● 白夜行 DVD再見
どういう心の迷いか自分でも判らないがTVドラマ「白夜行」のDVDを一気に全巻再見してみた。

オンタイムでこのドラマを見ていた時、ずいぶんといろんな事があった。
早いものでそれから2年近くが過ぎ、そろそろ見てみるのもいいかなぁ…って感じで気が向いた。
まぁ、過ぎた話を今更、蒸し返してどうすんだ?という人も少なく無いのだが、2年という月日の中で いつのまにかその当時、自分が何をどう言っていたのかを棚に上げ 今では何事も無かったかの如く振る舞っていたり…
その当時、随分と御立派なことを申されていたくせに 舌の根も乾かぬうちに…、あぁ、2年もあれば舌の根ぐらい乾くか^^
が、まぁ そんな事はどうでもいい。

「田中幸太朗」

「小出恵介」

「田中圭」

「尾上寛之」
見直してあらためて思ったけど、若い俳優達がやっぱ良い仕事をしているなぁ…と感じ

「西田尚美」が、汚れ役を見事に演じたなぁ…と感心もした。
が、そんな彼らよりも つくづく思い知らされたのは



「福田麻由子」の凄さだ。
今でも充分に凄いと思ってはいるけれど あらためて白夜行を見るとどんな褒め言葉も陳腐に思え、「凄い」としか言い様が無い。
だから、そんな「福田麻由子」がメインとなっている第1話は いくつかの問題点はありながらもとてつもないクォリティの出来だと思のだが、その陰に隠れてしまったのか

「河合美智子」と

「平田満」という 二人のバイプレーヤーの存在であり、演技をあらためて私は讃えたい。
さて…
今回、あらためて見直して思った事は オンタイムでこのドラマを見ていた時に
「このドラマは全部直ぐには見ずに録画しておいて 最終回の後に一気に見るべきだったかもしれない」
と感じ、そう記事の中で述べた事がある。
で、今回DVDを一気見したわけだけど、実はこれがオンタイム後に初めて白夜行を再見したのでもある。
で、見直して思ったんだけど DVDの1巻目つまり、第1話はなかなか良い。
けど、2話・3話…と巻が進んでいくと オンタイムの時に感じなかったザラザラしたような違和感を覚えた。
結局、オンタイムの時は「この後、どうなるの?」とワクワクドキドキした気持ちが 些細な気になった点の総てを「きっと後半の為の布石(伏線)だろう」と好意的に受け止めていたからなんだろうと思う。
けど、オンタイムで一度最後まで見ちゃっているから そんな些細な事が余計にザラザラと気に障るんだな^^;
で、DVDを初めて見て気がついたのだけど…

上の画はDVD第1巻のメニュー画面なのだが、
「森下佳子(脚本)X石○PX平川…Dによる解説付き副音声」
いわゆる、コメンタリーがあるんだな(第1話のみ)
なので、そのコメンタリーを聞きながら第1話だけ3度目を見た。
私はセカチュー症候群を自認し公言している。
今でもTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」のDVDを見ると泣く以上、相変わらず病状は変わっていない。
だから、本来であれば「森下佳子」や「石○」に対して敬意を表すべきなんだろうと思った事もある。
が、この「白夜行」が放送される以前に名前を思い出したくもないクソドラマの関係で 少なくとも石○は罵倒の対象と化していたが、「森下佳子」に対しては敬意の対象だと思っていた。
ところがね… このコメンタリーを聞いて3人全部を罵倒の対象にすべきなんだなと心を入れ替える事にした。
興味のある方は 暇な時にこのコメンタリーを見るといい

上の画は第1話冒頭から約54分過ぎの場面である。
笹垣(武田鉄矢)から雪穂が「何の本を読んでるの?」と聞かれ「風と共に去りぬです」と応えるシーン
この時にコメンタリーで三人が交わす内容を聞いて私は唖然とした。
石○「知ってたんだね 笹垣さん、どう見たって風と共に去りぬを読んでる顔じゃ無いですよね」
(3人笑う)
森下「(雪穂が)小学校5年生で風と共に去りぬってのは 相当賢いですよね?」
石○「賢いです」
平川「(普通は)分かんないですよね」
おいおい、最終回のラストまで「風と共に去りぬ」を持ち込んで引っ張っておきながら 結局、それがどういう意味なのかをちゃんと描いてみせなかった制作者の台詞がそれか?と。
まぁ、そんなのはひとつの部分に関する事で、コメンタリー全体には 他にも数え切れないほど「え?」とか「なんだそれ?」と、耳を疑うコメントが沢山ある。
ゆえにある意味、オンタイム時に「白夜行」の最終回を見終えて感じたガッカリ感の理由を 私はそこに見つける事が出来、違った意味で安心した。
だから、今はハッキリと胸を張って「白夜行はクソドラマ」と言い切る。
