい。
が、ちゃんと映像を見たのだとすれば 書いた内容の誤りに気づかないアホと罵る他無い。
何がどう誤っているのかは このドラマを見た人なら、一つならず気づかれているはずなので ここでいちいち指摘はせずにおくが、重要な事は上記引用の記事は2月2日付である事に注目して欲しい。
つまり、天下の毎日新聞は 放送の約1週間も前に大いなるネタバレをしでかしている…という点。
誰が犯人なのか? その動機は? 親切丁寧に御解説下さっている。
これは毎日系による朝日系への嫌がらせなのか? 思わず、そう思ってしまう程だ。^^
私は このドラマの原作を読んでいないので 原作に関わる事への感想や意見を述べる資格が無い。
ゆえに、以下に述べる事は あくまでも映像化されたドラマに限っての話なのだが…
原作者は上記引用の中で
「私自身、この小説を書きながら、映像化は絶対無理と確信していた。60年にわたる男たちの地味な話なので。でも台本を読んでウオッと驚いた。原作のダイジェストでなく、原作のいいところを抽出して、3代の家族のドラマになっていた。厚みが増し説得力が加わった」
と、述べたと記述されている。
だとすれば、原作は このドラマで描かれたものより「薄っぺら」で「説得力に欠ける」事を原作者が自ら認めている事になるわけで それならばそんな駄作を読む必要は無いと思う他無い。
