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2009年01月30日

● とある、ひと夏の経験(前編)


ふと、高校生の時の夏休みの想い出を思い出したので記しておこうと思う。




私達バイト学生が喫茶「職安」でバイトを始めて少し経った頃 運送屋のNさんが喫茶「職安」にバイト学生全員を集め、それぞれに紙とボールペンを渡して


「まぁ、これはアンケートだと思ってくれていいんだけど…

 その渡した紙に”今、オマエが金があったら欲しいモノ”とか、”やってみたい事”

 そういった希望や欲望を箇条書きで書き出せ


 この先、オマエ達はここで高額なバイト代を手にするんだから

 それをどう使うのか? どういう目的でバイトするのかを知りたいんだな


 それに、もしかしたら内容によっては 気が向いた常連の誰かが

 叶えてくれるかもしれないし…」


その時に 私が何を書いたのか、今では正確には覚えていない。


おぼろ気な記憶で言えば…


 ・中国、四国、九州を旅したい

 ・1万2千円(当時の値段)の1/200の戦艦大和のプラモデル

 ・プロの選手が使っていた硬式野球用のグローブ

 ・当時、発売されたばかりの自転車「ロードマン」


…たしか、そんな感じで20近い項目を書き出したはずだ。


Nさんはバイト学生全員が書き終わると その紙を集めて大きな茶封筒に入れ、


「まぁ、今後の参考にさせて貰うわ」


と、持って行った。


Nさんはとても記憶力の優れた人で その後、何かの折に


「そう言えば これ、@@が欲しいって言ってたよな?」


と、その時のアンケートに書いた物を 欲しがっていたバイト学生にプレゼントしてくれたものだ。




高校が夏休みに入る直前、喫茶「職安」の店内で 常連さん達やママが「2泊3日でキャンプに行こう」という話で盛り上がっていた。


それを耳にしたバイト学生の一人が


「いいすね、自分達も参加させてくださいよ」


と言ったところ


「おぉ、いいぞ オマエ達のぶんぐらいみんなで金を出してやるから 来い来い」


と、言う話になり 娯楽の少なかった私達バイト学生は全員がその話に飛びついた。


で、夏休みに入って間もないある日に 常連さん達の車にバイト学生が分乗して行った先が

北海道伊達市向有珠町 (Sorry, this address cannot be resolved.)

有珠町という北海道南部の場所(当時、札幌から車で2~3時間)


海水浴場の片隅に地元の漁協が主催のキャンプ場があり、軽く海で泳いだり 夜は海産物のバーベキュー 我々バイト学生は花火をしたり、1日目はのどかなキャンプだった。


で、2日目のから我々バイト学生は地獄を味わう事になる。


我々が聞いていた予定では そのまま有珠で2泊3日のはずだったのだが、2日目の早朝に起きると


「ハイ、テントを撤収して…」


と、常連さん達に命じられて片付けが終わると


「今日(2日目)は 支笏湖のキャンプ場に移動する事にしたから」


と、予定変更を告げられ 初日同様、常連さん達の車に分乗した私達。


車が動き出して30分ぐらいが過ぎ、ちょうど昭和新山の横辺りで


「よぉし、みんなで昭和新山をバックに記念撮影しよう」


と言う事で、皆が車から降りて写真を撮った。


すると…


Nさんがバイト学生を集めて


「ほい、じゃぁ オマエ達は余計な荷物をそれぞれのバックに入れて預けろよ

 その代わり、一人に一つずつ用意しておいたリュックをやるから好きなの持て


 リュックの中には水筒と昼飯、それとここから支笏湖のキャンプ場までは一本道なんだけど

 一応、念のため各自のリュックに地図を一枚ずつ入れてあるから」


と、ニコニコしながら平然と言う


バイト学生は意味がよく判らず、


「あのう? それって…」


「ん? だから、オマエ達はここから歩いて来い」


「ええっ!?」


呆然とする6人のバイト学生を意に介さず


「あ、それと これはサバイバルだから真っ先に支笏湖にたどり着いた奴には

 一人賞金1万円、辿り着けなくて脱落した奴には罰ゲームだからな


 必ず、絶対に歩いて来いよ 途中、ヒッチハイクとかした奴にはヤキ入れっからな」


そう言うと、本当に我々だけをその場に置き去りにしてしまったのだ。


我に返った私達は 6個あるリュックサックのひとつを取り、中を開けると たしかに、地図とバスタオルが一枚 それに懐中電灯とラジオ、あんパンとジャムパンがひとつずつ、それといつの間に覚えていたのか(たぶん、ママの仕業)それぞれが吸っていた銘柄のタバコが一箱とマッチ


で、異様だったのが おそらくは水筒のつもりなのであろう、水の入った一升瓶が1本ずつ入っていた。 

「これ、あのオッサン達、最初から計画してたな」


「あぁ、確信犯だ」


「なんで一升瓶?」


「知るかバカ」


「支笏湖のキャンプ場って ここから何km?」


後に「気の弱い弁護士」と呼ばれる一人が地図を見て


「40km弱だな」


「昔の人は 1時間で4km歩いたのが基準で一里なんだよな?」


「そうそう、…って事は10時間?」


「今、何時?」


「9時過ぎ」


「げっ 着くの夜の7時じゃん」


「それは昔の人なら…だろ? 今の人は話が別」


「でもよ、考えてみれば マラソンって42.195kmじゃん

 アベベなんて裸足で2時間ちょいで走ったぞ」


「だったら、オマエも裸足で走ってみろよ 2時間も走れば足の裏がマメだらけになっからよ」


そんな事をブツブツ言いながらも それぞれ、リュックをひとつずつ担ぐと誰とは無しに歩き始めた。


お駄賃

 気が向いたら…で結構です。^^;

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コメント

レンジャ~o(^▽^)o

どんな展開になるのやら?めちゃくちゃ後半が楽しみです!

★ Wen さん

ども


★ きーマン さん

楽しんで貰えるといいなぁ…


【※注意!!】

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